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自分が何がしたいのか分からなくて辛い

回答数回答 1
有り難し有り難し 3

初めまして。
私は飽き性な性格で、仕事も住む場所も人間関係も、何度も何度も変えたりと、変わることが趣味というくらいに色々変えてきました。
何かを変えることで、自分の人生を変えることができるのではないかと信じていたからです。

しかし最近になって、変わることが目的で行動してきたけれど、結局最後には全てをリセットしてしまっているようで、自分の行動の意味がよく分からなくなってしまいました。

自分が本当に求めていることが何なのか分からず、考えるたびに苦しいのです。
今後、どのように生きたらよいのか助言をいただけたら幸いでございます。
よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

うちで考えよう🎸

はじめまして。投稿を拝読いたしました😊

みけさんは、今とは違った人生を得るために活動的に行動されてきたけれど、自分が本当に求めていることが何なのか分からず、それを考えるたびに苦しい!ということですね。
みけさんは、自分なりに試行錯誤を繰り返して人生に向き合っておられる今、本当に苦しんでおられるのでしょう。でも、リセットしては舞い戻ってくる元の居場所には、貴方は相応に満足されているのかもしれませんね。

「どの様に生きるか」に悩むうちは、なかなか迷いから逃れられないかもしれません。人には、「何かのため」「誰かのため」という目的を明確にするための“理由”が必要な場合があります。
そして、その理由を得るためには、何かきっかけになるような体験(例えば、激しい悔しさや感動など)が働くことが多いです。何となくまったりと安住しているうちは、この様なきっかけを見過ごしていることが多いのです。因みに、この安住とは、単に適した場所に住まいを移したり環境を変えることを意図するものではありません。

気分転換程度の刺激が欲しいだけなら、進んで環境を変えてみるのも良いでしょう。貴方の場合、行動も大切ですが、しっかりとご自分の心を見つめることが先決だと思います。
見つめ直す手助けとなる方法は多様で、向き不向きもあるでしょう。様々なタスクが課せられ、世間の喧噪の中で生活する日常では、なかなか難しいこともあります。

COVID-19禍の中、図らずも緩やかな時間の流れとなってしまった今こそ、行動より先に「うちで考えよう!」を実践してみてください。

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有り難し
おきもち

初めまして。桑木茂光と申します。 大阪最北端に位置する能勢町にございます...
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質問者からのお礼

桑木茂光様

お忙しい中、質問に回答してくださり、誠にありがとうございます。
ずっと1人で考えてはネガティブになることが多かったのですが、共に考えてくださる方がいるのだと、前向きな気持ちになれました!
『何かのため』『誰かのため』といった、自分以外のための目的についてはあまり考えたことがなかったので、今後深く考えてみたいと思います!
また、今は行動ができなくて辛い時期ですが、色んな方法で、もう一度自分の心を見つめなおしてみたいと思います!

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