過去を振り返らないで前に進むには?
私はここ1週間ほど、過去の物を何度もみてしまいます。
例えば、高校の部活の公演DVD。
高校では演劇をしていました。
舞台で演技をしている自分は輝いていて今の無職の私とは別人にみえます。
それが誇らしく、「私はできる人だ」と自信を持つと同時になぜか切なさを感じます。
先輩や後輩からもらった手紙や、過去のメールをすべて読み返したりしています。
読んでいると高校の時の感情を思い出します。
先日、高校時代の部活の友人に久々に会いました。
高校時代は似ていると思っていた仲間がそれぞれの道をいき、私の知らないような経験をし、大人になっていました。
私はなんだか自分の居場所だった部活の仲間たち、あの時には戻れないと感じ、悲しくなりました。
この前、ハローワークに行きましたが、上手く相談できず、なにも進みませんでした。
自分の良いところを思い出すために過去ばかりみて、現実の私はなにも踏み出せないでいます。
私は自分の決断に自信がもてないので、何も決めたくないと思ってしまいます。
過去との向き合い方、そして今への向き合い方を相談させていただきたいです。
よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
過去の自分は別人
私たちの細胞は新陳代謝でどんどん入れ替わります。
学生時代のあなたを構成していた物質は、もうとっくに地球全体に拡散しています。
高校時代のあなたと今日のあなたは別の物体。ただ、記憶データを相続しているから同一人物だと錯覚しているだけです。
私たちは、瞬間瞬間ごとに浮かんでは消える、瞬間ごとに新しい存在です。
過去と比較することや、他人と比較することは悩み苦しみの原因になるだけで、あまり重要ではないのです。
せっかく色々と他人と比べて、評価して概念でラベルを貼っても、貼ったそばから貼られた「自分」は消えて、もう新しい自分に交代しているのですから。
質問者からのお礼
回答いただき、ありがとうございます。
心が軽くなりました。
新しい自分で頑張りたいと思います。