人の感情が分かりすぎる
以前もここで質問させていただいたものです。
私は生まれつき、人の感情が分かりすぎてしまいます。
具体的に言うと、顔色や表情、雰囲気からその人の気持ちがわかってしまったり、怒られている人を見ると、自分が怒られているかのように感じたりします。
それがすごく辛くて、大学の吹奏楽サークルに入っているのですが、吹奏楽は上下関係が強く、同期が怒られている、褒められているなどされていると自分にされたように思います。
自分の気持ちに蓋をすることもできず、生きているだけで苦しいです。カウンセラーの方にも相談しているのですが、全くと言っていいほど参加になりません(私が言える立場ではないのですが。)
こんな私を、私はどう見たらいいのでしょうか。ずっと悩んできていることなので、沢山のお坊さんのご意見を聞きたいです。よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
妄想雑念に気づくように
「わかりすぎる」というより、あなたが感情移入しすぎなのではないでしょうか。
つまりは、頭の中で妄想雑念を膨らませ、余計なことを考えてしまっているのです。
たまたまその妄想雑念の対象が、他人の感情なだけです。
たとえば、車が好きな人は、学校の授業中にたまたま窓から見えた車について、頭の中であれこれ妄想雑念を展開し、授業への集中力が途切れてしまいます。
鳥が好きな人は、鳥の声が聞こえただけで、鳥についてあれこれ妄想雑念を展開するかもしれません。
あなたは、自分自身が他人の感情を「分かりすぎる」という能力について、プライドを持っているのかもしれません。
つまりは、他人の感情を読むことが好きなのです。
だから、感情に対して妄想雑念を展開し、自分自身の感情まで刺激し、色んな気分を脳内で分泌してしまっているのです。
やっていることの本質は、車好きが車を見て興奮するのと大差ないのです。
それが趣味だとしても、今、目の前でやるべきこと、今考えるべきことを疎かにするのは、大人として必要な「自分の思考を管理すること」の妨げになってしまう可能性があります。
まずは心の中で、
「あ、また他人の感情を気にして妄想雑念に思考がそれてしまった。これは、今は考えなくてよいことだ。」
と、妄想雑念に気づくようにしましょう。
今日から、妄想雑念に気づく修業生活をスタートしましょう。
妄想雑念が減れば無駄な思考時間が減り、学業や仕事の効率アップになるかも。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。そうですね、自分なりに頑張りたいと思います。