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父は今、笑顔でいますか?

回答数回答 2
有り難し有り難し 42

はじめまして。いつも拝見させていただいております。乱雑な文章ですが、どうかよろしくお願いします。

今年の4月に父を亡くしました。人の住まいを作る、立派な父でした。
2ヶ月経った今も、ふと涙が止まらなくなります。

約1年前に病気がわかったときから、父はなにを考え、一日一日を過ごしたのでしょうか。
闘病中は家族みんな希望を捨てず、可能性を信じて父を励まし続けました。父はそれに応えるように、弱音を一切吐かず治療を頑張り、体が以前のように動かなくなっても“生きる”という意思を貫きました。私たち家族の為だったと思います。

亡くなる1週間ほど前に、私が「父さんは絶対大丈夫。絶対治る。」と言ったとき、父は「嬉しい。」と言って泣きました。父がこんなにも泣く姿を初めて見ました。

でももしかしたら、父は、“自分はこの先どうなるんだろう“という不安に寄り添ってほしかったかもしれないと、今更答えの出ないようなことばかり考えてしまいます。私がポジティブな言葉ばかりかけ続けていたのは、ただただ自分自身の為で、私が父の病気を受け入れられず、現実から目を背けていたのではないかと思います。
ときには不安を共有し、泣きたいときには一緒に泣いてほしかったのではないでしょうか。

自宅で明け方に亡くなった父は、家族に「おやすみ。」を言って、みんなが寝静まってから、眠ったまま逝ってしまいました。苦しんだ形跡もなく、寝入るときのままの表情だったので、本当に穏やかに眠ったのだと思います。父の最後が安らかで良かった、生前積んできた徳がこうして人生を締めくくったのだと思いました。

しかし私たち家族は旅立つ間際に手を握ることも、今まで大切に育ててくれた感謝を伝えることもできませんでした。
お医者さんや看護師さんは、“人は死に方を選ぶ”とか、“お父さんは自分で決めて、この時間に逝ったのだ”と言ってくれました。確かにこの言葉にどれだけ救われたかわかりません。
でも、私が眠らずに手を握っていれば…逐一様子を見ていれば…とどうしても後悔が消えません。

まだまだこの世でやりたいことが沢山あったと思います。でも強い人でしたので、自分の生きる世界が変わったことなど早々に受け入れて、新しい毎日を過ごしているのではないかとも思います。

父は今、笑顔で私たちを見守ってくれていますか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

きっと笑顔でこちらを向いていますよ

31 様 遅ればせながら、お父様のお悔やみを申し上げますとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。合掌礼拝

お父様は、亡くなる時に心地よくいかれたのですね。それはご家族の愛情を感じられたのですね。

伝えきれなかったこと、後悔する事、お別れの時にはそんな思いがついてきます。
遺された者は、何かしらそのような想いを持つものです。
それを手がかりとして、お父様の遺影や位牌などに語りかけていいんですよ。

お別れの時の悲しみはその時のことですが、お父様のとの繋がりは、ずーっと前からあったのですから、思い出せるだけ、ありったけ思い出して、自分の気持ちを伝えていきましょう。自分の立場とお父様の立場にも立ってみて、両方の感情を味わうように、思い出しをしてみてください。
きっと、お父様からあたたかなメッセージが返ってきますよ。
感謝の言葉「ありがとう」でしょうか「優しいね、見守っているよ」でしょうか
「安心して、大丈夫だよ」でしょうか、きっと笑顔でこちらを向いていますよ。

どうしても不安なら、グリーフケアを受けてみてください。グリーフケアの専門のカウンセラーや傾聴をする僧侶がいますので、お近くかで探すか、ネットで探して、悲しい気持ちを聴いてもらうことも、必要かもしれません。
一人で全てを受け止めようとせずに、色々頼ってみてください。
その中で、温かさや、優しさ、思いやりを感じたら、それが癒しになっていくでしょう。そうするとさらにお父様は安心して笑顔に成ると思います。
やがて「自分の人生を生きてね」とメッセージが聞こえてくるかもしれませんね。
一礼

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有り難し
おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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仏さまとして寄り添ってくださっています。

亡くなった方は
仏さまが成仏させてくださいます。
そして
ずっと極楽浄土に居るのでなく
有縁の方々を導くため
この娑婆に戻って
支えてくださっています。

我らからは
その存在を確認できませんが
あなたのその想いはもう
届いていますよ。

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有り難し
おきもち

和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
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質問者からのお礼

ご多忙の中お返事いただき、ありがとうございます。
たしかに今は父が旅立ったことを受け入れて毎日を生きることで精一杯ですが、少しずつ、父と過ごした日々を振り返り、元気に笑う姿を思い出して感謝を伝えていけたらと思います。

今は父をすぐ近くに感じられ、私たちを見守ってくれている気がします。なにか語りかけたときは、隣で聴いてくれているように思えます。
父からの言葉を聞き逃さないよう、一日一日を温かく穏やかな気持ちで生きていきます。

和田様 お忙しい中お返事いただき、ありがとうございます。
またいつか父と家族になれるように、周りとの縁を大切にしながら生きていこうと思いました。

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