なぜ死んではいけないか
なぜ死んではいけないのでしょうか。
仏教ではどのように考えるのでしょうか。
美味しいものを食べても、好きなことをしていても心が空っぽで、毎日が苦しみに溢れています。周りと比べて劣等感があるからかもしれません。少しでも楽な気持ちになりたいです。
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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なぜ生きるこの世が死にたくなるほど苦しいのか。乗り越える力を
人は必ず命尽きる日が来ます。死んではいけないわけではなく、死んでいく命、生きることには限りがあるんだよと、仏教は気づかせてくださいます。
その上で、生きているこの世は、思い通りにいかないことがある。苦があるこの世界から、救う教えが説かれているのが仏教。
なぜ死んではいけないのか。
なぜ生きるこの世が、死にたくなるほど苦しいのか。
だよね。あなたは、劣等感があるんだね。それって悲しくて、凄く自分が惨めに思えて、苦しいよね。
人と比べる時って、周りの良さばかりが見えてくるの。だかは、「私はどうして…」って。でもどんな人にも、しんどいことや辛いことだってあると思うんだよ。それでも、良く見えるのは、その人が乗り越える力があったからだろうと思う。
あなたにも、その力がある。一人では難しくても、支えになるものがあれば、きっとあなたも前を歩いていける。
どういうところが、自分に自信がないと思うのかな。一つ一つ考えていきながら、乗り越えるお手伝いをさせてほしいわ。一緒に考えていきましょう。
力になってくれる味方や、優しく接してくれる仲間、あなたの周りに繋がりを広げましょう。サポーターが出来れば、あなたも周りと比べなくても、自分の良さをちゃんと認めていけるんじゃないかしら。
私たちの身体は「生きたい」と強くプログラムされている
拝読いたしました。
短い文章の中に、あなたの深い苦しみが凝縮されているように感じ、胸が締め付けられる思いです。
毎日が苦しみに溢れている、そのお気持ち、少しでも楽になるようお話しさせていただきます。
まず、「なぜ死んではいけないのでしょうか」という問いについてです。
これは、私たちの身体が生物として「生きたい」と強くプログラムされているからだと私は考えます 。
お腹が空けば何かを食べたいと思い、痛みを感じればそれを避けようとしますよね 。
また、孤独を辛いと感じるのも、他者と群れで生きることで生存確率を上げてきた人間の本能です 。
これらはすべて、根源的な「死」という恐怖を遠ざけ、生きるためのシステムなのです 。
ですから、「死んではいけない」と感じるのは、あなたが「生きたい」と願う生命そのものの叫びなのではないでしょうか。
仏教もまた、その「死」という避けられないものを前提として、「では、限りある生をどうすればより良く、心穏やかに生きられるか」を説く教えです 。
次に、「美味しいものを食べても、好きなことをしていても、心が空っぽ」というお気持ち。
これは、その楽しみを「共に分かち合う人」がいないからかもしれません 。
人は、自分の好きなことや嬉しい気持ちを誰かと共有し、気持ちが通じ合った時に、深い喜びや心の充足を感じるものです 。
もし今、あなたの気持ちを共鳴させてくれる場所がないのであれば、虚しさを感じるのは当然のことかもしれません。
そして、「周りと比べて劣等感がある」とのこと。
劣等感を抱くことは、決して悪いことではありません 。
誰にでもある自然な感情です 。
むしろ、その感情は「あの人のようになりたい」という、自分を成長させるためのバネ、つまり人生を豊かにする「チャンス」と捉えることもできます 。
劣等感を抱かせてくれる相手は、あなたにとっての目標となり得ます。
その人に追いつくために何ができるかを考え、行動している時間は、きっと今の虚しさを忘れさせてくれるはずです 。
あなたの心が少しでも軽くなることを、心から願っております。
合掌



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◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
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