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「死にたい」と寄り添うのが辛いです。

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死にたいと思う気持ちと折り合いを付けたいです。私は小学生の時にイジメを受けて以来イジメを受ける自分が何も出来ずに萎縮して「もし、今死ねたらどれだけ楽だろう。」「消えてしまえたらいいのにな」と思考を停止させるだけの物申す事も暴れる事も出来ない臆病な自分が嫌いで仕方が無く、それでも生きるだけの環境を与えてくれる周りの期待を裏切る様な生き方しか出来ずにいます。

学生時代にもいい思い出はあり、その時は「今の自分は大丈夫だ」といい聞かせる事も出来て「更生できたかな」と思っていましたが、望んで学びたいと思った研修先を見つけてそこでだんだんと体調を崩し始めても「新しい環境に馴染めて居ないだけ」と喝を入れていた所、その仕事に励むには致命的な欠陥を自分は抱えていることを救急搬送先の病院で知りました。病院の先生からも研修先の先生にも「このまま続けていたら何れ死ぬ」とまで言われ、家族もやんわりと「辞めてもいいんだよ」と言ってくれた言葉を押し切り「それでも頑張りたい」と意地張って、もがいて、足掻いた先に同期の学生から「研修の邪魔だから辞めて欲しい」と影で笑われて居るのを知り「結局自分は人に迷惑や邪魔ばかりする存在なんだ」と改めて再認識し、みんなの邪魔にならない様に今まで無理をした体の療養も兼ね研修先を辞める事を決めました。

療養中に働かない訳にも行かなくなり、そんな私に職場を与えてくれた方々の元で働いていても良い環境だったのにも関わらず、些細なミスや失敗をする度に、頭の中で怒られた時の焦り、嫌な情景ばかりが浮かんで「ああやっぱり自分がダメなんだ」「死にたい」で頭がいっぱいになってパニックを引き起こしてさらなる失敗を産んで、職場の方々にも迷惑ばかりをかけて。挙句人が怖くて助けを求める事も、打ち解ける事も出来ない。逃げ道のない悪循環に取り憑かれて、結果半年も経たないうちに逃げる様に辞めてしまいました。

今は部屋に閉じこもり、所謂無職として生きていない様な生活と底抜けにある自分への負の感情を抱えています。頭では無駄だとわかりきって居るのに気持ちはいつも「消えたい。死にたい。」ばかり、実際に試す勇気もないのですが。どうすればいいと悩み続けて彼此12年、もう時期また歳を重ねるので死にたい思いを抱えてる歳の方が1つ多くなって、これから先もずっとそうなんだと思うと幸せな未来を考えるのが難しいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

一息ついてから

拝読させて頂きました。
あなたが今まで一生懸命に生きていらしたこと、必死にこらえていらしたことも読ませて頂きました。今まで本当に辛いことが続いてきたんですね。そんな中でもあなたが頑張っていらしたことはとてもすごいことだと感じます。あなたのお気持ちを心よりお察しします。
あなたがそうして努力なさって頑張っていらしたことは決して無駄なことではありません、そのことは本当に大事だと思います。辛い思いをなさってこられてあなた自身もう限界の状態かとは思いますが、あなたが学び経験なさったことは必ずあなた自身を成長させるもとになってきます。
今あなた自身の心も体も限界でしょう、ですから先ずは心身ともに休めてみて下さい。一度一息ついてゆっくりと回復なさって下さいね。心身ともに限界で追い込まれている状況では何も受け止めることもできませんし、何かをすることもできません。
先ずはあなた自身がとても大事です、あなた自身を大切になさりしっかりと休めて英気を養って下さいね。そして心身ともに癒して回復なさってからゆっくりと見つめなおしてみて下さい。
一呼吸なさってみて今までの自分そして今の自分、これからの自分についてあわてないでゆっくりと見つめなおしてみて下さい。
ものごとそんなに簡単には答えは出ではきませんから、自分で考えながらも例えばここでも再度あなたの思いや考えや今までのことをお話なさってみて様々な方々からアドバイスやご意見を伺ったり、或いは具体的なサポートも受けてみましょう。
今までのお仕事についてやいろんな人間関係についても直ぐに答えを出すのではなくて見直していくことです。その時その時でいろんな状況のことを振り返りますから善いこと悪いことも見方を変えていくと受け止め方も自ずと変わってくるのです。人から指摘されたことも意見されたこともひとまず保留してゆっくりと考え直してみるとただダメだったというだけではなく、ものごとの見方考え方或いは進め方についても沢山のヒントやきっかけになることは含まれているのです。
一時的な感情ばかりにとらわれずに決して自分のことを追い込んだりせずにゆっくりと見直していきましょう。

先ずはあなたを許し認め休めることです。あなたはとても大切な方ですからね。そしてあなたは決して独りではありませんからね。
一息ついたらまたあなたのことお聞かせ下さいね。

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おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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