hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

お坊さんのように生活したい

回答数回答 3
有り難し有り難し 73

いつもありがとうございます🌸

私は現在 毎朝6時から オンライン坐禅会に参加しております。

リアルでも月一回 お寺の坐禅に参加させていただいています。

お坊さんのように ちゃんとした生活に憧れがあります。しかし

実際の自分は仕事以外では ダラダラと一日を過ごしてしまうことが多々あり。

後悔しつつも 《楽》を選んでしまう毎日です。

昨年は断捨離し家の中の半分以上の家具や雑貨を処分し スッキリしました。

このように 突発的な行動はできるのですが。

作務が長続きしません。お寺の清潔で清々しい空間にいつも癒されます。

掃除好きになりたい! 勉強好きになりたい!です(現在手話通訳養成講座を受講中)

どうかこのダメダメ中年に善きアドバイスをお願い致します


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

仏様がお側にいてくださるから、そのような身になっていける。

そうですねぇ〜
仏様のお側は、いつも心静かに向き合う空間。
そう思うと、周りも綺麗に整え、お花やお香のかおり、ロウソクの灯火が揺らめいて、気持ちも落ち着いていきますね。

お坊さんの生活も、皆それぞれですよ。
ただ、毎日のルーティンがありますから、朝 一日の始まりに、御本尊さまに手を合わせますと、自然と整えられた空間が目に入り、こちらの心まで整ってまいります。

気持ちが一番といいますが、
やはり形.空間.環境を整えますと、こちらの心まで合わさって整うものですよね。
気持ちが乱れる日は、環境を整えると、心も落ち着いてくることもある。

私ものんびりリラックスすることが、いっぱいありますが。
仏様のお側は、ピリッとするのと同時に、ホッとしたりもします。
安心の場所だからでしょうね。

お坊さんだから、そのような生活が出来るのではなく、仏様がお側にいてくださるから、そのような身になっていけるのでしょうね。

これも、仏様のお手回しゆえでしょう。
有難いことです。

まぁ〜そうは言っても、私も大した人間ではありません。毎日のルーティンを、こなしているだけですよ(﹡´◡`﹡ )
(私も手話をやっています。一緒に頑張りましょう。手話で通じたときの会話は楽しいですよね)

お仏壇の前の、あたたかい空間を大切に。

{{count}}
有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
このお坊さんを応援する

抜苦与楽

世間で言うところのちゃんとした?生活を
24時間しているわけではないですよ。
人前ではお坊さんらしく振舞っていますが
プライベートでは気を抜いています。
まさに楽していますよ。
それも仏教だと思います。

{{count}}
有り難し
おきもち

和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
このお坊さんを応援する

坊さんの生活

坊さんの仕事にはいくつかあって、法務(ほうむ)、檀務(だんむ)、作務(さむ)、典座(てんぞ)とあります。

法務は一言で言えば自行化他(じぎょうけた)でしょうか?仏教の勉強をし、実践し、他人に影響を与えることです。

朝勤行は気持ちがいいですよ。朝座禅はされているようですが、読経もされるといいと思います。読経は仏教徒であることを確認する儀式なのです。そのうえでの座禅なり、念仏なり、題目なりではないでしょうか?

檀務は寺での仕事で檀家相手の仕事のことです。

作務はあなたがお分かりのように掃除がメインになります。寺は「一に掃除二に掃除三四がなくて五に掃除」と言われるくらい、掃除をします。

これはお釈迦様の弟子の周利槃特(しゅりはんどく、はんだかとも)の故事に由来します。要約すると周利槃特は非常に頭が悪かったが、精舎の掃除を一生懸命することで、悟りを得たとされているのです。

さて、掃除のコツですが、私も掃除が苦手で、すぐ部屋が乱雑になってしまいます。

いろいろ掃除術の本を読みましたが、結果、捨てることですね。自分にとって必要なもの以外はすべて捨ててしまうことです。あなたの言う「断捨離」ですね。

このいつの間にか言われるようになった「断捨離」ですが、一部仏教用語が入っています。捨離(しゃり)です。これに「断」をつけることで、意味を強めた一般用語だと思います。「大往生」と同じですね。

捨離は一遍の時宗で強調する用語ですね。一遍は釈尊にあこがれたのか、全てを捨て、捨聖となって全国を遊行しました。

その捨離は徹底していて十二光物と呼ばれる十二の持ち物しか時衆は持ってはいけないと制戒しました。最近はやりの言葉で言えば、ミニマリストの元祖ですね。

私が思うに、一気に物を捨ててしまって、必要なものだけ手元に置けば、しあわせな生活がやってきます。自分の好きなものに囲まれて暮らすって幸せではありませんか?

物は多いほうが幸せではないのです。量より質です。確かに物がない時代には、物があるのは幸せな証拠とされてきました。しかし、今のように物があふれている世の中では、何を持つかという価値観の方が大事なのではないでしょうか?

必要なものだけ持つ、必要なものは持たない。そうすれば、部屋も片付きますし、部屋が片付けば、目に入る情報量が減りますから、心も落ち着きます。

典座は料理

{{count}}
有り難し
おきもち

浄土宗僧侶です。 寺に生を受け、小学校5年で、得度(お坊さんになる儀式)...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

中田様
お忙しい中 ご回答ありがとうございました。
みほとけちゃんの《ぼうさんずらぶ》も拝読しました。

本当に いくつもの顔をお持ちの和尚様なのですね(尊敬♩)

私は 怠けのルーティンをこなしているのだなぁ…と感じます

これから 少しずつ 作務と勉強を継続的に実行できるよう意識して参りたいと思います

私は現在介護士をしてますが日々 心折れることもあります

中田様の 和顔を見習って(*ˊᵕˋ*) 私も笑顔で仕事が出来るよう今日も精進して参ります。

ありがとうございました🙏

井澤様
昨年は断捨離でモノを減らして減らして…とやっていましたが。
自堕落な生活故 また不要なモノが増えつつあります。
今年も そろそろ断捨離を始めたいと思っています
ありがとうございました🌸

和田様
自分の場合は『気を抜き過ぎなので』…メリハリを意識して 生活を整えていかねばと思います。
ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ