両親への後悔で自分を責めてしまう
半年ほど前に父が心疾患後のリハビリ入院中に亡くなりました。まだ60代の母は難治性の疾患を患っており介護が必要で、父の入院を機に自宅から施設に入居しまして、その後は緩やかに悪化しています。
父は医師でしたが入院を極度に嫌がり、母の介護もあったため、かなり悪化するまで自宅療養していました。父が拒否するため入院させるのにもかなり手こずり時間がかかってしまい、いよいよ危ないとなってからの入院だったためか、手術後のリハビリもうまく進まず、あっという間に亡くなってしまいました。最後まで母のことを気にかけていたことや、子供たちに迷惑をかけまいと入院中もあまり話しをしてくれず、1人で苦しんで亡くなってしまったことが可哀想で悲しくて仕方ありません。私は海外在住のためたまにしか帰れませんでしたが、里帰り出産をしたり、仕事の休みをとり実家に帰省したりと、ここ数年はできる限り手伝ってきたとは思います。でも最後は入院してからのわずかな時間しか過ごせませんでした。まさかこんなに早く死んでしまうとは思わず、優しい言葉をかけ、手をしっかり握ってあげれば良かった、もっと頼っていいんだよと言ってあげたかった、と後悔ばかりで苦しいです。父は頼り甲斐があり心の拠り所でしたし、父が大丈夫だと言うなら、大丈夫なのかな、と思ってしまっていました。今までの自分の人生の選択(病気の母がいたのに帰国せず、夢を追ってしまったことなど)が自己中心的で間違っていたのだとさえ思い、毎日苦しく、実家の近くで両親を手伝ってきた兄弟とも今までの介護のストレスからひどいケンカをし、話すことができません。
夫は優しく慰めてくれますが、この海外で結婚しなければもっと両親をサポートしてこんなことにはならなかったんじゃないかと思い、夫にも辛く当たってしまい、自分の中で大事にしてきたものがわからなくなっています。いまを大事に、自分の新しい家族を大事に生きなければというのは頭では解っていますが、気持ちがついていきません。こんな私にアドバイスを頂けると嬉しいです。
お坊さんからの回答 1件
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あなたなりの行動を!
ルーシー 様 相談ありがとうございます。
まずは、お父様のこと、遅くなっていますが、ご冥福をお祈り申し上げます。
合掌礼
お亡くなりになられて、後悔がつのっているようですね。
どんなケース、どんな死別でも、人は後悔を感じます。
それに、気持ちがついていかないのも、死別の悲しさや、辛さが、そんな心情を引き起こします。
また、生活環境から兄弟でも介護の負担に差が出ますし、それは致し方ないことなのです。負い目を感じるなら、兄弟への感謝しかないでしょう。
そして、立派で頼りがいのあるお父様から影響を受けたことは、何ですか?
あなたなりの答えでいいのです。どの様に受けとめていますか?
その答えを、これからに活かしていくとしたら、どうのようにあなたは行動するのでしょうか?
お父様は、お父様なりの人生を立派に生きてきた、少し早い旅立ちだったかもしれません。そしてその影響力は、あなたの中に響いているのです。
今度はあなたが、あなたなりの人生を歩んで、その影響力を発揮することになります。
海外だから、近くだからではなく、その発揮する力がこれから問われてきます。
後悔もしてもいい、自己中心的だと思っていもいいです。
お父様が笑顔でいてくれるように、あなたなりの行動を起こしてみてください。
一礼
質問者からのお礼
回答して頂きありがとうございました。父は父なりの人生を立派に生きてきた、と考えれば少し気持ちが楽になります。母の介護ももっと早い段階で施設に一時的にでも頼み、父も自分の治療に専念できたとは思いますが、父の意思でそれはせず、母と自宅で過ごすことを望んでいたのでまわりもそれに合わせる形でいました。最後の姿が弱々しく思い出すと辛いですが、病気になる前の父は仕事も自分のやりたいように生きてきたひとなので、私も前を向いて自分のいまやるべきことに向き合って行こうと思います。読んでいただき、本当にありがとうございます。