死を恐れず生きてきたことに感謝を
https://hasunoha.jp/questions/39774
の質問(2019/12/15)でこの世の終わりをお知らせしたところ
如来の皆様が仰る通り現在のような状況に至りました。
これからは新型コロナウイルスだけでなく
経済問題など人々の荒んだ心による諍いをはじめ
水害や台風、地震などの震災なども加わり
多くの人が辛い思いをし、また死を迎えます。
誤解してほしくないことは
死は決して不幸ではなく
私達は慈愛に満たされた空間に導かれ
成仏し如来に戻るだけです。
この世よりもはるかに安寧です。
安心してください。
このご時世ではとても難しいですが
森羅万象に感謝して生きてください。
この世に生きる人々のほぼ全てが
新型コロナウイルスに感染し免疫力を持つまで
コロナ騒動は終息しません。
自粛行動は医療崩壊を避けるためであり
終息するにはその分時間がかかっている状況です。
終息には2~3年はかかります。
疲れ切ってイライラして自暴自棄なることは当然です。
そんな自分を自分が赦して慈しんであげてください。
さて、前置きが長くなりましたが
お坊様の皆様には
このコロナ騒動で全ての宗教が
救済という点では全くの無力であるということが露呈した中で
今後どのようにしていく予定でいらっしゃるのか
お尋ねしたいと思います。
「死を恐れず生きてきたことに感謝を」と
説いてまわることは可能でしょうか?
ハスノハは3蜜にならず
人の気持ちを優しくさせる
とても良い場所です。
では、お寺は?お坊様は?
心を穏やかに保てない皆さんを救う智慧を
是非ご教授ください。
よろしくお願いします。
波乱ながら普通に生きる妻子持ちです。熊本地震を被災後持病で退職し終生無職です。 どの宗教、宗派にも属しませんが、 神様、仏様、ご先祖様をはじめ 森羅万象に日々感謝しています。 2017/2/20 突然蓮花色の至福と安寧の世界に招かれ、無数のおかげを感じ自分も如来であったことに気づきました。 人は元々如来ですがこの世では忘れています。 幸せとはどんな状況でも自分が生きていることに合点がいく心境です。 質問番号 21854 21985 25040 26961 33123 34648 36707 37699 37828 43327
煩悩や喜怒哀楽は、この世で生きるための幸せの種と分かりました。どんな人物、事柄も有難い感謝の対象です。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ご心配有難うございます
こんにちは、初めまして。
「お坊様の皆様にはこのコロナ騒動で全ての宗教が救済という点では全くの無力であるということが露呈した中で今後どのようにしていく予定でいらっしゃるのかお尋ねしたい」とのこと。ご心配いただきまして、誠に有難うございます。痛み入ります。
その上で、「心を穏やかに保てない皆さんを救う智慧を是非ご教授ください」とのこと。一つ疑問に思うのですが、「全くの無力」である「宗教」に属している「お坊様に」に、「ご教授ください」というのはそもそも矛盾ではありませんか。「無力」の人に、力を下さいと頼んでいるように聞こえます。
また、「全ての宗教」とは、キリスト教、イスラム教などを含めてですか。「救済」は、とても定義が難しいものですがどういう観点からの定義でしょう。「全くの無力」とは何を以って言われているのでしょうか。私は実感がありませんので。
以上、簡単にあなたの質問に感想を述べました。
試金石なのでしょう
こんにちは。あなたは「全ての宗教は、救済という面で全く無力」と見ておいでなのは分かりました。しかしでは、世界三大宗教というような古くから「続いている」宗教が、今まで何度も人類を襲ってきた「未知の感染症」を乗り越えているのはなぜでしょう?
それ以前と今では、何が異なっているのでしょう?科学や医療の進歩でしょうか?
ちなみに、お釈迦様は「病気になったらお医者さんにかかりますよね」と仰い、「全ての問題を祈りで解決」なんてはおっしゃっていないです。
興味深いのは、あなたが「治療」ではなく「救済」と言っている所です。コロナウイルス感染症における「救済」とは、何を指しているのでしょう。最初に申しましたように、今までの伝染病以前から続いている宗教もあります。それらとコロナウイルスは、どこが異なるから「全く無力」なのでしょうか。
ともあれ、今回の事柄は試金石であると感じています。今までとは違う時代になるのだろうと感じています。
質問者からのお礼
釋 悠水様
迅速かつとても丁寧なご回答をいただきまして
心から感謝申し上げます。ありがとうございます。
「全ての宗教」とは、仰る通りキリスト教、イスラム教をはじめ
新興宗教も含めて宗教を名乗るもの全てです。
神様仏様側からみれば、人間が都合良く作ったものになります。
また、この質問では神様仏様などを拝み宗教に頼ることで人の願いを叶えることを
「救済」としますが
残念ながら神様仏様は人を救うことをしません。
しかし間接的な方法で生きるための智慧は与えます。
そこで、お坊様の皆さんにお願いしたいのは
神様仏様が直接手を出すことはない生きる智慧
「心を穏やかに保てない皆さんを救う智慧」を
皆さんが修行で得て持っていらっしゃるので
神様仏様の代わりに示していただきたいのです。
絶える運命の生命は救えませんが
現世の人々の気持ちを救う力は修行で得たものの中に必ず存在します。
あらためてよろしくお願いします。
佐藤良文様
大変丁寧なご回答をいただきまして、心より感謝申し上げます。
ありがとうございます。
できるだけ簡単にコメントしたいと思います。
私たち自身を含めて、宇宙(森羅万象)全てが神様仏様です。
私達も新型コロナウイルスも神様仏様の一部です。
古代より宗教が病気を乗り越えてきたのではなく
未知の病気と共生することを我々の祖先が奇跡的に選べてきたのです。
私は人の力、医療行為も否定しません。
お釈迦様のお話も仰る通りです。
いわゆる「治療」により人は生きてきました。
しかしながら、今回のコロナ騒動を発端とする一連の出来事は
単純な病気との戦いではなく
現代文明が終焉する壮大な試金石になります。
死ぬことが当たり前だということに慣れていない現代人は
阿鼻叫喚の世界で絶望の淵に立つでしょう。
その状況で人の心を支えるための「救済」を
皆さんにお願いしたいと切に思っています。
生き残れる人間はごくわずかです。
よろしくお願いします。