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祖母の自死①

回答数回答 2
有り難し有り難し 18

先日、母方の祖母が自殺しました。祖父は私が中学生の時に亡くなり、一軒家から引っ越して私たちの家の近くのアパートで暮らしていました。
祖母はもともと閉鎖的な性格でした。もともと人付き合いが苦手な人だったそうです。
祖母はアパートの一階の部屋でしたが、半年ほど前からアパートの二階の住人に嫌がらせをされると言っていました。しかし、その内容は電波で攻撃をされて具合が悪くなるというような内容でした。現実的にあり得ません。二階にはいくつか部屋があるのに祖母は特定の男性に違いないと決めつけていました。物質的な嫌がらせなどはありません。母も「そんなことが普通の人にできるわけがない」と再三言っていました。しかし、祖母は「2階の住人のことを信じて、私の言うことを信じないのか」のようなニュアンスのことも母に言っていました。母がそんなに言うなら病院に行こうと言うと「頭のおかしい人だと思ってるのか?」と怒ったりもしていました。
母は祖母を耳鼻科に連れて行って耳の検査をしたり、メンタルクリニックにも一緒に行きました。そこでは簡単なテスト?のようなものをして認知症の初期症状がでていると言われて、脳神経外科にも行ってみることを勧められたそうです。母は一人っ子で祖母のためにできる限りを尽くそうとしていました。まずは地域の福祉センター?(介護の知識のある方)の相談しようとして祖母の家を尋ねてもらう予定を決めていました。祖母と母と福祉センターの方と三人で話す予定でした。

しかし、その面談は午後からを予定していたので母が当日に祖母がちゃんと覚えているか確認するために昼前に自宅に電話すると出ませんでした。祖母は朝早く起きて午後7時には寝るような生活をしてました。何度電話してもいないので母がアパートに行くと祖母は居ませんでした。最初は、面談を忘れて買い物にでも行っているのかと思い待ちました。しかし、暗くなっても祖母が帰らないので母は交番に行きました。すると、2日前に自殺をしていました。なにも持っていないため身元確認ができていませんでした。祖母は祖父が死んでから「早く私も向こうに行きたい」みたいなことを言っていました。
私は悲しくて仕方がありません。両親共働きで小さい頃よく祖母に面倒を見てもらいました。大好きでした。もう祖母に会えないことも信じられません。私は祖母になにもしてあげられませんでした。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お婆さまは浄土に還りました。

お婆さまの御往生
謹んでお悔やみ申し上げます。
何かできたかもしれない。
残念でならないお気持ちで、
いっぱいだと思います。
お気持ちは痛いほど、
わかります。
しかしお考えください。
お婆さまは痴呆が
進行していたと、
思われます。
衝動的に自死を
選ばれてしましました。

話を聞いてあげれば、
何かできることは、
なかったのだろうか?

どなたも毎日いきるのに、
精一杯です。
仕事、学校、家庭、
自分のことでいっぱいで、
たとえ身内と言えども、
人のお世話をするのは
大変です。

そんなことは、
長く生き抜いてこられた、
おばあちゃまご存知ですよ。
逆に迷惑かけてごめんね!
とお詫びされているように、
思えますよ。
目を閉じてみてください。
手を合わせてこちらを
拝んでいらっしゃる、
おばあちゃまが見えませんか?

どうかお互いに、
お許しになりませんか。

阿弥陀さまは、
とっくにみなさんを
お赦しされていますよ。
微笑まれています。

おばあちゃまへの御供養は、
あなたが気持ちを新たに、
しっかりと歩まれることです。

幸せになっください。
あなたの明るい笑顔が
何よりの御供養ですよ。
小さい時に
可愛いがったいただいた
その時の思い出は、
あなたにも、
おばあちゃまにも、
しっかりと残っていますよ。

おばあちゃまを
笑顔で喜ばせて
くださいな。

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有り難し
おきもち

浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向...
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辛いときは頑張らずに

お早う御座います。

祖母様に対する想いを受け取り致しました。祖母様も色々な要因から悩み、葛藤をされていたと思います。自殺される方は、生きよう、死のうとはざまで揺れ動き追い込まれた末に大切な命を絶とうと決めると思います。私自身もそうでした。

この私たちの生きる世界を、此岸(しがん)といいます。あの世を彼岸(ひがん)といいます。此岸で必死に冒険旅行と言う人生を歩み、たどり着くのが彼岸です。

祖母様も、彼岸に渡り様々な苦しみやしがらみなどから解放され、彼岸に残る家族やあなたの事を、自分をせめたりしないで・・笑顔で日々を過ごされることを願っていると思います。

残された私たちが出来ることは、辛い時は頑張らずに、泣きたいときは思い切り泣いて悲しむこと・・命の時間を大切に過ごして、いっぱい泣いたら笑顔になって頂きたいです。

後悔・・生きていれば、後悔も、辛い時も、苦しい時も沢山あります。

私たちは昨日でもない、明日でもない、この瞬間という今を生きています。今日がある事も、人として生まれて来れたことも奇跡だと思います。明日が来る保証もないのです。今日という日を、今を大切にあなたらしく、焦らずに、仕合せに人生を歩むことや、祖母様が出来なかった事・・・こんな事をしたかったんだろうな・・という事をしてあげて、今を生きて笑顔で過ごされる事が何よりものご供養です。

ゆっくり、焦らずに・・悲しみの中から元気なあなたにかえってください。

心から祖母様に・・

南無大師遍照金剛

合掌

辛い時、苦しい時、いつでもここに来てください。

あなたらしく希望ある人生と言う冒険旅行を仕合せに歩めますように。

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有り難し
おきもち

永寛
皆様、初めまして。ストレスの多い現代・・お寺とはご葬儀や法事のみではなく、...
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質問者からのお礼

お礼が遅くなり申し訳ありません。祖母の死から3ヶ月が経ち、まだつらいですが家族と共に前を向いて生きていこうとおもいます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ