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祖父が自死しました。

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祖父は93歳でした。
2ヶ月前に一人暮らしから近くに住む叔父の家へ引越しをして、夕方は母がご飯を作りに毎日行ってました。

93歳でもお箸は使えるし、ボケてもないし、おむつもしてない、目や耳が遠かったですが、杖をついて一人で歩ける状態でした。

自分の兄弟や甥、親戚などが次々と亡くなっていくなか、一人だけ残っていると孤独を感じていたのは分かっていました。

自死する前日も夕方から一人で出ていき、どこにいるかわからなくなり、自分から母へ電話をかけて通行人が代わってくれて、警察に保護されました。

母が迎えにいくと不貞腐れたような態度で、家に着いてからも床に寝転び嘆くような、駄々をこねるような態度だったそうです。

そして22時過ぎ頃、不貞腐れて眠りにつき、その後叔父も眠り、母も家に帰りました。

そして3時頃叔父が目覚めた際に居なくなっていることに気づき、二人で探したが見つからず、警察にも連絡をし、その後家から1キロほど離れたところで、紐で自死していたところを発見されました。

叔父が探した方面の奥に入った人気のないところだったそうです。叔父も自分が起きてれば、自分がしっかり探していればということを考えているようです。

私自身は、こんなに尽くしていた母を裏切るようなことをした祖父を許せない気持ちもあり、葬儀でも涙も出ませんでした。

母は、様子がおかしいと思ったのに、何故一緒に居なかったんだろう…まさかそんなことするなんて…孤独を感じさせてしまった…前日に保護されたときに一度抱きしめてあげていれば…

など自分自身をとにかく責めていて、凄く心配です。

母には色んな話をしました。国のために戦争へ志願するような祖父だったので、武士のように未練なく自害したんだよ、好きなように生きた人生だったんだよ、などと話していても、そうだね、と言ってはくれるものの、母の心が壊れてしまわないかと心配です。

すぐには立ち直れないのは仕方ないと思いますが、この呪縛から解き放してあげたいです。

お言葉を頂きたいです。
宜しくお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

御病気だったんだと思います

 以前、檀家のおばあさんで、同じようなことがありました。

 朝起きて来ないなあと思って檀家さんがおばあさん(其の人からみれば、母親)の部屋に行ってみました。そしたら、部屋の障子の鴨居のところに紐が吊るしてあって、・・・・。
 そのおばあさんも90代でしたが、日常的なこと、自分のことは自分で出来る方だったそうです。傍目には元気だったそうです。「その年齢で高い場所に紐を吊るせるんだからなあ。」と思いました。御遺族にたいしては、何とも声のかけようが有りませんでした。

 考えられるのは、何らかの病気があったのではないかということです。もはや診察してもらうことは出来ませんし、脳波を撮ったりする検査も出来ません。全容解明は難しいかと思います。
 何らかの疾患を抱えており、其の疾患が原因となっての行動ではないかと思います。高齢者の方は、個人差がありますが、多かれ少なかれ認知症を抱えているのではないでしょうか?但し、具体的な症状の出方はかなり波がありますし、個人差があります。

 別の檀家さんのことですが、其の御老人の晩年は認知症がかなり進行し、数年間寝たきりでした。寝たきりになる数年前ですが、「息子さんが癌に罹り、亡くなった場合どうしたら良いか?」と相談に見えたことがありました。そして、息子さんが亡くなり葬儀を勤めました。葬儀後、其の息子さんの奥様と話をすると、御老人から聞いた話とかなり食い違うところがありました。老人が嘘をついていたことに間違いが無いのですが、嘘をついていたというよりも、既に認知症に罹っていたというのが正しいのではないかと感じました。傍目には元気そうでも、思い返すと言動の中に、病気の症状があらわれていたということは有ります。

 お祖父さまの行動は不可解ですが、それは病気に罹っていたからと受け留めるしかないと思います。最期の時で其の人の人生のすべてが決まる訳ではありません。どうぞ、生前のいい思い出を大事に心に留め、ご冥福を祈ってあげて下さい。

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有り難し
おきもち

 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。
母にも話をしました。私の素直な気持ちも伝えられたし、お坊さまの言葉も伝えられて、少しは心を軽くしてあげられたかなと思います。時間がかかると思いますが、家族で乗り越えていけるようにがんばります。ありがとうございました。

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