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来週亡くなる祖父を看取るべきか

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有り難し有り難し 6

初めまして。

来週、祖父が亡くなります。本人の意識はもうなく、本人自身も延命措置を望まないだろうということで、呼吸器が外されるようです。

その瞬間に立ち会うべきかどうか迷っています。

何せ人生で初めて、こんなにも身近な身内が亡くなるので、亡くなるその時を見ることで受けるショックはとてつもないと思います。家族のことが好きなので相当だと思います。

でも立ち会えなかったことに後悔もするのではないかと思っています。

家が近かったこともあり、半年前に祖父が体を壊して半分寝たきり生活になってからも月一のペースで会いに行っていました。祖母も娘(わたしの母です)も「やるべきことはやった」と後悔ないそうです。母からは「無理に立ち会わなくていい」と言われました。

命は限りあるのでお別れをすることは仕方ないと承知していますが、そのお別れの瞬間はどうすれば後悔なく過ごせるのでしょうか。初めてのことなのでわかりません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

死から学ぶことがあります。

初めまして、お早う御座います。

私たちは、沢山の命と繋がっています。先人や父、母の願いや想いを込められ・・皆一緒のスタートラインに立ち、辿り着く場所も一緒です。違うのはそれぞれが人生という冒険旅行を描き演じ歩んだ出来事です。

ご先祖様が居て、祖父母が居て、父や母が居てくれたから・・私たちが二度とないこの瞬間を生きている事が出来るのです。

今日という日は予習復習が出来ません。黙っていても時が過ぎ去っていきます。

私も祖父母、妻、彼女、父・・と多くの大切なかけがえのない人の死と向き合って来ました。命の時間と私は言っています。

人は亡くなったら終わりではありません。生前愛した人の中に魂が入って・・共に悲しみに寄り添い、想い出に寄り添って・・我慢せずに泣いて過ごします。そして、お互いがもう大丈夫・・そう思った時、それぞれが新たなストーリーを描き歩み出すのです。それが四十九日だと私は愛した人の死から体験して思った事です。

妻を看取るその時に主治医の先生が・・その瞬間まで聴覚は残っているから言葉をかけて上げてくださいね・・と言っていました。意識がなくなってからも、毎日、毎日・・子供たちの事などを頭を撫でて語っていました。数回、涙が流れた事がありました。きっと・・伝わっているんだな、そう思っています。

その瞬間、そばにいる事が出来たなら・・ありがとうと手を握って上げて見てください。純粋な思いや祈りは必ず届きます。そして、その瞬間・・様々なしがらみや苦しみ、悲しみから解き放たれるのです。

別れがあるから、新たな出会いがあるのです。そして、祖父様から大切な気づきを与えて頂けた事を忘れずに、過去でもない、未来でもない、二度とないこの瞬間をあなたらしくお過ごしください。

南無大師遍照金剛

合掌

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有り難し
おきもち

皆様、初めまして。ストレスの多い現代・・お寺とはご葬儀や法事のみではなく、悩みを相談し気軽に参拝出来る”心のよりどころ”であって欲しい・・・その願いを叶えさせて頂きました。仏縁を頂き真言宗の小さな手作りのお寺を開山させて頂き4ヶ月が過ぎました。妻を脳腫瘍で看取り、東日本大震災で彼女を失い、父を心筋梗塞で看取り、障がいのある長男と健常児の次男を育てる父子家庭の父、押し寄せるこれでもか!と来る障害。・・どうにかなるさ!と思考を変え、今日に至っております。一切衆生をお救いする事、それは経験させて頂いた出来事があるからこそ、その痛みがわかるからできるのことです。迷わず、負けずぶれず道一筋に、あなたの希望ある光輝く人生を楽しめますように。濃霧も時がたてば天晴の如く見通しが良くなるように人生の羅針盤となり皆様に寄り添い、慈悲の回向の光を届けさせて頂きます。 開かれたお寺と志を忘れないよう挑み続けます。合掌 礼拝

質問者からのお礼

ありがとうございました。
相談を投稿し終えてからも暫く考えていたのですが、「私はどうするべきか」というよりも、その瞬間に立ち会う勇気が私に無いのだなと思い至りました。
まだ勇気は足りませんが、残り数日悔いのないように過ごしたいと思います。

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