なぜ趣味に優劣をつけるのですか?
私は趣味として大学の部活で楽器の演奏をしています。
趣味とはいっても真面目にやっていますし、プロの演奏家に弟子入りしてプロ級の腕をつけようと日々頑張っています。
部活内の後輩や同期も同様に日々頑張っていますし、定期的にプロを輩出するくらいにはしっかりと活動しているつもりです。
しかしそんな中、後輩がご両親から「音楽なんぞに現を抜かしやがって、もう少しまともなことをする気にはなれんのか。そんな部活なんかなんの役にもたたん」と言われたそうです。その後輩から直接聞いたのですが、ご両親は普段からも「役立たず」「穀潰し」などの暴言もあびせるようです。
そのような方ですからなかなか接するのは難しいとは思いますが
個人の趣味にとやかく言われる筋合いはありませんし、優劣をつけるような発想も理解できません。我が子の人格否定をするような物言いも腹が立ちますしもうなんなんだと怒りやら悲しさやら様々な感情がうごめいています。
その後輩も「私だけならともかく、私が尊敬する先輩や、部活や、皆が否定されるのは辛い、我慢できない」と号泣していました。
こういった人たちはなぜ趣味に優劣をつけるのでしょうか
なぜ人格否定にまで至るような浅い考えしかできないのでしょうか
私は赤の他人ですが、その子にすれば実の親です。
他人として、子として、こういった人たちから自分の人格を守りながら生活する知恵はないものでしょうか?
質問が散らかってしまって申し訳ありませんがなにかヒントになるようなことでもいただければ幸いです。よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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音楽を馬鹿にされる事は絶対に許さない!
やまさんへ
音楽最高ですやん(^^)
私も中学高校に吹奏楽部に所属し、日々普門館(吹奏楽の甲子園)を目指していた日が懐かしいです。その時期に流した汗と涙の経験が今日の私を支えていますし、その時代を共にした仲間とは、この年齢になっても今も尚、付き合いが続いております。
でもその一方で、値段が高い楽器を購入するのに、遠征費、合宿代金・・・親のスネを相当囓ったとも思います。今となっては、改めて親に感謝しております。
後輩さんが音楽を続けられる事は、今後の人生に決して無駄にならないと私は思います。
なので、後輩さんもいつまでも子供ではないと思いますので、これを機に、親離れの意味も込めて親を見返すつもりで、頑張らなければならないのでしょうね。
例えば、「良い友達と付き合ってるな〜」とか「音楽を始めて変わったな〜」とか「音楽を始めてから親を大事にするようになったな〜」とか・・・
「音楽なんぞに現を抜かしやがって、もう少しまともなことをする気にはなれんのか。そんな部活なんかなんの役にもたたん」「役立たず」「穀潰し」と言われない為にも・・・
音楽に人生を作ってもらった私としては、音楽を馬鹿にされる事は絶対に許さない!
コスパが気になる親なのかも
コストパフォーマンス、プロになりやすさ、などがその親御さんの判断基準かもしれませんね。
要は、子供に「こうなって欲しい」理想と、「こうはなって欲しくない」最悪の想定とがあって、怒りの原因になるのです。
音楽で就職に役立つなら文句は言われないかもしれません。
大学には何百万も学費がかかります。そこで、まったくお金を産まない趣味に没頭されては、親の立場ならイライラする気持ちもわかります。
たとえば、最悪なのは、音楽でプロを目指したがプロになれず就職もできず、という結果かもしれません。
親としては、勝手に最悪のシナリオを想像して怒りたくなる場合もあります。
学費を出してもらってるという謙虚な態度も必要かもしれません。
バイトもしたほうがよいでしょう。
プロとして食えるのは極少数の「狭き門」
グラミー賞が発表されましたね。でも、ミュージシャン全体の中でこの栄光の場に立てるのはほんの一握り。ジャンルは限定されますが、音大を卒業しても音楽家として生計を立てられるのも、少数です。
私は大学生の子供が居ります。授業料を出してあげている父親の立場から見れば、「役立たず」「穀潰し」と言った父親に共感してしまいます。私だって音楽は好きですし、素晴らしいミュージシャンには敬意を表してます。その父親だって決して音楽そのものを否定している訳ではないと思います。ミュージシャンとなる夢を追い続けることは素晴らしいことかもしれません。成功すればいいですが、成功するとは限りません。仮にプロのニュージシャンになれたとしても、長期間活躍できる保証はどこにもありません。そういうことを心配する気持ちが「役立たず」「穀潰し」という表現になったのだと思います。
一番良い方法は、学業と音楽の両方で好結果を出すことです。言葉で書くのは簡単ですが、非常に難しいことですよね。北山修や小椋桂のように、両方で結果を出せる人はそうそういないでしょう。
取りあえずは、学業もそこそこきちんとやりましょう。単位をきちんと取ってそこそこの成績を残しましょう。学費を出している親を安心させられるくらいの度量を見せましょう。
質問者からのお礼
皆様回答頂きありがとうございます。
どうやら私が熱くなってしまっていたようで、物事を俯瞰で見られていなかったのだと思います。また、私の両親は「やりたいことなら全力でやりなさい」と支えてくれるタイプの人だったのでその後輩の親がとても悪く見えてしまったのかも知れません。
今一度よく考えてこの一連の出来事をちゃんと眺めてみようと思います。ありがとうございました。