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不安でいっぱいです

回答数回答 2
有り難し有り難し 11

はじめまして、初めて質問させて頂きます。
一ヶ月くらい前なのですが、放置していたとある身体の部分の違和感が強くなってきている気がして病院へ行きました。
私はその時はどうせ大したことではないだろうと楽観的に考えていたのですが、生まれて初めてお医者様に手術するしか治す手立てはないと言われ、明日にでも大きな病院へ行くよう伝えられました。不幸中の幸いですが、一般的な手術で難しいものでは無く、今では無事手術を終え退院し、何事もなく過ごしています。
そして以下からが本題です。
いい年になって情けない話ではあるのですが、手術が無事終了した今でも「手術するしか無い」と言われた時の恐怖が抜けず、
身体に不調のようなものを見つけてはネットで夜通し調べまくり「普通」と書かれている状態と違うとわかると怖くて堪らなくなり眠れません。
普通で無いと分かったならとりあえず病院へ行けばいいのはわかりますが、『また』自分の思っているより酷い状態だとか、怖いことを言われたらどうしよう、また親に費用で負担をかけるのかと思うと怖くて病院へいけません...。
だからといって不安は尽きず、不調かもしれないものを永遠にネットで調べて怯えています。
分かってはいるのですが結局は医師の診断を受けずには何も分かりません。しかし何を言われるのかと思うと怖くて堪らなくなり行けない。
という堂々巡りでもう疲れました...。

もっと大変な思いされている方がいるのに比べれば対したことないものなのに、いつまでも恐怖を引きずっていて動けません。

もちろんはっきりとした不調があるなら病院行くしかないのですが、
冷静さも欠いていてそれが本当に不調とされるものなのかも怪しい部分も見極めれずとにかく不安で、怖い記事ばかり漁っています...。

加えて自分は昔から運が悪く、AとBどちらも悪いものでBが特によくないというランダムの中でも最も悪い方を引き当ててしまっているように感じます。

だから、「より悪いことを言われるのではないか」と余計にお医者様の診断を受けるのが過剰に怖く感じています。

本当に情けない限りですが、冷静になりたい、落ち着きたい、できるならこの恐怖から逃れたくて質問させて頂きました...。

(カテゴリ間違いでしたら申し訳ございません)


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

不安は自分で作るものです。

まずは、無事手術が終わり良かったです。

身体の不調や異変を感じ、何とか胡麻化している間はいいのですが、さらに悪化して、やがては医師の元へ行く。しかし、その間は、自分で様々に想像し、又、ネットなので検索し悪い方へと想像は膨らみ苦しみの連鎖が続く。というパターンですね。

このような方、時々おられます。私もその一人かもしれませんが、実は、昨年の今頃、左脇がどんどんと膨らみはじめ、ついに病院へ行きましたら、悪性リンパ腫でした。血液癌です。連休明けから入院、抗がん剤治療、放射線治療と11月まで続きました。
この病名を医師から告げられた時は、私よりも家内の方がショックが大きく、どうしていいのか分からなかったと後で聞きました。それは当然かもしれません。今でも、その時のショックは思い出しても辛いと言います。もんさんが思い出し不安になるのは仕方ありません。

もちろん、もんさんの言われることも理解できますが、だからと言って、いつも、いつまでもその不安があると、何をしていても楽しくないはずです。考え方がマイナス思考になってしまいます。すると、何事も否定的、マイナス的な捉え方になるので、うまくいくこともいかなくなります。自分でそうのようにしているのですが。
又、あまりネットなので検索をしない方がいいと思います。病気など楽なことは書いてありません。医師もまずは最悪の状況を説明します。何故なら、万が一の時、説明不足を指摘されるからです。まずは、一旦、ネットの検索はやめておきましょう。

身体の不調は、早期発見、早期回復を実践すればいいので、そうしてください。そのために経験を今回の手術で得たと思ってください。
又、人生においても、「持ち越し苦労」「取り越し苦労」過去の失敗や不安を引きづり、又、同じように失敗するとか、恐怖を呼び寄せるとか、さらに起きてもいないのに、起きたら(病気になったら)どうしようと悩むことなど、いずれも無意味な苦しみです。

たしかに、不安はあるかもしれませんが、解決方法もあると思います。
むやみに悩まず、少し冷静に立ち止まって見る(考え)ようにしてみましょう。

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日蓮宗のお寺で、名古屋市南区にあります。 ”お寺は生きている人のためにも...
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先ず自分の健康管理

拝読させて頂きました。
定期的に健康診断を受けましょう。そして冷静に自分の状態を確認することを習慣にしましょう。早期発見、早期治療です。
私は若い時は3か月に1度献血に行ってました。それは先ず自分が健康であれば人の役に立つことができることが第一、そして献血をすると自ずと血液検査をすることになり血圧を測り医師の診断をうけることになるからです。
400mlですと5分ぐらいで終わります。
それから1週間くらいで血液の状態のデーターが送付されてきます。
しかもそのデーターは日本赤十字社で保管してくれますから安心です。
不安になることはあるでしょうけれども先ずは自分の健康管理を自分自身で心がけましょう。
それに今のコロナウイルス感染症の流行により血液が大変不足していると日本赤十字社から連絡がありました。献血ルームは衛生安全管理を徹底していますから安心できます。私も先週献血してきました。私の身体も大丈夫だと言われました。

いずれにせよ自分の身は先ず自分でしっかりと管理しましょう。そして栄養あるものを感謝の気持ちで頂き、しっかりと睡眠を取り英気を養って下さいね。

あなたが毎日を安心してお健やかにお過ごし頂き、皆さんと助け合いながら幸せに生きていかれます様心より祈ってます。

私達の心も身体も波がありますからいろいろなサインを出していますからね。日々私達の状態は変化しています。どうか冷静に受け止めて頂き、臨機応変に対応していきましょうね。心身共にバランス良く毎日を生きていきましょうね。そして本当にご自分を大事になさって下さいね。かけがえのない我が身ですからね。

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Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ご回答頂き本当にありがとうございます。
解決方法があるのに対し、自分自身で勝手に悩み、恐怖し、無意味な苦しみを呼び寄せていると言って頂き、「無意味」と言うところに本当にそうだなと強く心をうたれました。
ネットでの検索もやめ、一度立ち止まってこれ以上自分自身で恐怖を勝手に増幅させるのはやめようと思います。
ご経験された事も交えて丁寧にご回答頂き本当にありがとうございます。

ご回答頂き本当にありがとうございます。
勝手に不安になり、どうしようと思う前に健康診断を「定期的」に行うことで
病院や自分の不調をチェックする事を当たり前にし、それらに対する「怖いものである」という感じ方を変えられる、尚且つ健康でいられるという教えを下さり有り難う御座います。
不安だと嘆く前に自分自身で出来ることはあるのだから冷静になってやるべきであると本当に身に染みました。
まず自分自身で健康を管理することとのこと本当にその通りでございます。
本当に寄り添って回答して頂きありがとうございます。

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