hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

周りにも自分自身にも嘘をついてしまう。甘えすぎてしまう。

回答数回答 1
有り難し有り難し 8

初めて相談をさせていただきます。

私は、適応障害で会社を約1年半、休職しています。
職業は道路の計画、設計をしております。
妻(妊娠6か月)と2人暮らしをしております。

休職中ではありますが、リハビリという形でポツリポツリと出社しております。
正月明けは1週間ほど出社できておりましたが、今現在はまた休んでしまっています。

休職を解除してもらうには、ある程度(3週間ほど)出社し続けなければなりません。
頭では分かっていても、毎朝、休むことを選択してしまう自分が情けないです。
明日は行こう、明日は行こう、と思っても心が折れてしまいます。
仕事内容は好きなのですが、出社したときの周りの目線を想像すると、怖くて休んでしまいます。

そんな私の悩みは、周りや自分自身に嘘をついてしまうことです。

毎日休んでしまっているのに、「毎日出社している、たまに休んでしまうから休職が長引いている」と妻に嘘をついてしまいます。
心療内科に通っていますが、そこでも「毎日出社しています」と嘘をついてしまいます。

自分自身に嘘をついているのではないのかと思うことも多々あります。
例えば、会社に行きたくないという目的を果たすために、適応障害や不安感を理由、引き合いに出しているのではないのかと。
それにより、自分を正当化しようとしているのではないのかと。

また、自分は今の環境に甘えすぎているような気がします。

生活は、自分の今までの貯金や、妻が働いているお給料でやっていけています。
上司も適応障害で休職中のことを気にかけてくれています。
毎日、現実逃避のように睡眠多過になり、時間を無駄遣いしている自分がいます。

そのような嘘や甘えから抜け出したいのですが、その勇気が出てきません。
「現状をよし」としてしまっているもう一人の自分がいることが情けないです。

情けない話ですが、このような自分が父親になれるのかも不安です。

このような嘘で塗り固めてしまった、甘えた自分に何かアドバイスをいただければ幸いです。

ご回答の程、宜しくお願い致します。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

まず、規則正しい生活習慣を・・・。

*ハスノハへようこそ。
シロシロさんが「ピン!」と来たところだけを、心にとめていただければ十分です。
 シロシロさんは休職中とのことですが、適応障害になったきっかけはどのようなことだったのでしょうか。一年半たって、その原因は解消されつつあるのでしょうか。それとも、その原因がまだ解消されずに不安が募っているのでしょうか。その原因については、上司の方と具体的な解消法を相談されていますか。

 また、シロシロさんの家での日常はどのような生活でしょうか。
起床や就寝の時間、食事の回数やその量、外で身体を動かすタイミング、身近な人と関わる機会 などはどうですか。昔から「心身相関」ということがいわれており、心と体は別々ではなく、密接に関わり合い、影響し合っていると教えられます。特に、自分の思いが空回りして自己嫌悪に陥るときは、具体的に身体を動かしてみるとよいようです。 規則正しい生活習慣に少しずつ変えていく工夫をなさってみるのは、いかがでしょうか。たとえば、仕事に行かない日でも、決まった時間に起床・就寝する。起きたらすぐに太陽の光を浴びて、顔を洗う。 などです。

 さらに、妻である方は妊娠中とのことですから、今のうちから家事の手習いをされておくと、とても喜ばれるのではないでしょうか。仕事で十分力を発揮できない今でも、「誰かのために役に立っている」ということを感じられたら、自分の自信がよみがえってきて、わざわざ嘘をつかなくてもよくなると感じています。

どうぞ、何かのヒントになさってください。
シロシロさんのこれからを応援しています。
ご縁に感謝!!  合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

個別相談可能
1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。実家の西福寺で中高生を主体とする「るんびに太鼓」に所属、演奏・指導経験を通して、「人は、支えられてこそたくましく生きてゆける」と体感。青少年よみがえりの場「短期るんびに苑」にも関わる。   平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。ご法話や講演などをご希望の方は、遠慮無くお声かけください。  グリーフケアアドバイザー1級 発達障害コミュニ ケーション初級指導者 つどい・さんあい運営委員
ご相談時間はご希望をいくつかお知らせくださいね。 ◆「絵本のお坊さん」として、絵本を通じて人生を見つめ直す活動を行っています。◆死別、離婚、退職、不安など、様々な喪失を抱える方のお話に寄り添い、仏道の教えを分かち合いながら心を癒すお手伝いをしています。◆資格:グリーフケアアドバイザー1級、発達障害コミュニケーション初級指導者。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ