母の死から立ち直れず生きる意味がない
母の死から立ち直れずもうすぐ49日ですが、涙ばかりです。仕事はしていますが、つらいです。生きている意味が分からず、早く死にたいと思うばかり。今死んだら母に追いつけるかもと思います。周りからの励ましも空虚に思えます。生きることがつらいです。明日死んでいたらいいのにとかばかり…。母は逆に悲しむかなと思いますが、でも暗い方に暗い方に考え夜中に何度も起きます。
どうしたらよいでしょうか。母と話がしたくてしたくて、でもできない。心が張り裂けそうです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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風の電話
こんばんは。亀山純史と申します。
お母様がお亡くなりになり、心中お察し申し上げます。もうすぐ、四十九日とのことですが、最愛の人の死を前にしては、まだまだ気持ちの整理がつかない時期です。
ところで、お母様とお話が出来たとしたら、どのようなお話をしたいですか。そしてその中で、お母様はどんな言葉を返してくれると思いますか。最愛の人が亡くなれば、誰しもが答えは返ってこないのに、毎日、そして何度も故人に話しかけるものです。返事は返ってこなくても話しかける、このことが遺された方にとっては、とても大切なことなんだと思っています。
岩手県大槌町には「風の電話」と呼ばれる電話があります。聞いたことありますか?もともとは、佐々木格(いたる)さんという方が亡くなった従兄ともう一度話したい、という思いからはじめたのが、風の電話の始まりなそうです。そしてその電話は、東日本大震災で生存した被災者が、震災で死別した家族への想いを風に乗せて伝えられるようにと、敷地を整備するなどして一般にも公開するようになりました。これまで3万人以上の方が利用したとのことです。
その電話がある電話ボックス内には、電話線が繋がっていないダイヤル式の黒電話とノートが1冊置かれていて、来訪者は電話で亡き人に思いを伝えたり、ノートに気持ちを記載したりできます。電話機の横には「風の電話は心で話します 静かに目を閉じ 耳を澄ましてください 風の音が又は浪の音が 或いは小鳥のさえずりが聞こえたなら あなたの想いを伝えて下さい」と記されているそうです。
このように多くの人が、亡き人との悲しみを癒す手立てとして、亡き人への問いかけ、話しかけをしています。当然、亡き人からの返事はありません。でも、問いかけ、話しかけを通して、そこに亡き人は戻ってきてくれるのでしょう。
『人は去っても その人のほほえみは 去らない
人は去っても その人のことばは 去らない
人は去っても その人のぬくもりは 去らない
人は去っても 拝む掌(て)の中に 帰ってくる』
これは私の大好きな詩で、中西智海さんという和上さまがお詠みになったものです。お母様は、いつもあなたのそばにお戻りになっています。手を合わせるところに、お母様はお戻りになってきているのです。
生きる意味
悩める子羊さんこんばんは。
拝見させて頂きました。
お母さまとのお別れ、とてもお辛い気持ちが私にも伝わってきます。
とても素敵なお母さまだったのですね。
あなたが今自ら命を絶ってもお母さまに追いつけるかどうか、それは私には分かりません。
ただおそらくあなたの考えるようにお母さまは悲しまれるのではないかと思います。
そんなに直ぐに立ち直らなくても大丈夫ですからね。
空虚な励ましに聞こえるかもしれませんが今はゆっくり傷を癒してください。
曹洞宗では100ヶ日が卒哭忌と言って悲しみを卒業する目安だと言いますが。勿論人それぞれです。
>母と話がしたくてしたくて、でもできない。
御位牌はありますが?どうか手を合わせて下さい。
無ければ空に向かってでも構いません。
手を合わせてお母さまに問いかけてみて下さい。
お母さまはどんな言葉をかけてくれますか?
お母さまはどんな表情をされていますか?
今は沢山思い出して上げて下さい。
悲しんであげて下さい。
それもまたあなたのお母さまの生きた証です。
そしてお母さまの生きた証があなたの生きる意味の一つではないでしょうか?
質問者からのお礼
ご多忙のところありがとうございました。すぐにご回答いただき、自分はひとり暗いところに取り残された気分でおりましたが、一人ではないのだと光がさしたように思えました。本当にありがとうございました。心のよりどころができました。
母の百か日も無事終わり、毎日毎日コロナで大変な日はすごしておりますが、中西智海和上さまがお詠みになられたお言葉を心の中でくりかえしております。また100ヶ日が卒哭忌とも教えて頂きました。まさしくそうだなと感じております。100日を過ぎたあたりから涙があふれることが少なくなり、生きることに消極的になることがなくなってきました。本当に私をお助けいただきました。ありがとうございました。かなりったてからですが、どうしてもお伝えしたくてかかせていtだきました。