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忘れられません

回答数回答 1
有り難し有り難し 10

両親からの虐待の記憶が忘れられなく、毎日思い出しては泣いてしまいます。
言われた言葉にも囚われてしまいます。

今を生きるべきだし、前に進んでいきたいのですがなかなかできません。

10年近く、そのような状態で薄れていくものかと思っていましたがわたしの場合は全くそんなことはなくて。

病院の受診やカウンセリングは、経済的に行けません。

少しでも胸の痛みが軽くなってそれによって偏ってしまった思考を治したいです。(ほかの人間関係に支障がてでしまっています)
どうしたらいいでしょうか


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「大丈夫、安心しようね」

あお 様 相談ありがとうございます。

虐待の体験がトラウマとなりフラッシュバックしている状態でしょうか?
今は、虐待は受けていませんね。
受けていたら、どこかへ逃げなければいけません。
預かってくれる施設や、年齢を超えていたらDVの被害にあった人をかくまってくれるようなところです。
そして、今、受けていないとしたら、あなたのトラウマ、フラッシュバックは、
あなたがこれから前に向いて生きようとしてる時に、不安とか大変さを感じた時に起きる自分を守るための心の癖だと思います。
過去の虐待などの体験で、恐怖の感覚を身体が覚えているので、新しい体験をしようとして不安が出るとその恐怖感覚が出てくるのです。また恐い体験に合うかもしれないないという感覚と過去に戻ったような感覚で、何時までも縛られている感覚だと思います。
そんな時は、自分を癒す、自分に思いやりを向ける必要があります。
「恐い体験をしたけど、今は無いよ、安心しようね」って心を落ち着けて、自分に向かって言い聞かせる、何度も、何度も、つぶやくように、優しく言い聞かせてください。
呼吸は深くゆっくり、出る息と入る息に集中して、安心できる空間で安心感を感じながら、「大丈夫、安心しようね」「私は、私の中の優しさと温かさを感じる」
と、何度も思って、心を落ち着けてください。
もう、不安に感じる必要は無いのです。前の質問にありました、怒りも感じる必要はありません。ただただ、温かさ・優しさ・愛情が自分の中にあることを感じていってください。深く優しく。好きな花や色とかを想像してもいいです。優しさを感じてください。そして、自分の体をいたわり、自分に思いやりをむけて、心の優しさを満たしてください。
そうすれば、きっと大丈夫ですから。

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