怖い話を教えてください
いつも質問させていただき、楽しく読ませていただいております。こんにちは。
突然なのですが、私の家では昔から、母より
「私ね~、昔修学旅行が(某山の)お寺で、夜も真っ暗で何も見えないのに修験者?がうろうろしてて、そんな本堂でお坊さんから七不思議を聞いたのよ~。超怖かったな~」
といわれて、何が怖かったのか聞くと「ごめんもう覚えてない」というのが家族の定番ギャグのようになっています。
興味はあるのですが、お坊さんと話す機会と言ってもあまりなく、私も修学旅行は沖縄のちょっとおしゃれなホテルだったので(笑)『お坊さんが話す怪談』というのは馴染みがありません。
人によっては不謹慎とおっしゃる方もいるかもしれませんが、私は怪談をドキドキしながら聞いてしまう方なので、是非教えてほしいです。
お坊さんが、集まった子供たちに言って聞かせるような(いやもっとロックな奴でも大丈夫です!)怪談話はありますか?
失礼な質問で申し訳ございません。よろしければおしえてください。
創作活動もしています。普段はOLです。 何をもって普通なのかちっともわかってないのですが、とりあえず普通でありたいと思っています。 母と二人暮らし。親友と呼べる友達もいて、嫌なことも辛いことも嫌いな人も沢山あるけど、毎日それなりに楽しいと思って生きています。 4年くらい前に仕事が原因で自殺未遂を図りました。色々な人に迷惑をかけて、自分も体が痛くて、自殺して良かったことなんて一つもないのを痛感して、今に至ります。
自分の普通を押し付けてしまう 常に他人より幸せと思いたい
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あくまの人形
ある日、女の子が親と一緒に買い物に行きました。
今日は女の子の誕生日、何か欲しいものを買ってもらえるようです。
おもちゃ屋さんに入っていろんなおもちゃを見ていると、とても好みの人形を見つけました。
女の子「あ!くまの人形!」
「恐怖の味噌汁」「悪の十字架」の2本
「恐怖の味噌汁」
その家庭では、毎日の食卓に必ず味噌汁が並んでいた。
今日も家の中に、味噌汁の良い香りが漂う。
お腹を空かして、いてもたってもいられない子供は、つい台所へ足を運んで母親に尋ねた。
「今日のお味噌汁の具は何?」
「今日、麩の味噌汁よ~」
「きょうふの味噌汁」
「恐怖の味噌汁」
もうひとつ。
私の体験談「悪の十字架」の話
その日はちょうど今日のような蒸し暑い日だった。
台所から、遅めの夕ご飯の支度をしている妻の悲鳴が聞こえた。
「どうした!?」
いそいで様子を見に行ったら、妻の手が血まみれになっていた。包丁で指を切ってしまったのだ。
急いでタオルを手に巻いて止血をする。タオルはすぐに真っ赤になった。
時間は夜の8時。お医者さんはやっていない。
急いで夜でも診察してくれるお医者さんを探し、車で妻を連れていく事にした。
病院についたが、入り口は電気がついておらず真っ暗だ。「すみません」と大きな声で呼んだが返事がない。一体どうしたんだ?
ふと入り口を見ると、何かが書いてある。診察開始時間が書いてあるようだ。
暗くてみえないが、目を凝らして見ると...
「10時診察開始」と書いてあった。
「開くの10時か...」
「あくのじゅうじか」
「悪の十字架」
おやすみなさい。
※妻はその後、そのお医者さんで何針か縫ってもらって、痛み止めもらって帰りました。
「黒髪の綱の呪い」
なごみ庵の浦上哲也と申します、よろしくお願いします。
タイムリーな話題があるのでお返事させていただきます。
毎年ゴールデンウィークに「向源(こうげん)」という寺社フェスが行われます。
2015年に東京都港区の増上寺を会場に開催された時の目玉として、専門家に作成していただいたお化け屋敷がありました。
ただ、全てを専門家に頼むのではなく、ナレーションだけでも内々でということになり、どうやらお化け屋敷向きの声らしい(笑)私が担当することに。
できあがったお化け屋敷は気絶者が出るほど恐ろしいものだったのですが、最近ふとそのことを思い出し、ナレーション部分とそれに合わせた法話をYouTubeにアップしました。
怪談法話
「黒髪の綱の呪い」
よろしければお聴きください (^人^)
★お礼拝読しました
YouTubeを怪談部分だけでなく最後までご覧いただき、また声マネまでしていただいて(笑)有り難うございます。
他の僧侶の話も含め、親戚のお子さんたちに楽しんでいただければ幸いです!
質問者からのお礼
三宅聖章 様
悪魔の人形、面白かったです!
悪魔の人形と聞いて最初デー☆ン小☆みたいな人形を欲しがる子供を想像しました。ロックですね……!
女の子「あ!くまの人形!」
の、『女の子』の部分が、絶妙にライトノベルチックで笑います。
お話、ありがとうございました!
光禪 様
2本のお話、楽しく読ませていただきました!
奥様お怪我大丈夫でしたか!?無事に10時に開いた(笑)模様でよかったですね。
あと、私はわかめの味噌汁が好きです。
お話、ありがとうございました!
浦上 哲也 様
『寺社フェス』というのを浦上様のご回答で初めて知り、検索をかけました。
某笑顔の会議さんのバナーが見え、若者も気軽に伝統文化を体験できるイベントなんだなと感心しました。
コロナの影響で未だにスケジュール調整が難しい昨今ですが、再び開催された時はぜひ参加させていただけたらいいなと思います。
黒髪の綱の呪い、早速聞きました。出だしからさすがのお声で、怖いけれどもっと聞きたい思いで聞き入ってしまいました。
怖い話のあとのありがたいお話も、考えさせられるものがありました。
お話、ありがとうございました!
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三宅聖章様と光禪様のお話のごとく、こう、とんちのきいた面白い話を
お礼に記載したいなと思い、それはもう一日中悩んで味噌汁の具やおもちゃの名前を紙に列挙したのですが、
残念ながら何一つ浮かんできませんでした。しいて言うなら、浦上哲也様の声真似が出来るようになった(?)ので、
頂いた4つの話をお盆に集まる親戚の子供たちに語ってみようと思います。
か い だ ん ほ う わ … …
どれもこれも最後には優しいお話で、難しく説明されるよりも頭に入りやすく、
特に黒髪の綱の呪いの動画の最後で、
「浄土真宗では、どんなに恨みを抱いた方だとしても、
阿弥陀如来様はすべての生きとし生けるものを必ず救ってくださる」
という風に仰ったのが印象的です。
こうして教えていただいたお話を、フィクション・ノンフィクション問わず
『怖い話一式』と隔離して考えることができるから楽しめるのであって、
浄土真宗の教えは温かいもので、『お化けというものは存在しない』という理屈も、それはそれとして最もだと
きちんと腑に落ちました。
すごく局地的というか、そういった考えは人によるかと思うのですが、
「メディアミックス」という言葉がしっくりきます。
人気アニメのキャラクターが文豪の名前、ゲームのストーリーが歴史をモチーフにしたもの、
それで国語も歴史も勉強した私は、「(多分人に安定をもたらす)お坊さんが(恐怖を煽るような)怖い話をする」
というのも不謹慎とは思いません。
またこのような機会があったら、是非ありがたいお話も一緒に教えていただけたらと思います。
この度はご回答ありがとうございました!!