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嘘をつくのをどうにかしたい、

回答数回答 1
有り難し有り難し 9

怒られたくなくて怖くてその場しのぎの嘘をついてしまいます。

それも本当の事と織り交ぜて、とても厄介な嘘です。

当然、その場を凌いでもバレるのが怖くなってまた塞ぎ込んでしまいの繰り返しになってしまいます。

自分の口から出てしまうんです。
正直な事を言わないとキツいのに言っちゃうんです。

どうすればいいのでしょうか?

人を騙したくないと考えてるのに、
全く悪気もなく嘘をつく自分が醜いです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

勇気を持って主体性を取り戻しましょう

ご相談拝読しました。

その場しのぎの嘘をついてしまう傾向があるのですね。しかしそれによってバレないか恐怖を感じ、また自分自身を責めてしまうという悪循環に陥っているのですね。

>自分の口から出てしまうんです。

との言い回しから感じるに、自分自身の意識としては嘘をついてしまうというか、自分にはどうにもならない領域から嘘が自分の口を通して出てきてしまうという感じでしょうか。

それはこれまでのあなたの積み重ねによる傾向性、言ってしまえばクセです。これはすぐに改善できるものではないでしょう。これまでの積み重ねがあるわけですから。

しかし「嘘をつかない」という行動選択がこれから先全くできないわけではないはずです。このままクセによる傾向性に支配されるならば自由が有りません。

人間に絶対的な自由意志はないでしょうが、相対的な自由意志は認めざるを得ないでしょう。
あなた自身が主体的に考え判断し、「嘘をつく・つかない」という選択がせきるということです。

主体性を失うならば自分は虚しいです。たとえ嘘をつかないことによって怒られてその場では苦しい思いをしたとしても、その苦しさは実は長期的・本質的にはあなた自身の満足につながるでしょう。

苦しさを引き受ける勇気を、自らの至らなさを認める勇気を持ちましょう。嘘で固めた自分が一時的な非難を逃れたところで安楽が訪れないことは身をもって痛感しているのですから。

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はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

質問者からのお礼

ありがとうございます
仰る通りだと思います。
苦しみを受け入れる努力をしてみようと思います。
それ自己の救済に繋がると信じて

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