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これから生きていくのが怖いです

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高校2年生の女です。これから生きていくのが怖いです。理由の1つは顔の傷で去年の夏、私は自転車で段差にのりあげで顔から転んでしまって、鼻、顎を擦りむき、鼻の下は赤く盛り上がった傷跡ができてしまい、現在も残ってしまっています。現在も治療していて徐々に治ってはいますが完全に治すのは難しいと言われ一生この顔で生かなければならないと思うと辛く涙が止まらないです、、就職の面接、写真撮影、周りに人がいる食事などが怖いです、現在マスクをほとんどしてる環境なので浮くことはないのですが今後一生マスク生活になると思います、、もう2つ目の理由は強迫観念でもう会うことはない人なのですが私に嫌がらせ(言葉で精神的に苦しめられてました)をしてきた人、あまり印象が良くない先生、この2名が頭から離れなく一日に必ず1回は考えてしまって、もう一年以上続いています。。他のみんなは普通に過ごせて私だけなんでこんな苦しめられて生きていかなきゃいけないのだろうと何度も思います。死にたいと何回も思いましたが自分から死ぬことは勇気がなくできないです、、このことを前親に相談したら苦しめてしまったので親にはあまり相談しないようにしてます。周りに相談する人もいないのでここで相談させていただきます。。
生きていくのが怖くならないように思うにはどうすればいいでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたの思いが、あなたを苦しめている。

過去の嫌な記憶が思い出されて
嫌な気持ちがよみがえるのですね。
でも
その二人とは
もう会うことはないんですよね。
嫌な思いを直接させられることは
もう無いんですよね。

それだけの経験ですから
今後もちょくちょく思い出すことでしょう。
でも嫌な目に遭うことはもうないんだから
そのことをしっかり自覚してください。
そうすれば徐々に思い煩うことは無くなっていきます。

私も似たような経験をしましたが
私もそう心掛けていたら楽になっていきました。
大丈夫ですよ。

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和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
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一部分の悪だけを見つめると、視界にあるのは100%悪になる

拝見いたしました。
顔の傷は不幸な出来事でしたね。
悔やんでも悔みきれないことと思います。

さて、不安や悩みというのは、漠然としすぎているから怖くて捉えられないとも言います。
そこで辛いかもしれませんが、いまいちど状況を整理してみましょう。

・顔の傷は完治しないと言われた
・他人からどう思われるか不安で怖い

・嫌な思いをした二人の存在が頭に浮かび続ける
といったところでしょうか。

仕方がない、との言葉はよく使うと思いますが、これは物事を為す手段がない、という意味の言葉です。
さて、上記の中で仕方がないのが一つあります。顔の傷です。
医療の発展で治せる可能性もありますが、基本的には傷と共に生きていかなければいけない。
ここは、厳しいですが受け入れるしかありません。
起こってしまったことは、仕方がないのです。
起こったものをなかったことにせず、どう捉え直すかが鍵です。

あなたと同じ傷の人を街中で見かけた時、あなたはどう思うでしょうか。
「傷がある」「昔ケガしたのかな」
それくらいではないでしょうか。
実はあなたが想定しているほど、他人は自分のことをみていませんし、評価もしていません。
私たちのそれぞれが、景色の中のごく一部分でしかない。
むしろ「誰もがこの怪我を気にする」とあなた自身が思い込んでしまっているだけです。

自分で自分を苦しめることは今日で終わりにしましょう。
確かに何十人かに一人は怪我を非難するのかもしれません。
それでもたった数%であり、その人たちだけを見て100%の人間が気にしていると考えるのはあまりに辛すぎます。
たった数%です。
そんな少人数の相手にしても先はありません。
大切にしてくれる人を、大切にしましょう。

顔に傷ができてしまったことは、ハンディキャップと捉えているかもしれません。
ですが私は、ハンデを負いながらも堂々としている人の姿に強さを感じます。
世の中には、背中を通して、同じ逆境にいる人を励ます人たちがいる。
私はそんな魅力のある人間が好きです。
あなただからこそ、醸し出せる芯の強さもあるはずです。
少しずつ、捉え方を変えてみましょう。

追記:
②のお悩みは文字数制限で応えきれませんでした。
ですが①と②のお悩みは別々に見えますが、私としては繋がりがあるように感じます。
まずは①を解消してみてはいかがでしょうか。

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