幸せや不幸の数は皆同じですか?
人間は生きていると、誰でも悲しい出来事や楽しい出来事を経験しますが、幸せや不幸は皆同じ数あるのでしょうか?
自分も含め周りを見ていても、悲しい出来事ばかり起きている人、人生上手く生きている人偏っているように感じます。
私はたいして長くは生きていませんが、過去を振り返っても良い人生だったとは思えません。
知り合いが「昔から運の悪かった人はいつか運気が上がってきて大きな幸せが待っている。昔から運が良かった人はいつか運気が下がってきて悲しいことがある」と言っていました。
でも私にはそうは思えません。
私は人の不幸は悲しいので昔から運が良かった人に不幸になって欲しいわけではありませんが、何も無かった私の未来に幸せがあるのか不安になります。
私は頑張っても頑張っても良いことが無かったように思います。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
事実は一事。そこに対して思ったことが思った数だけある。
そして悪く思えば悪く思った数だけ、その事が悪くなっていく。
良く思えばその事が良いものとして昇華されていくものです。
もともと良いことと変わることが先にあるんじゃないんです。
もともと、自分がそこに介入されていなければ、私にとっての良い悪いすらないのですから。
法話のネタでよく話す事なのですが、
「ダース」っていうチョコレートがあります。
「イイ事12個」が当時のキャッチフレーズでした。
ですが、悪いことを探してみますと、チョコって食べ過ぎると太る、ニキビができる、ハナ血ぶー、添加物まみれ、農薬摂取、保存料摂取、ハイカロリー、高脂血症、中毒性が強いカフェイン。
そう考えると悪いこと12個になる。
でもイイこと12個っていうことにもできるんです。
私が答えを言うのはカンタンなので考えてみてください。
これはもちろんチョコレートの事ではありません。
あなたが今日一日の出来事の良い面をどれだけ見つかれるかということなのです。
愛媛にはどれだけいいところがありますか?返信で教えてください。
あなたがあなたを好きになれるように祈っています。
幸せはどこにでも
質問拝見しました
他人の不幸を願わない心根はとても良いと思います。
幸と不幸の数は平等に決まっているのか?という質問ですが、平等に決まっていません。
どちらかと言うと不平等と映る事が大抵だと思います。
なぜかと言うと、それは人それぞれの因果によるからです。因果の因とは原因の事で、果とは結果の事です。
原因があって縁が生じ結果につながるので、他人と不幸の数を数えても同じにはなりません。
しかも現在と過去と未来が関わってくるので、なおのこと、ややこしくなります。
悪い事ばかりしているのに幸せをつかむ人は過去世に徳を積んで今はそれを消費しているので、未来世には不幸の方が多くなる。
反対に今は何をやっても不幸になる人は、過去世に不徳を積んでいたのでマイナスをプラスになるように努力をしている真っ最中と考える事ができます。
何やっても不幸なのだから何もしないと、投げ出してしまったら、いつまでもマイナスのままになってしまいます。
お経の中で仏様は私達に
「頑張っている人には、すぐ近くで見守り、行く道を示していますよ。」
と、書かれています。
ダメかもしれないけど、顔を上げて努力する人には自然と道は開け、幸せは自ずと訪れるものだと思います。
幸せは歩んだ先にどこにでもあるものではないでしょうか。
質問者からのお礼
丹下覚元さん、讃岐英昌さんご回答ありがとうございます。
丹下さん、私は元々ネガティブな性格なので、悪いことばかりに目が行ってしまっています。
普段から1日を振り返っても悲しかったことばかり出ている気がしました。
今日、自分がとった行動は正しかったのか、もっと、こうした方が良かったのかも等の後悔や心配ばかりをしてしまうところがあるので、良いことを見つけることを初めてみようと思います。
愛媛の良いところを考えてみましたが、悪いところは無いですが、良いところとは違うのかもしれませんが私の住んでるところは、田舎なので田舎が好きな私には合っているところだとは思います。他は何も出てきませんでした。
回答をみて、自分の直さないといけない部分に改めて気が付きました。ありがとうございました。
讃岐さん、やっぱり幸せは平等ではないのですね。
あの人はこんなに頑張ってるのに、どうして悪いことばかり?と思ってました。
自分も上手くいかず自暴自棄になってしまったこともあります。
「マイナスをプラスになるように努力をしている真っ只中」「頑張っている人には、すぐ近くで見守り、行く道を示している」と言う言葉を信じて、諦めずに頑張ってみます。
私の質問に優しい回答をくださる方がいることに感謝して頑張ります。
本当にありがとうございました。