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母親の死について

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有り難し有り難し 14

昨年末に母親が亡くなりました。最初、父親から連絡がありまず噓だと叫び号泣しました。兎に角信じられず現在も受け入れられず何処かで生きてるんじゃないかと思ってます。正直自分も母親の後を追うと真剣に考えましたけど、何とか踏み止まりました。それからは虚脱感、脱力感、後悔の念ばかりです。母は兎に角昔から頑張り屋で自分が物心付いた時には病室に居た記憶が多いです。癌も患い子宮癌に甲状腺癌と最後は腎臓の透析をしてまして、夜中に大動脈解離で手術は無理という事で亡くなりました。自分と両親は離れて住んでまして私は長野、両親は千葉でして元々母は長野の出身で2年程前には両親は長野に住んでたのですが事情があり弟夫婦と住む事になりました。事情と言うのは、私は長男ですが昔からだらしなく弟の方がしっかり者で兄貴にはこれからの両親面倒は無理と判断したのでしょう、自分が引き取ると言う形になりました。本当に恥ずかしく、情けなく思います。話が逸れましたが私は母ととても仲が良くて買い物や色々と良く出掛けました。他人から見たらマザコンです。兎に角、父も母も弟も皆負けず嫌いで頑張り屋で努力家で自分は皆と正反対の性格で一言で駄目人間です。でもそんな自分にいつも皆は優しく特に両親には一生頭が上がらないです。だからこれから頑張って親孝行したかった。。特に母にはしたかったです。。その矢先に母が亡くなり自分を恨みました。生きてる時に何で何でと思いましたが、親孝行したい時親はなしと言いますが本当にその通りです。今は無念で何かあれば何処でも涙が出て辛いです。今も母の思い出の中で生きてる感じです。人間はいつかは旅立ちますのはわかってますがあの頑張り屋の母がと思うと寂しい悲しい空しい悔しいです。母ではなく自分が代わりにと思いました。後から家族から聞いた話で亡くなる前は私の名前を何度も連呼してたと聞き心が痛くなりました。結局離れて暮らしてからは電話では話たけど合いには一度も行かなかったです。母は痛いし辛かったのを我慢して頑張ってました。本当に辛いです。死にたいと思いますが正直怖いです。私はこれからずっと母の思い出の中で生きてくのでしょうか?どうぞ何卒下らな事ですがご回答の程宜しくお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたはあなたらしく生きて見ませんか?

初めまして、お早う御座います。

私も、30代前半に妻を看取り、その後に祖母、父と看取りました。同じように親孝行をしたいと思った時には親はいないもんだよ・・と、父が言った後に、立派とかそういう事ではなく、元気で笑顔で暮らしている事。それが一番嬉しい・・そう言っておりました。

人は亡くなったら終わりではありません。霊魂は生前愛した人の心にスッと入って、共に”命の時間”を過ごします。我慢せずに泣いて思って、共に過ごして下さい。お互いに、もう大丈夫。そう思った時に、それぞれの新たな人生を歩み始めます。それが四十九日ではないのか・・私が体験をしてそう感じ思った事です。

残された私たちを悲しんで生きる姿を、彼岸(あの世)にいる方々は望んではいません。笑顔で過ごす事が何よりものご供養だと思います。

私たちの身体には、何百年と続くご先祖さまや父母の願いや想いが沢山込めれれています。生まれた日や時間という宿命は変えられませんが、運命や人生はいくらでも変えられます。これでもか、これでもか!と散々に苦しみ命を絶とうとした事もありました。今、時空を超えて様々な答えが現れています。

あなたが生きる意味なども、必ず時や季節が移り変わるように苦しみも辛さも留まる事はなく、動きだし答えが必ずわかる時が来ます。

結果を焦らずに求めず、枠にはまらずに、あなたにはあなたの”良さ”が必ずあります。あなたらしく、過去でもない、明日でもない、この瞬間と言う二度とない奇跡の一日を過ごして見ませんか?

お遍路さまの背に書いてある、同行二人(どうぎょうににん)とは弘法大師さまと共に巡礼をさせて頂くという事と同じく、あなたと一緒にお母さまも人生と言う冒険旅行を同行二人として歩んで行って頂けると思います。

純粋な祈りは必ず届きます。そして、いつかお互いが、もう大丈夫・・そう思った時、手を合わせればスッと隣に来て、手を合わせるあなたの姿に微笑んで応えてくれます。

頑張ろうとすると心が疲れてしまいます。全てに当てはまること、”ほどほど”が丁度いいのです。

あなたらしく人生と言う冒険旅行を仕合せに歩めますように、心からお祈り致しております。

亡きお母さまに心から・・・

南無大師遍照金剛

合掌

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質問者からのお礼

お忙しい中わざわざご返信ありがとうございました。大変心が温まるお言葉で身にしみました。母は私といつも一緒にいるので、余り母を心配させない様に自分らしくあがいて、もがいて行こうと思います。お坊様からのお言葉を胸に刻んで生きて行ければと思います。本当に本当にありがたきお言葉ありがとうございました。

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