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眠ることができない

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母が1週間前、狭心症で入院し、今日退院しました。

入院期間中は勿論、退院後も動き回ると再入院のリスクが高まるので、分担していた家事がほぼ私の仕事になりました

父も私の前では言わないけれど不安そうでストレスも酷く一気に痩せてしまいました

だから、2人を極力不安にさせないようなるべく笑顔で家事を頑張ろう!と思いそうしていました

母が帰ってきて、
「お父さんは色弱だから顔色は分からなかったんだろうけど真っ青よ、隈も酷くて、いつも以上に痩せてるし...夜中でもなんでもいいからお腹すいたら食べてね」

と。
体調はどこも悪くなく、耳鳴りがするくらいなので鬱陶しいけどそこまでだとは思っていませんでした

母が死ぬかもしれないと言う恐怖や、手術による合併症で死ぬかもしれないリスクを説明された恐怖、いつも父と母がはしゃぎ合う賑やかな家が静かだという寂しさが強く、ちゃんと眠れず食べられていませんでした

眠っていないことを自覚してから何もしたくないくらいの猛烈な眠気に襲われて布団に向かったのですが、寝室に向かう途中段々と眠気が嘘のようになくなって、
目を瞑ってみても眠れずいつになっても眠気が戻らないので

もしかしたら家事やれるかも、

という気がして起きるのですが、母曰く顔色は全く良くなっていないし見ていて切なくなる程、らしくて

母が自分のペースでリハビリにだけ専念して過ごせれば、
父が家では無理することなく心穏やかに過ごせたら私は安心なので、休まなくても別にいいかなという気がしてしまいます。

休みたいのになとも思いません。だからこそ問題なのかもしれませんが...

ですが顔色の悪く隈が酷く痩せている娘に気兼ねなく何かを頼むと言うのも無理な話でしょうし、
愛してくれている人達にこれ以上無駄な心配をかける訳にはいきません

ちゃんと寝ないとなぁと思うのですがどうやっても、眠りにつけません。
眠い気もするけど、横になっても眠れず、安眠グッズを使っても眠れずここに書き込んでいます

ストレスを発散すれば眠れるのか、問題はそこでは無いのか、全くわかりません


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

恐怖を取りのぞくことですね。

家族が、大病で「死」を予感させるような出来事が起きれば、誰でも心配で不安で、そのストレスで体調を崩すことは多々あります。不安に押しつぶされそうになるのも仕方ありませんが、現実には、お母さまもリハビリに努力されているのですから、皆さんも前向きになって頂くしかありません。

私は昨年、突如、悪性リンパ腫(血液癌)になり入院しました。それこそ家族全員が医師に呼ばれ、最悪の状況を伝えられました。当然、家族も特に家内はショックでしたが、それでもなるようになると、腹を決め通常通りの生活をしていました。もちろん常に不安はあったと思います。しかし、前向きに考えることしかなかったそうです。
退院後も、通院、抗がん剤治療が半年弱続き、今でも通院はしていますが、私自身もがん患者であることも意識していませんでしたし、今でそうです。
いつかは人間「死」を迎えます。死の恐怖が0と言えば否定できませんが、少しでも捉え方を変えれば、随分楽になります。

弥生さんもお父様も心配でしょうが、死という恐怖に逃げていると、不安と恐怖で押しつぶされます。今は、お母さまも退院されているので現実を見ながら、ご家族で楽しく、笑顔を取り戻してください。
生老病死は避けなられないということです。

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