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親友と縁を切ったが正しかったのか?

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こんにちは。
最近、学生時代から数年の付き合いのある親友と縁を切りました。

親友とは今まで本当に仲良くしてきて、旅行やドライブ、ツーリングにも行きました。
しかしこれまで何度か、私の気持ちの中で、正直関るのをやめようかと思ったことが何度かありました。理由は親友の性格で、親友は良く言えば優しい性格ですが、悪く言うと八方美人で意志や言動がはっきりしない、こうしたいなど自分の気持ちを言えない、はっきり言わないので本音が分からず中途半端という感じです。
本人はこれまで、他の人に対してですが初めはすごく優しくしていたのに、段々と嫌気がさしたら関わらなくなったといったこともありました。おそらくは段々とストレスをためて、忍耐の尾が切れたのだと思います。

私自身は正反対の性格で、竹を割ったような性格と言われます。
どういう風に言おうかと相手を傷つけないレベルで考え、できるだけ自分の意見は言うようにしています。
そういった性格の違いもあり、面倒に思えてきて、関わるのをやめようと思ったこともありましたが、性格の違いは仕方のないことなので、気にしないようにしてきました。

そんな中で、最近、ちょっとした口論になり、そろそろ潮時かと思い、もう関わらないほうが良いのかも…と思い、縁を切りました。
口論の理由は、ツーリングの行き先を決めるのに、本人が言うべきことを言わなかったからです。当時、ツーリング先など調べたり計画を考えるのは私になっていましたが、本人は金欠ぎみだった様で、そのことを後になって言われたので、なんでそんな大事なことを先に言わなかったのかと問いかけたのがきっかけで、本人からは、「そうやってきれられると行く気がなくなるから今回は無しにしましょう。」と返されました。(これって私が悪いんでしょうか…?)

その瞬間に、私は本人と関わることに疲れを感じ、これまで何度も同じように思うことがありましたので、そのときを持って縁を切りました。

私の性格が悪いのかと思うと自信もなくしますし、どうすればよかったのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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人格の成長のタイミングが合わなかったのでは

こんにちは、はじめまして。

長年のご友人との関係に胸を痛めていらっしゃいますね。
ご性格が反対でも、お付き合いをされていたのには様々に魅力(「優しい性格」など)があったのでしょう。縁を切ることになったのは残念でしょう。

ご自身が「竹を割ったような性格」なのに対し、ご友人は「八方美人で意志や言動がはっきりしない」とのことですね。私は、ご友人が「段々とストレスをためて、忍耐の尾が切れた」ということもあるでしょうが、ご友人なりに「どういう風に言おうかと相手を傷つけないレベルで考え、できるだけ自分の意見」を言うように変化してきたからではないかと思います。その意味では、あなたにいい意味で影響されたのかもしれませんし、自分の実生活で自分の意見がハッキリしないことの実害を経験して教訓を得たという事かもしれません。

ただ、その変化の仕方が中途半端で、意思をハッキリするタイミングが遅かったため、「なんでそんな大事なことを先に言わなかったのか」ということをあなたが感じずにはおれないことになったのでしょう。

お友達は、これから人格的に成長の過程にあるのかもしれません。そして、あなたとはたまたまその成長のタイミングが合わなかったということで、これはこれでご縁が無かった、とご納得されてはいかがですか。決して、あなたの性格が悪いという事ではありません。ご縁が無かったのです。

もし、私が申したところがあなたの参考になって、友達とやり直せればそれでいいでしょう。また、ご縁が無かったと諦めるのも、どちらでも私はベストではないにしろ、ベターな選択に成ると思います。

ご参考になれば。
では。

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おきもち

浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布教研究専従職員 元龍谷大学講師 元篤志面接委員(法務省管轄) 真宗学修士、心理学学士 Fmみっきい(地元ラジオ局)出演中 趣味:サックス 2019年末頃から回答しています
応談できる時間帯は、その日によって違いますのでお確かめ下さい。 月曜日〜金曜日(祝日除く)13時〜21時 土曜、日曜、祝日 18時〜21時 お盆(8月1日〜15日)、お彼岸は対応できません。

縁が無かったのです

性格の違いは仕方ないですね。人は千差万別ですから、合わせて生きていくものです。すり合わせというか。ただあまりに我慢できなくなったらきっぱり縁を切るべきです。大事なのは自分なので、自分を責めないで下さい。私も3回も絶縁されています。あなたのケースだと選択を相手に任せてなんでもいいよと言いながら選択結果に文句を言うタイプだったんですよね。あなたは疲れてしまったんです。水と油も酢や卵を入れればドレッシングやマヨネーズになります。信頼関係が崩れてしまったら、水と油は分離するしかないわけです。覆水盆に返らずです。また友達とつるんでいた楽しい記憶が、自分を後悔させるわけですよね。Time goes byで、時の過ぎゆくままにです。幸せな記憶は時が思い出に変えてくれますから。

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個別相談可能
浄土宗僧侶です。 寺に生を受け、小学校5年で、得度(お坊さんになる儀式)、その後宗門大学(浄土宗の僧侶養成機関)である大正大学佛教学部で学び加行(住職修行)を得るための修行)を受け浄土宗教師(浄土宗の正式なお坊さんとしての、住職資格)を取った後、某寺に入寺、京都の大本山黒谷金戎光明寺内にある浄土宗教師修練道場(浄土宗教師が更に1年間研鑽を務める場)にて1年間修行研鑽、その後も研鑽を続け、教学(浄土宗を中心とした仏教の教え)・法式(お経のあげ方・儀礼)・詠唱(ご詠歌・和讃)・布教(教えの伝え方)・雅楽の研鑽を積んでいます。 がしかし、もともと小学校時代から精神疾患で、大学で精神科初診、20代は通院しながら、学業・修行・僧職を勤めていましたが、30代で仕事と結婚のストレスがさらにかかり、大きく心身の体調を崩して入院して以来、寺は休職しています。そして、今は寺を離れ草庵に暮らしています。 2003年に大きく体調を崩して、入院以来入退院を23回繰り返しています。40代過ぎから、徐々に精神的に安定し、50代手前の最近少しバイトが出来るようになりました。デイケア、障害者職業訓練、B型就労支援事業所とステップアップし、単発派遣から初めて、バイトで、2社に勤めて、体調悪化で入院してこの2社をやめて、今は3社目のアルバイトをしています。その中で得られた人間的成長の気づきもフィードバックしていきたいと思います。 精神障害2級の統合失調症・双極性障害・不眠症持ちです。 こんな私ですが、どうぞよろしくお願いいたします。 連絡先は、blister55.takahiro@gmail.com
対応できる時間は昼間です。音声のみにてお願いいたします。体調などにより対応できない場合もあります。専門分野は精神疾患・恋愛・人生・仕事・浄土教などです。よろしくお願いします。

質問者からのお礼

ご理解とご返答いただき、ありがとうございました。
本人とは学びや遊びもたくさん共にした仲でしたので、このような形になってしまって悲しくも思いますが、後悔はしていません。
私自身もどこかで、本人との合わない部分に気付きつつも我慢したことで、疲れてたのかなと思います。
縁がなかったからこそ、いずれとしてこのような結果に導かれたのだと思います。気持ちがすっきりしました。ありがとうございました。

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