怒らない、イライラしない。はできるのか
はじめて質問します。よろしくお願いいたします。
私は昔から、自分の思った通りに物事が進まないと瞬間で頭に血が昇り攻撃的な態度になります。
なんとか改善しようと関連書(仏教、自己啓発、心理学など)を読み、その時は大納得しますが、実際は、怒りを無理やり抑え込んで自分をなだめてごまかしているだけで、怒らない、イライラしない。というには程遠い状態です。
何か嫌なことが起こってもイライラしない、怒らないことは可能なのでしょうか?
考え方等教えていただけたら有難いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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手段と目的
ナッシー様
優譽と申します。僭越ながら一言申させて頂きます。的はずれな答えでしたら申し訳ありません。
昔、テレビで試験的にお坊さんにドッキリを仕掛けた番組がありました。
内容は、番組の収録に来てもらった後、諸用で2時間程待って下さい。とお願いし、お坊さんを喫茶店に案内する。その喫茶店でお坊さんの注文を受けたけれど、30分経っても一向にコーヒーを出さない。後から来た人の注文したものが届いているに、お坊さんには何も出さないという内容でした。
お坊さんは、全く動じず怒りを微塵も見せませんでした。
後から、ドッキリだという事を打ち明けて、何故怒らないんですか?と聞いた時、お坊さんは「目的が2時間待つことでしたから、コーヒーが来るのが遅い事など些細な事ですよ。」だそうです。
要するに、目的を見失わなければ小事に囚われないという事です。これは、理屈を聞いてすぐ出来る事ではありません。ある程度の訓練が必要だと思います。最初は些細な怒りを鎮めるところから。段々と「怒った結果が自分にとって不利益になるならば止めた方がいい」と冷静に考えれる様になると思います。
佛教は学問だけではなく、修行して目的に向かう事です。
「知って行わざるは、知らざるに同じ。」貝原益軒
纏まりの無い文章で失礼しました。合掌
質問者からのお礼
優譽様
早々に回答いただき有難うございます。
分かりやすいお話を教えていただき有難うございました。
訓練が必要とのことで、少し安心しました。まずは、イライラしても冷静に物事を俯瞰できるよう練習します。
ありがとうございます。