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憎しみと悲しみによる破壊と殺意衝動

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有り難し有り難し 13

今から3年前私は最愛の恋人を最悪な形で失いました
側に居るだけでそれは幸せにしてくれる人で考えていることも少しはわかるような仲で
しかし他は良くは思っては居なくて

ある日、私と最愛の人と帰り際に私に嫉妬をした女性が殺しにかかってきました
ですがそれをかばって最愛の恋人を失いました
その人は最後に
私が最愛の人を失う羽目になったのは私が最愛の人と居たからこうなった神様の天罰ねと言いました
無論その人は牢送りになりましたが

あの時からいろいろと思うようになったのです

なぜあの時私をかばったのか
私はなにかできたのではないか
私が関わってこうなったのか
私が居るからこうなったのか
それともあの人が居るからなのか
あの人が居るから失うことになったのか
あいつさえいなければ失わなかった
それとも私が居なくなればよかったのか
私がこの世を捨てればまた会えるのか

と私には泣く人も生きる理由もない
ただ私には憎しみ、怒り、悲しみ、殺意など

どこにもやり場のない複雑な感情と疑問
1人に戻った孤独からの悲しみ
失ったことの絶望
すべてを奪った人への憎しみと殺意
何も出来なかった悔しさ
ぶつけようもない破壊衝動
それが毎日夜にとても感じます

復讐でもしていっそう共に消してしまえば楽になれるのですか?

私は身を殺せば楽になりまた会えるのでしょうか

私にはただ憎しみだけに生きてる気がします
私にとって何が希望かも今は見えません
何が幸せなのかもわからないです

生きてる意味はあるのですか?

最愛の恋人は何を望んで行ったのですか

なぜ私は苦しめられなければいけないのですか

私の最愛の恋人を失ったことがなぜ私への天罰なのですか

神様はこんなにも冷酷なものなのですか


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

私も大切な愛おしい人を失いました。

初めまして、お早う御座います。

私も、大きな十字架を2個背負っています。30代初めに妻を病気により看取りました。重い障害がある長男と健常児の次男を一人育て、過去ばかり追って自分を責めていました。そんな中・・ご縁がありお付き合いし始めた彼女を東日本大震災で失いました。絶望と、やるせなさと怒りで自分を見失っていました。神も仏もいない!と。

苦しく追い込まれて自ら命を絶とうとしました。蘇生をされて・・我に返った時、目を真っ赤にする父と抱っこされる子どもを見た瞬間、事の重大さを突きつけられました。

命とは、何百年と続くご先祖様や父母の願い、想いが沢山込められています。そして、誰かがあなたを必要とし・・誰かをあなたも必要として、過去でない、未来でない、二度とない今というこの瞬間を生きています。生きている意味の答えは急いで答えを求めなくても、必ず現れます。

愛した人は苦しみや悲しみ・・しがらみから解放をされて、国境もない、壁もない、差別もない隔てない場所、彼岸(あの世)に行こうとしています。そして、愛おしいあなたに未来を託したのです。心から愛していたから・・あなたに命を託し守ったのです。自分が逆の立場だったら・・あなたを追ってしまって、未来を失ってしまうからです。

あなたに、過去を追って悲しまないで、今をあなたらしく笑顔で仕合せに生きて!と強く望んでいます。あなたに未来を託し、悲しんで日々を過ごしている事や未練でお互いが歩み出せない状態になっています。亡くなったら終わりではなく、魂は愛した人の中に入るのです。お互いに思い切り泣いて、想い出に共感をして寄り添って、もう大丈夫と思った時・・お互いが新たなストーリーを描き歩み出すのです。それが四十九日だと思います。命の時間と私が良く伝えさせて頂いている事です。

託された、新たな人生という長い冒険旅行はまだ始まったばかりです。人生も運命も、自分自身もいくらでも変えられます。焦らずにあなた自身と笑顔を取り戻して・・二度とない今を愛した人の分も仕合せに歩んでください。決して頑張ろうとせずにほどほどにです。

時が過ぎ去るのと一緒で、この問題も留まりません。必ず動き出します。笑顔で過ごす事が何よりものご供養になります。空からいつも、あなたの仕合せと無事を愛した人は切に祈り守っているのですから・・心から南無大師遍照金剛 合掌 礼拝

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質問者からのお礼

ありがとうございました
私も翼も共に傷が癒えるまでには時間はかかると思いますが生きて居ようと思います
翼に託された想いを気に頑張って見ます

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