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彼が修行僧です。

回答数回答 2
有り難し有り難し 19

こんにちは。
私がお付き合いしている方が、修行のため3月から上山致しました。彼のお父さんと、一緒に上山を見送り、今でも彼のお父さんお母さんから、彼の様子がわかると連絡を頂いています。その連絡が今の私にとって励みでもあり本当に、感謝しています。今、私はただ彼を想い、毎日が無事に終わることを願うばかりです。

彼の宗派は曹洞宗です。上山前、彼から100日間は外部との連絡がとれず、100日後に手紙がやっと書けると言われました。また、春上山した者は、8月末から面会との事でした。当時の私は、手紙を書こう面会に行こうと思っていましたが、実際それが正しいことなのか、彼の為になるのか、彼が上山してから自分で調べ、考えているうちにわからなくなりました。

家族でもない私が手紙を送ること、面会することで、上の方から何か言われたり目をつけられたりしないか、悪い方向ばかり考えてしまいます。自分で調べている時に、このような場を知り、実際に修行をした皆さんに聞くのが良いのではないかと考え、今回このような形で相談させていただきました。

そして補足ですが、今世の中が大変な時期で、夏になって仮に落ち着いたとしても、面会に行こうとは考えていません。

このような時期に、私事の相談で大変恐縮ですが、もしご自身の経験から、少しでも何か回答を頂けましたら幸いです。宜しくお願い致します。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

禁欲の修行生活ですから。

 お疲れ様です。大切な人が修行に行くことは寂しいことと思います。心中お察し申し上げます。私も同じ宗門ですから事情は頭に浮かぶほど分かります。私は因みに福井県大本山永平寺修行しました。昔と今では事情が違いますが・・・。
あなたの質問)「家族でもない私が手紙を送ること、面会することで、上の方から何か言われたり目をつけられたりしないか。」について回答致します。
 まずは曹洞宗の修行の仕組み。本山(福井県永平寺の場合)に上山すると
①永平寺の隣りのお寺地蔵院にて永平寺の作法(衣の着方、脱ぎ方、畳み方、東司(トイレ)の行き方、食事の食べ方など)を叩きこまれます。持ち物検査をさせられ、要らないものを持っていると没収させられます。それで1日が過ぎます。
②次の日、山門に連れてかれ、約2時間立たされます。問答の末、入門します。
③ここで、1週間、暫到和尚として招き入れられます。暫到とはお客さんのこと。お客さんとはこの場合「嫌ならいつ帰ってもいいよ」という意味。永平寺の生活の作法を丁寧?に厳しく教えられます。
④1週間後無事に乗り越えたら、僧堂に入る儀式(暫到入堂の拝)を行います。僧堂とは「修行僧が修行するためのお堂」を言います。ここでは坐禅、食事、睡眠と1日の大半を過ごす場所の為、本当に修行を行う僧侶しか入れません。このために①~③を行い試されるのです。
⑤ここから百日禁足。いわゆる新人社員研修が始まります。先ずは衆寮に行き、時の鳴らし物や食事の準備、僧堂の管理を任されるのです。勿論、先輩和尚(古参)が指導します。永平寺では修行僧は白い履物。2年目以上は黒い履物です。
⑥5月1日に新到掛塔式が行われ、暫到⇒新到和尚さんになり、それぞれの部署に配属されます。
 一応これ以降、外部との連絡、特に手紙はOKになりますが、家族や知り合いの僧侶のみとなります。修行とは1日の差定(予定表)によって行いますので、連絡をとる暇がありません。8月になればお盆のため、実家のお寺の手伝いという名目で他出が出来ますが、1週間以内でしかも、他出テストで合格しないといけません。だから、あなたが彼と会いたいなら、何年修行するかに寄りますが下山するまで待つか?彼の家族にお願いするか?1年後ならその辺は緩やかになります。周りの修行僧からは冷やかされるぐらいです。今回使用した用語を是非彼に伝えて話題にして下さい。

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彼のご両親に相談してみては?

文面から推察するに
結婚を前提にお付き合いしているのでしょうね。
それなら
彼の御両親に堂々と相談すれば良いと思います。

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和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
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質問者からのお礼

大鐵様
とても御丁寧に回答頂き、誠にありがとうございます。彼も同じ永平寺で、修行中です。修行の仕組みを、実際に永平寺で修行された彼のお父様、お爺様から聞いてはいましたが、とてもわかりやすくまとめていただき、ありがとうございます。とても参考になります。

タイトルにもありますが、禁欲の修行生活、その通りだと思います。私もけじめをつけて、待とうと思います。ただ私は待つだけ簡単な事です!毎日が無事に終わることを願い、彼に会える日を楽しみにとっておこうと思います。

大鐵様が教えてくださった用語、お話を彼に会ったらしてみますね!きっとびっくりすると思います。今のうちに色々、勉強しておこうと思います。

誰に相談したらいいのか分からず、自分一人で考えていましたが、今回、大鐵様から頂いた回答によってとても心が楽になりました。本当にありがとうございます。感謝申し上げます。

和田隆恩様
回答頂きありがとうございます。
彼の御両親にも、相談してみようと思います。ありがとうございました。

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