恋人と同棲するまでの我慢の仕方
1年少しお付き合いしている1歳上の恋人がいます。
誠実で心から尊敬出来る人で、初めての恋人のなので、出来るならずっと側にいたいと思っています。
技術職の為、今月から夜勤や残業が増え、一緒にいられる時間が少なります。
その方とは秋に同棲する方針で、開始時は結婚を視野に入れします。
ですが、相手の意見としては同棲を開始するまでのうちは家族との時間を大切にするべきだ、と、考えてくれていて、
その考えが正しい事も、両親に対して良い事なのも重々理解しています。
それでも、それまでの期間会えなくなる時間が多くなるのに、
家族との時間を増やすと言う意見に素直になれず抵抗してしまいます。
相手も会えない事を寂しいと言ってくれ、でもその行動をする事が、同棲を開始する時誠意として示せるしお互いの印象も良いでしょう、と言っています。
ですが、例えば会えない期間、恋人が飲みに行ったり職場の人と過ごす時間が長くなる事に対し、同性の男の仲間なのに、羨ましい、私は一緒に居られないのに。
と腹黒い感情を持ってしまいそうです。
浮気をするような人じゃないと理解しているのに、1人でいる時間が長くなる分、気の緩みで他の異性の方と親密になっとしまったら、
とすら考えてしまいます。
気を紛らそうと苦手な料理をしたりゲームをしても、
その期間の寂しさの事が頭の片隅にいます。
本気で秋にに同棲をしたいと思っているので、
こんな私に喝や、その期間乗り越える為のアドバイスを頂けませんでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
孤独や寂しさを理解してあげられる人になるための練習期間
寂しさを深く味わう練習期間と考えてみませんか?寂しさのレッスンをしている修行の期間と思ってみてはどうでしょう。寂しさを深く知っている人の方が魅力的です。たとえ結婚したとしても、お互いの心が離れたり寂しいときは折に触れて訪れます。そんな時に、寂しさや孤独を深く知っているもの同士が、本当に相手の孤独や寂しさも理解してあげられると思うのです。蓮の葉でも何度か紹介させていただいているのですが、昭和を代表する詩人茨木のり子さんの詩を読んで欲しいです。
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ひとりは賑やか
ひとりでいるのは 賑やかだ
賑やかな賑やかな森だよ
夢がぱちぱち はぜてくる
よからぬ思いも 湧いてくる
エーデルワイスも 毒の茸も
ひとりでいるのは 賑やかだ
賑やかな賑やかな海だよ
水平線もかたむいて
荒れに荒れっちまう夜もある
なぎの日生まれる馬鹿貝もある
ひとりでいるのは賑やかだ
誓って負け惜しみなんかじゃない
ひとりでいるとき 淋しいやつが
ふたり寄ったら なお淋しい
おおぜい寄ったなら
だ だ だ だ だっと 堕落だな
恋人よ
まだどこにいるのかもわからない 君
ひとりでいるとき 一番賑やかなヤツで
あってくれ
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孤独が不安で群れる人より、孤独も知っている人が本当に他者の孤独も分かって良い関係を築けると言うのでしょう。
『涅槃経』というお経の中に「独生独死独去独来」という言葉があります。生きるのも独り死ぬのも独り独りで逝き独りでやってくるという現実。誰も代わってくれない。きびしいけれど、私達人間の現実を言い当てた言葉だと思います。寂しい響きを持つ言葉ですが、人間というのは本来さびしく独りなのではないでしょうか?このさびしさに目覚めることで、相手のさびしさも分かり、理解が生まれるのではないでしょうか。この目覚めと理解を通さない相手へのいたわりや、優しさは見せかけだけのものにならないでしょうか。この言葉は、人間の寂しさという現実に目覚めて共に手を取り合って生きよという、お釈迦様のメッセージだと思うんです。
今孤独の練習をしている。その練習はきっと、パートナーと二人で暮らしだしてからも無駄にはなりません。
あなたの幸せとご活躍を祈念しています。
質問者からのお礼
この度は親切で響く助言をしてくださりまして、ありがとうございます。
自分の考えが寂しいという感情からの我儘である事や、
相手が私との為を思って言ってくれる言葉なのに受け止められない、
そう言う自分が嫌で、どうしても何かお言葉を頂きたかったので熟読してしまいました。
自分自身の成長の為の期間と思い、その期間が無事乗り越えられたなら、前よりももっと成長した自分になれると考え頑張ってみようと思います。
無限に続く訳ではないので、この間だけ、と自分に喝を入れ、感情だけで動く人間でなく、しっかり大人になれるように頑張ります。
ありがとうございました。
また、度々誤字脱字をしており、読みにくい文章となり申し訳ありませんでした。