怖くて逃げてしまいました
数年前、父方の祖母がくも膜下出血で倒れました。病院に搬送された祖母を、家族と祖父が付き添って行きました。
その時わたしはインフルエンザを患っており、「本当に危なくなったら呼ぶから休んでいなさい」と言われ、病気を移してしまってもいけないので自宅で祖母の無事を祈っていました。
しかし、やはり祖母の容態が良くなく、父が私を迎えにきて病院に連れて行ってもらえることになりました。(感染の予防はしっかり行いました)
父と病院に向かう途中、母から電話があり「おばあちゃんが亡くなった」と聞かされました。運転していた父に、その事をなんと伝えていいかわからず、なにも告げられませんでした。
私のせいで父は自分の親の死に立ち会えなかった。私を迎えになんて来て貰わなければよかった。どうして父が来てしまったんだろうと、苦しくて堪りませんでした。
病院につき、急いで祖母がいるであろう救急治療室に向かったところ、そこにいた先生から、「今綺麗にしてるのであっちで待っていてください!」と強い口調で言われました。
父はその時に初めて、祖母が亡くなった事を知りました。
先生は父が病院を抜けて私を迎えにきていたことを知らなかったため、「もう亡くなってるのに」と思われたんだと思いますが、あまりにもショックでした。
自分のせいで祖母の死に立ち合わせてあげられなかった後ろめたさから、ちゃんと祖母が亡くなった事を父に伝えなかったばっかりに、父はこんな酷い言葉で祖母の死を知ることになってしまいました。
しばらくは、あの先生が悪い!なんであんな言い方をしたんだ!と怒りを感じていました。しかし「なぜあの時わたしが伝えなかったんだろう。なぜ私を迎えに来てもらってしまったんだろう。」という後悔の気持ちが膨らみ、数年経った今でも苦しいです。
償う方法がわかりません。
お坊さんからの回答 1件
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怖くて逃げたのではなくて、 優しさから言えなかったのよね。
そぅ。。。そんなことがあったのですね。。。
その想いを、お父さんに伝えた?
みんなが、みんなを気遣い愛しているわ。
あなたが、祖母さまを想っていることを知っているからこそ、お父さんは迎えに行って あなたを祖母さまに会わせたかったのではないかしら。
どんな最期も、やはり悲しいものですね。
人から聞かされるのも、目の前で看取るのも。
どちらも、後悔も残るものです。
もう少し、何か、出来たのに、ってね。
あなたが、祖母さまを想い、お父さんを想い、
今 苦しいこと、ごめんなさいって思っていること、それはご家族が今でもとても大切な存在だから。
お父さんは、あなたの想いを知らないわ。
愛する娘のことなのに。
あの日、お父さんの気持ちを考えたからこそ、何も言えなかった。
今も、あなたの気持ちを伝えずにいることは、お父さんへの気遣いになるのか、、、
お父さんにあの日のこと、伝えてごらん。
私のせいで、会わせてあげられなかったこと、ずっと悔やんでいると。
伝えることが、お父さんの気持ちを和らげることになるんじゃないのかな。
祖母さまへのあなたなりの、あの日の優しさを、今からでも伝えよう。
怖くて逃げたのではなくて、
優しさから言えなかったのよね。
今なら、仏様も 祖母さまも、ちゃんと分かっていてくださるわ。
お父さんにだって、あなたの想いが伝わるわ。
あの日、みんなを大切に想ってくれて、ありがとうってね。
質問者からのお礼
お礼が遅くなってしまい申し訳ありません。
回答をいただき、父に想いを伝えようとしたのですが、会うとなかなかうまく話せないと思ったので手紙にして伝えることにしました。
送ってからしばらくして、何度か父に会う機会があったのですが、特に何も言われず、読んでくれたのかもわからなかったのですが、今日一緒に食事をしているときに「そういえば、前に話してくれたことは、何も気にすることはないからね。」と声をかけてくれました。
普段から多くは語らない父なので、わざわざ言葉にして伝えてくれたことが嬉しかったですし、きっとずっと考えていてくれたんだなと思いました。
きっかけをくださって本当にありがとうございました。



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