優しい人とは
世の中には優しい人はたくさんいると思いますが、ほとんどの人が「優しい人と思われたい人」のように感じてしまいます。
優しさには本当は裏があって、何か他に目的があって、ただその人が自己満足を感じたいだけなのではないか?相手のことを考えているようで、本当は自分のことしか考えていない、優しさを武器に利用して、自分の損得しか考えていないのではないか?と思ってしまいます。
だからほとんどの優しい人は、その人の裏に隠されている本当の目的や欲望が思い通りになると、急に傷つけたり裏切ったりするのではないかと思います。
私の考え方は偏り過ぎだと自分でも分かっています。
でも、人をどうしても信用できないんです…怖いんです。
もうよく分からなくなってしまいました…
何かアドバイスをいただけないでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなた自身からわきでる慈悲の心
mamiさま
本当の優しい人。それは見返りを期待せず、ただ、その人のためを思って行動できる人でしょう。そこに損得もなく。
しかしそれを見極める必要もありません。相手がもし騙そうとしていても、あなたが疑うことなく、その人のことを思い、行動できていればそれでいいのでしょう。
あなたの中に損得で物事を見るところがあり、騙されたくない騙されたら損をするというおもいが前に出てくるのでしょう。だからこそ優しさを人に求める。
優しさは人に求めるのではなく、あなた自身が優しくなるのです。つまり慈悲の心です。相手の幸せのために尽くすことができるということでしょう。
もちろんあからさまな詐欺師に進んで引っかかるようなことではないですが(^^)そこはお気を付けくださいね。
心にバリアを張っていませんか?
こんばんは。
質問を拝見して、mamiさんは思いっきり防衛線を張っている人だなとお察しします。
本当は人の優しさを信じたいけどそれができない。裏切られることが怖くて、先に自分から他人に対して「信じられない人だ」とレッテルを貼って避けてきたのではないでしょうか。
プロフィールも拝見しましたが、今まで幸せと思える瞬間が少なく辛い毎日を送ってこられてたのではないかとお見受け致します。
他人はいつか裏切るものだと思う事で自分を護ってきた自分が自分の中にいませんか?
その自分はmamiさんが今まで生きて行くために、自分を護るために必要だったmamiさんの心の一部だと思うのです。
まずはその心に対して、「もうそんな風に思わなくても大丈夫だよ。今までがんばって外敵を近づけないようにがんばってきてくれてありがとうね」と自分に優しくなってみて下さい。
自分自身を安心させることができて初めて本当に他人の優しさを感じることが出来ると思いますよ。
誰にでも優しい人は…
質問拝見しました
中学生の頃に読んだ本の中に、「誰にでも優しい人は自分に一番優しい。」と言うのがあって、私もなんとなくその様に思っています。
しかし、本当の優しさは相手が苦難にあっている時にハッキリ出ます。
大変な時に知らん顔して、普通の状態に戻ったら、また近寄ってくる様な人は「自分に優しい人」だと思います。
辛い時に何者も恐れず叱咤激励してくれる様な人が本当に優しい人ではないでしょうか。
その時は嫌われるかも知れないし、疎まれるかも知れないし。それで友達関係が崩れてしまうかもしれないけど、大事なことを言ってくれる。
この様な人は優しいと思う。
僧侶の世界でも、失敗して怒ってくれる先輩がいる反面、大体の人はその場では無かった事にしてくれます。
どちらが本当に優しいでしょうか?
先ずは自分が優しい人になる様に努力してみてください。
質問者からのお礼
邦元さま
回答ありがとうございます。
私は過去に上司から酷いセクハラを受けていました。
そのセクハラから私を助けてくれた違う上司から、更に酷いセクハラを受けました。
それ以外にも同じようなことを経験してしまい、人間不信になってしまいました…
優しさを求めているのではなく、ただ人と関わるのが怖いだけなのかもしれません…
讃岐英昌さま
回答ありがとうございます。
私が伝えたかった気持ちを読み取っていただき、とても嬉しかったです。
私は、誰からも「優しい人、良い人」と思われている人たちから、陰でたくさん傷つけられてきました。
そのことを誰にも相談できず苦しみました…
「誰にでも優しい人は自分に一番優しい」
その通りだと思いました。
何事にも叱咤激励してくれる人が本当の優しい人…心に響きました。
とても気持ちが楽になりました。
私も本当の優しい人になりたいです。
なれるよう努力します。
ありがとうございました。
関本和弘さま
回答ありがとうございます。
ご指摘の通り、ずっと心にバリアを張って生きてきたと思います…人を信じたくても、信じるのが怖かったんです…
バリアを張らないと、自分が保てなかったんだと思います。
でも、それはそれでとても辛かったです…
「自分の心に、自分に優しくなってみてください」という優しい言葉をかけていただき、涙が止まらなくなりました。
ずっと力が入りっぱなしだった状態が、一気に力が抜けたような…そんな気持ちです。
とても、とても救われました。
ありがとうございました。