父の死について後悔ばかりです
父が亡くなりました。
父は、うつ病の症状だったと思われ、病院に行くように行っても頑なに行かず、救急車も乗車拒否し、私から見れば、数年をかけて緩やかな自殺をしているようでした。
父は自分の症状に気づいていながら放置し、母や娘が何を言っても無駄なようでした。
はじめ、1ヶ月父のことを介護し、そのあと症状が悪化し、脳が正常に働かず、私のことが分からなくなったりアルツハイマーのような症状がでました。
その後、奇跡的に復活し、父曰く、私が夢の中に出てきたようで、それで復活したと言うのです。
その時は本当に嬉しく、感謝し、これでまた父は元気になってくれるものだと信じていました。
しかし、お酒とたばこをやめず、症状がまた悪化してしまいました。
また介護生活が始まったのですが、私はショックで、父には健康に長生きしてほしかったこともあり、かなり酷い言葉をたくさん言ってしまいました。
最後、父の耳がものすごく遠くなった日があり、その時に私は、これは末期症状だと思いました。
そう思いながら、自力で起き上がれない父に、起こしてと言われ、起こしてあげることができず、最後、「もう無理」と言って父を放置してしまいました。
その後、母が家に帰宅し、父を起こしたあと、父は意識不明の状態になりました。
救急車を呼び、心肺停止状態が続き、1度脳死の状態になったあと、息を引き取りました。
父に対しては、後悔があまりにも沢山残っていますが、やはり最後にかけた言葉が酷い言葉なことを悔やみきれません。
父は世界で1番私の事を愛してくれていました。
私は父の性格をなんとなく理解していて、父はずっとずっと悲しみの中にいたのだと思います。
父が亡くなり、楽になったのならよかったなと思う反面、やはり最後が酷い言葉で終わったことを悔やんでも悔やみきれません。
父にもっと色々なことをしてあげればよかったと、酷く、酷く後悔しています。
家で転けた状態の父を放置したこともありました。
父にひたすら健康に生きて欲しかったのですが、そのために私がもっと動くべきだったと思います。
このままでは、悲しみと後悔にひっぱられて父に会いにしまいそうです。
でも母のことを考えるとやはりひっぱられないようにしたいです。
私はこの後悔とどう向き合って生きていくべきでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
愛情を思い出す。
しの 様 相談ありがとうございます。
まずは、お父様のお悔やみを申し上げますとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。合掌礼拝
さて、それで、あなたの後悔ですが
人は、身近な愛する人を喪うと、哀しみとともに、混乱・否認・怒り・抑うつ・諦め・等の感情体験をしながら、転換・再生へと変化していきます。
おそらく、あなたは、受け入れられない、混乱や否認の状態でお父様への後悔を強く感じているように思います。
特に、お父様への最後の言葉が酷かったとおっしゃっておられますが、その言葉は、お父様への愛情の印だったのではないでしょうか?
例えば「もう無理」には、(お父さんちゃんとしてよ、まだ頑張れるでしょ、私は、お父さんが好きだから、元気でいてほしいんだよ、だから一人で起き上がって欲しい)というお父様へのメッセージが込められていたのでしょう。
また、哀しみの中でそのことばかりに気を取られているようですが、お父様とのこれまでをずっと思いめぐらしてみて、沢山の愛情のやり取りが有ったのではと思います。そのことを思い出してみましょう。
後悔すること以上に、優しさ・愛情・勇気・寛容さ・思いやり等を受け取り、またあなたが伝えてきたのではないでしょうか!そのことに焦点をあてて思い出していきましょう。
お父様は、こちらを向いてあなたの幸せを祈っています。あなたの笑顔が見たいのだと思います。祈り側と祈られる側と分かれたように感じるかもしれませんが、あなたがお父様の事を祈り、受けた愛情を思い出し、笑顔を取り戻すことで、お父様に守られている一体感を感じられるようになるでしょう。
焦る必要はありません。あなたのペースで、ゆっくりとゆったりと優しさの思い出しをしてください。やがて安心感も得られるようになるでしょう。
泣きたいときは泣いていいです。感情を抑える必要はありません。それでも優しさに包まれているような感覚を持っていてください。
一礼
質問者からのお礼
暖かいお言葉ありがとうございます。
後悔ばかりで、申し訳ないという気持ちに苛まれていましたが、愛情のやりとりという言葉で、父と夜映画を見たこと、愚痴を聞いてもらったこと、夜更かしをしながらくだらない内容の話をだらだらとしたことを思い出しました。
後悔の気持ちは消えないかもしれませんが、そちらに目を向けるより、父との暖かい思い出をたくさん思い出すようにしようと思いました。
泣いてばかりだったのが、少し落ち着いた気がします。本当にありがとうございます。