hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

嘘をつくのをどうにかしたい、

回答数回答 1
有り難し有り難し 9

怒られたくなくて怖くてその場しのぎの嘘をついてしまいます。

それも本当の事と織り交ぜて、とても厄介な嘘です。

当然、その場を凌いでもバレるのが怖くなってまた塞ぎ込んでしまいの繰り返しになってしまいます。

自分の口から出てしまうんです。
正直な事を言わないとキツいのに言っちゃうんです。

どうすればいいのでしょうか?

人を騙したくないと考えてるのに、
全く悪気もなく嘘をつく自分が醜いです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

勇気を持って主体性を取り戻しましょう

ご相談拝読しました。

その場しのぎの嘘をついてしまう傾向があるのですね。しかしそれによってバレないか恐怖を感じ、また自分自身を責めてしまうという悪循環に陥っているのですね。

>自分の口から出てしまうんです。

との言い回しから感じるに、自分自身の意識としては嘘をついてしまうというか、自分にはどうにもならない領域から嘘が自分の口を通して出てきてしまうという感じでしょうか。

それはこれまでのあなたの積み重ねによる傾向性、言ってしまえばクセです。これはすぐに改善できるものではないでしょう。これまでの積み重ねがあるわけですから。

しかし「嘘をつかない」という行動選択がこれから先全くできないわけではないはずです。このままクセによる傾向性に支配されるならば自由が有りません。

人間に絶対的な自由意志はないでしょうが、相対的な自由意志は認めざるを得ないでしょう。
あなた自身が主体的に考え判断し、「嘘をつく・つかない」という選択がせきるということです。

主体性を失うならば自分は虚しいです。たとえ嘘をつかないことによって怒られてその場では苦しい思いをしたとしても、その苦しさは実は長期的・本質的にはあなた自身の満足につながるでしょう。

苦しさを引き受ける勇気を、自らの至らなさを認める勇気を持ちましょう。嘘で固めた自分が一時的な非難を逃れたところで安楽が訪れないことは身をもって痛感しているのですから。

{{count}}
有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

ありがとうございます
仰る通りだと思います。
苦しみを受け入れる努力をしてみようと思います。
それ自己の救済に繋がると信じて

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ