回答 1
有り難し 4私の母と父はよく喧嘩をします。と言っても、父が怒られている一方です。
父は60代、母は50代なのですが、母は体が弱く、数年前に乳がんにかかってから塞ぎ込んだままです。
今はほとんど治っていますが(現在も治療中)、最近は頭痛、腰痛、食欲もなく、家で寝ているか座っているといった状況です。
そんな母をなんとか元気づけようと父は家事を率先したり、気を使ったりしているのですが、それがよく空振りしています。
「普通はここで心配するでしょ！！」
「弱者のことを理解してない！！」
「私のことなんかどうでもいいんでしょ！」
といつも母に怒られ泣かれ、父もなんとか直そうとしているのですがなかなか直すことが難しいそうです。
父も「弱者の立場になって考えてくれ」と言われ、なんとかやっているようなのですが、母曰く全くできていないようです。
例としては、父が元気づけようと昔の写真とかを見せて「こんなことあったなー！」と話しかけると、「なんでこんな元気なときの姿を見せるの？嫌がらせ？」と母が怒ります。そんな感じです。
絶妙にすれ違っています。
そんな関係が続いた結果、父も自分に自信をなくし、何が正しいかも分からなくなり、行動することで母を傷つけるだろうと怯えるようになりました。
母もそんな父にさらにイライラし、「家族じゃない」「信用できない」「一緒にいて楽しくない」と言ったりして、負のサイクルです。
私もなんとか相談にのったり二人の仲に入って話し合いをしたりするのですが、一向に夫婦喧嘩が止む兆しが見えません。
私もどうすればいいか分からず、専門の方に相談した方が良いと考え、こちらに相談させて頂きました。
どうすればいいのでしょうか。父にアドバイスをお願い致します。
お坊さんからの回答 1件
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初めまして、お早う御座います。
心からの悩みや想いを拝見させて頂きました。何かをして頂けた！でも、どうやってご恩返しをしたら善いのか・・と、無理に自分を作ってありがとうと伝えても・・そこに心がなければその想いは伝わりません。
それと同じで、これだけ私はやっているのに報われない・・と、確かにお母様に対して何かをしてあげようと思って色々としていますよね？しているのではなく、させて頂くという謙虚で、見返りのない純粋な心を忘れていませんか？
そのさせて頂いていることはさて、本当にお母様が望んでいる事でしょうか？何かをしなければ・・と、ジタバタせずに心を穏やかに。普通に病気になる前の通りにコミュニケーションを取って普通に生活をして見ては如何でしょうか？
居心地の良い家を作って見て下さい。しかめっ面をせずに、笑って過ごして見てください。私たちは、過去に生きていません。そして、未来でもない・・二度とこないこの瞬間という今に生きています。
そして、お母様の想いに共感をして上げることも大切です。同じことを言うことがあるかも知れません。心と寄り添うのです。黙って聞いて上げて頷いて見てください。・・・そうだったんだね！お母さんはそんな風に思っていたんだ！とか、苦しかったね、でも私たちがついているから大丈夫だから！！と、心に寄り添う事がとても大切です。共感することで、安心をして”私を理解してくれている”と思ってくれます。
思考を変えれば、いつも見えてくる全てが変わって見えてきます。起こっていない出来事を考えるから、それが心配や不安になります。そして人生も運命も、自分自身もいくらでも変えられます。季節や時が移り変わるように、難儀する事も留まらず動き出します。お母様の体調が良い時にちょっとだけ外の空気を吸って気分転換をしてみるのも心を開放して上げる為に良いかもしれません。
最初はぎこちない作り笑顔でも、それが積み重ねられ・・心からの笑顔が戻ってきます。笑顔ほど素敵な贈り物は御座いません。
共感をして、想いに寄り添って、時には無言の介護と言って黙って隣に座っているだけでも安心をするのです。お父様も、お母様も、あなたもそれぞれが自分らしく二度とない人生という冒険旅行を仕合せに歩めますように。心からお祈り致しております。
いつでも苦しくなった時、ここに来てください。
合掌
相談にのってくださりありがとうございました！父と母にも読んでもらったところ、父はしっかりと真摯に受け止め、母も涙を流しながら読んでおりました。
母も父もとても感謝していました。
なんだか、スタートダッシュをきれた感じがします。
ここに相談して本当によかったと思います。
ありがとうございました！
