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弟との関係

回答数回答 4
有り難し有り難し 33

私には2つ年下の弟がいます。
弟は30歳独身です。
弟は、高校卒業すると家を出て、自活するようになり、その後は1~2年に1回、帰ってくるかどうか。
両親も寂しがっているのですが、電話1本かけてきません。
別に家族が嫌いなわけではないようですが、何故か家にいつきません。
私も弟ともう少し会ったり、話をしたりしたいと思うのですが、どうすれば良いのでしょう?


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

鳥でいう所の巣立ち

おめでとうございます。それはいわゆる巣立ちです。
およそ男子たるもの1回~6回は家出するものです。
あなたの弟さんは今③です。順調です。立派です。一生懸命社会の中で奮闘中です。
時々励ましメールを送ってあげてください。
以下、男子の家出、参考まで。
①「オラ、こんな家イヤだ」いわゆる家出
②「オラ、学校さ行くだ」下宿1
③「オラこんな村嫌だ、東京サ行くだ(ヨシイクゾ‐)」下宿2
④「オラ、嫁と暮らすだ」結婚して家を出る
⑤「オラ、ソチ(妻)が恐ロシアで家に居れんぴっくだ」夫婦関係の危機
⑥「オラ、仏の道歩むだ」そりゃ出家だ
メッセージは送り続けることです。
相手が受け止めようが、受け止めまいが、あなたの気持ちは送ってあげてください。
表面的には反応が無いようにみえてもちゃんと効いているものです。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

自立した大人

私も実家とはそんな関係でした。
別に嫌いというわけではありません。
弟さんは一人で自立した生活を楽しんでいると思います。
あまり親から連絡されると逆に干渉されているようで好きではありません。
あやさんが話をしたいのなら自分から連絡すれば良いのではないでしょうか。

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有り難し
おきもち

50代、妻と娘2人。 若い頃はタイやインドなどアジアを中心に10年程旅行をしていました。 輪廻という観点から考えて回答しています。

はしか

あやさん
今度は弟さんのことでのご質問ですね。

ええと、それは「はしか」のようなものです。
男はだいたいそのようなものです。

私も20代前半の時、突然家から離れた場所に仕事を決め、家を出ました。
家を出る必要は何もなかったのですが、とにかく家を離れたかったのです。

最近(現在40歳ですから、20年近く経っています)家族と話し、その時母や叔母がどんなに驚き悲しんだか聞かされ、ものすごく申し訳ない気持ちになりました。

でも私は家を離れたことにより、それまで当たり前だと思っていた、明かりのついた家、温かい食事、畳まれた洗濯物、すべてが有り難いものだったと気付くことができました。実家で暮らしていたら、今でも気付いていなかったかもしれません。

今、実家に行くと年を重ねた母の買い物に付き合い、足もとが少しあぶなっかしくなった母と手をつないで歩くこともあります。20代、30代だったら恥ずかしくてできなかったでしょうね。

弟さんもアラフォーになったら変化してくるかもしれませんよ。

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有り難し
おきもち

横浜市神奈川区で、新しく小さなお寺を営んでいます。 仏教の教え・浄土真宗の教えが好きで、それを人に伝えたいと思い、自宅で法話会を始めてご縁の輪が広がりました。
相談の日程や時間はご相談ください。

そんなものです

女性には理解し難いと思いますが、男性はそんなものです。
私も、家族と特に話しません。
弟さんは、弟さんなりにご実家の存在を安心して居るのだと思います。だからこそ、自分が帰らなくても大丈夫だと思って居るのだと思います。
それだけご実家が素晴らしい家族なのだと思ってください。
安心して任せられる兄弟と両親の存在が弟さんを安心して帰らなくても大丈夫にしているのだと思いますので、そのままで良いと思います。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

ありがとうございます。
そういうものなのですね。
考え方を変えて、接していこうと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ