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仕事ができない社会人2年目の自分

回答数回答 1
有り難し有り難し 4

掲題の通り、社会人2年目です。
今はコンサルの会社に勤めています。
ですが、非常にポンコツです。

相談内容(質問)
1.周りからの「仕事ができない」というイメージを気にしない方法はあるか?
2.1の方法が分かっていても落ち込んでしまった時の心のもやもやの解消方法は?
です。
1
およそ1年間仕事をしてきた中でついてしまった悪いイメージを払拭させるべく2年目は努力をしていこうと思ったりしています。しかし心を前向きにしようとした半ば悪いイメージを持たれているというコンプレックスから自己嫌悪とモチベーションダウンの悪循環に陥ってしまい、なかなか吹っ切れることができません。周りを気にしないという方法もあるかと思いますが、それだけでなくお坊さん目線でのありがたいお言葉をいただけると幸いです。特にどういう気持ちで日々過ごすべきか教えていただきたいです。

2
落ち込んだ時にどう立ち直るべきか知りたいです。一年目の1月に残業と自分のキャパの無さから気が滅入ってしまい、鬱病になってしまいました。鬱病と判断された後もプロジェクトは続けていますが、上司から非常にきつい言葉を日々受けるので落ち込みを少しでも早く和らける方法を教えていただきたいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

失敗の中には 成長のヒントがある

たつたつさん、おはようございます。
 私は、お寺に集う子どもたちと日本一高い山=富士山に登ったことがあります。私は、生まれつき小児麻痺で足が不自由なため、小さい頃から運動が苦手でした。自分の容姿も恥ずかしく勉強も苦手で、承認欲求は高いのにコンプレックスで、なかなか自分に自信が待てませんでした。そのような私ですから、富士山に登るなどということを一度も考えた事はありませんでした。そんなことはできるはずがないと、思い込んでいたのです。ところがいろんなご縁と、登山ガイドさんからの一言が支えになって、山頂まで登り切ることが出来ました。「一歩ずつ歩いていけば、あなたでも必ず登ることができますよ」
確かに人よりも時間はかかりましたが、多くのサポートを頂きながら合計3度も富士山の山頂に立つことができました。人生って、不思議なものですね。この貴重な体験は、「いきなり成功を求めるのではなく、目の前の一つ一つを慌てず丁寧に重ねていくこと」の大切さを教えてくれました。

 さて、次はたつたつさんの番です。一枚のA4コピー用紙を机においてください。その紙に山を描いてください。山頂には、たつたつさんが考えている「仕事が出来る人」の顔と、その人のプロフィールを書いてください。今、たつたつさんはその山の何合目に立っていますか。その山頂にたどり着くために、たつたつさんがすでに会得している能力やスキルはどんなものがありますか。また、これから手にしたい能力やスキルは何ですか。これまでの失敗からどんなことを学び、改善してきましたか。失敗の中に、たつたつさんの成長のヒントがたくさん隠れていると思います。
現代は、成果を早急に出さなければならない慌ただしい時代ではありますが、何事も一歩からしか始められませんね。頭の中でモヤモヤとイメージしているものをいったん書き出してみることで、今の立ち位置と、やってみたいことが浮かびやすくなると思います。たつたつさんは、一人ではありません。こうして相談できるハスノハがあることも支えにして、今日の一歩を踏み出してください。応援しています。

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有り難し
おきもち

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん...
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