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人間関係の不安と僧侶の仕事

回答数回答 1
有り難し有り難し 25

相談を開いていただき、ありがとうございます。
初めて質問させて頂く者です。
私は真言宗の僧侶になりたいと考えていますが、すでに年齢も40歳を超えています。
背景は、地方におり、経済的に豊かではなく、働かずに4年大学に入学し直すのは難しい状態です。
信仰は、親族の友人から親が紹介を受け、師僧について幼い頃から滝行や読経を行ってきましたが、出家を決意した時に師が僧侶ではなく拝み屋さんであることがわかり、師僧を探し直す必要が生じました。
師が生活のために行っていたことを鑑みると、仮に僧侶になれた後、中途からお仕事はあるのでしょうか。
また、真言宗の信仰でいつも人間関係に悩んでいました。
具体的には、幼い頃から信仰のために寺や札所に行く機会が多々ありましたが、常に師の周りにいる弟子や信者の女性に所謂ヤンキー風の方が多く、また非常に上から目線でいかに自分の霊感が強いか自慢され、静かにお参りし穏やかに帰れたことがないのです。
行に参加し、心清らかに静かに内観する中で、修行より女性のアルバイトや見習いから受けるからかい、いじめが辛いと思いました。
強く申し上げておきますが、あくまで尼僧の方を除いての話だと思ってください。
なぜ真言宗の僧侶以外の女性の方々に、所謂ヤンキー風で霊感自慢をする方が多いのでしょうか。
私は静かなため常に絡まれやすく、大変悩みであります。
不思議に感じて質問させて頂きました。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

信頼できる住職に相談しながら、きちんとした手順でお得度の道を

ん〜その人、本当にお坊さん?
尼僧の周りに、ヤンキー風な人達が集まって、取り巻きみたいになっているのを見たことがありません。

自称 僧侶や拝み屋さんは、見たことがありますが、結局は、都合のいいことを言って信じ込ませたり不安を煽ったりして、その人から離れられなくなってしまう。特別な存在だと思い込ませたら、取り巻きのような信者になり、その人の言葉がないと何も出来なくなったり、身の回りの世話をしだしたり、反対に周りを寄せ付けなかったり、意地悪をする。妬みそのもの。
どこで、どのように学んできたのかが、ちょっとよくわからないって人ばかりでした。

よく考えてみましょう。
僧侶は、仏様のお救い(仏法)を人に伝え説いていくのです。その縁に出遇った人達なら、それを求めようとする人を 同じように受け入れ、仏様の教えを共に喜びあえるはずでしょ。

日本の仏教界で僧侶になるには、滝行や読経だけでなく、教義を学んだり作法を身につけたり、お寺や教団に属することがほとんどです。
精神的にも経済的にも、厳しさがあります。

今から僧侶を目指されるのでしたら、信頼できるお寺の住職にまずご相談されながら、きちんとした手順でお得度の道を歩まれるほうがいいですよ。もちろん、お寺を預かる女性住職もいらっしゃいます。

また、僧侶は職業ではなく、仏様を拠り所として生きる生き方です。
あなたの信じる道を。

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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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質問者からのお礼

教善寺 中田 三恵様

お忙しい中、貴重なご回答を賜りまして誠にありがとうございます。
先ず心より感謝申し上げます。

仏様の教えは私のような至らない未熟者にとって、大変ありがたい教義でありいつも助けていただいております。
学びは楽しく、修行を辛いと思ったことはないのに、なぜ人の言葉に毎回傷ついて不安に駆られるのか長年解決できず、あまりに同じような人が続くので、自分の方が合っていない弾かれた者の感覚に陥るようになり、これではいかんと思い恥ずかしながら勇気を出して質問させていただきました。
浄土真宗の尼僧様でいらっしゃるのですね。学びのため聖典を読ませていただいております。
賜りましたご回答を大切にいたします。
ありがとうございます。

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