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自殺者は誰かに引き寄せられるのでしょうか

回答数回答 1
有り難し有り難し 18

私の元妻は交際中の男性の最寄り駅の建物から娘と共に飛び降りこの世を去りました。幸い娘のほうは奇跡的に助かり、今も病院で治療を頑張っています。

私は離婚してからも、元嫁、娘と同居の関係にありました。
元嫁と娘は一旦は交際相手と同居をしていましたが、娘と男性
との間がうまくいかず、結局私のもとに戻ってきていました。

その為週末、休みだけ元嫁はその交際相手のもとに行く生活を続けていました。
私としては気持ちいいものではありませんでしたが、娘のことを考えると
元嫁を追い出せず、我慢をしていました。

そんな生活が数か月続き、時期は把握されてしまうので伏せますが、
ある晩に娘と元嫁はビルの屋上から飛び降りてしまいました。
当日特に変わった様子もなく、死ぬ数時間前、私のご飯を心配して連絡をくれていました。特に肉親、私等に遺書なく、交際相手にだけ別れのメッセージを送っていたそうです。当日は何の前触れもなく、突然、これは警察の方から教えてもらいました。

ネットなど色々調べていると、自殺した人の霊と波長があうと連れていかれるとありました。また自殺した魂はその場に残り同じことを繰り返すということが書いてあり、お花をもって現場に行ったほうが成仏できると書いてあるサイトを見ました。娘がまだ治療中であることもあり下手にそんな場所に行き、悪い者が取り憑いたり、自殺した元嫁が娘を取り返しにこないかとか色々不安があります。
自分で納得するために現場に訪問したいと考えていますが、上記の不安があり、簡単に訪れることができないでいます。
ただ元夫として妻が亡くなった場所がどんなところなのか?その場にとどまっていないか、苦しんでいないか等、考えてしまいます。また自殺した隣のビルは以前に事故物件となっているようでした。近隣の防犯カメラには当日もまずはそっちのビルに上ったそうですが、鍵がかかっており屋上には出られなくなっていて、飛び降りたビルに向かっていったそうです。その霊と波長が合って飛び降りてしまったのでしょうか?
自殺した人はその場にとどまるというのは本当なのでしょうか?また私は現場に
行かないほうがいいのでしょうか?49日等はしっかりと行っています。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ネット検索による情報は根拠なきものが多数です

ご相談拝読しました。誠に悲しく痛ましい出来事であり何と申し上げてよいか言葉もつまるものがあります。
元奥様にお悔やみ申し上げますとともに、お子様にお見舞い申し上げます。ご回復を念じます。

まず、自殺や死後についてネット上には有象無象の信頼できない情報が溢れています。何か調べずにはいられないお気持ちはお察ししますが基本的にはそうした情報は目にしない方が賢明です。仏事はしっかりとお勤めのようですのでそのお坊さんに不安や疑問はどんどんぶつけましょう。また、聞きにくい事はhasunohaでお気軽にご質問ください。

さて、自殺者は誰かに引き寄せられるのかとのことですが、それが霊的なものに引き寄せられるという意味であるならば仏教的には否定されるものであると思います。
そうでなく、本人が死に場所を調べる中で過去に自殺があった場所に何か惹かれるものを感じるということは心理的な問題としてあり得るかもしれません。

ですからその場所を訪れても連れて行かれるとか取りつかれるとか成仏できないとかそうしたことはありませんが、訪れる本人が心理的に影響を受けて具合が悪くなったり、あるいはその後に起こった悪い出来事を本来は関係ないのにその場所を訪れた事と結び付けて考えてしまうということはあるかもしれません。

あなたのなかできちんとそうした線引きができてきちんと見ておきたいのなら訪れるのはかまわないと思いますが、今の状態ではまだ避けるべきのように感じます。もう少し落ち着いて覚悟ができてからでも良いかもしれませんね。

元奥様の行動に納得はいかないもののお子様を思っての生活を送っていた最中での出来事に、本当にお気持ちは大きな混乱の渦中にあると思います。どうかご自愛ください。

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有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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質問者からのお礼

吉武様
ご回答ありがとうございます。確かにその場所に行って悪いことが起こったら、全部その事のせいだと、自分を責めてしまう気がします。でも離婚をしたとしても最愛の妻であることは変わらない為、どうしても知りたい思いはあります。今回の事だけでも相当辛く悲しい事故な為、これ以上何かが起こったら私もどうにかなってしまうと思いますので、当分は控える方向で考えます。
ありがとうございます。

もうクローズしているとは思いますが。約1年経過し。娘も無事に小学校に行けるほど回復しました。それだけでも本当に救われました。当時ここに相談した現場訪問もこのご時世ということもあり、実現していませんが、ここでアドバイス貰えて良かったと思います。本当にありがとうございました

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