悪い出来事が続きました
昨年の春に家族で東京から私の地元へ引っ越しました。
引っ越しをしてからすぐに身内が自死しました。
少し前から仕事のことで悩んでいるということは聞いていましたが、私たちの前では元気そうで近くに引っ越したことを喜んでくれているようだったので、家族全員が「まさか」と思うような出来事でした。
その後、生活に必須な自動車免許を取得したのですが、取得後立て続けに二度、交通事故を起こしてしまいました。
幸いどちらも相手の方に大きな怪我はありませんでしたが、悪いことが連続して起こったので、怖くなってしまいました。
身内の死の悲しみはとてつもなく大きいですが、ゆっくり受け入れていくしかないと思っています。
交通事故については自分の不注意を深く反省し、安全運転に徹しようと心に決めてます。
そう思ってなんとか前に進んでいかなければと思うのですが、そもそもここに引っ越してきたのが間違いだったのだろうか、今後自分の大切な人たちに何かあったらどうしよう・・そんな考えで頭がいっぱいになってしまいます。
何か、自分の意識だけでは抗えない大きな力が動いているのではないか、そう思ってしまうのです。
今後どのような心持ちで毎日を過ごせば良いのでしょうか。
アドバイスお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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「ハインリッヒの法則」
あおい様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
身内の方の突然の予期せぬ自死・・おつらいことでございました。誠にご冥福をお祈り申し上げます。
立て続けの交通事故・・
交通事故につきましては、免許を取られて間もなく、まだ運転に慣れていない、しかもまだまだ土地勘も無い中で、引っ越し、新生活の落ち着かない慌ただしさ、色々な焦り・・そして、動揺してしまう身内の方の自死・・と、少し余裕の無さが引き起こしてしまった面があるかと存じます。
不安の連鎖が、より不安な心の状態を生じさせてしまい、不注意やミスへと繋がってしまっている可能性もございます。
少し行動に深呼吸を入れるようなワンクッションを置かれて、落ち着き、平常心を保てるようになさられると良いのではないかと存じます。
大きな事故の前には、必ずちょっとした不注意やミス、ヒヤリ・ハットすることが幾つかあるということで、「ハインリッヒの法則」というものがございます。「1件の大きな事故の裏には、29件の軽微な事故、そして300件のヒヤリ・ハットがある」とされています。
ですので、少し不注意やミスが目立ち始めたら、これは、危ないとして、ワンクッション置いたり、リフレッシュを図ったりすることが大切となります。
少し上記のことを気になされつつに過ごされてみて下さい。
ご家族皆々様のご健勝とお幸せを祈念申し上げます。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
川口英俊様
ご回答ありがとうございます。
>少し余裕の無さが引き起こしてしまった面があるかと存じます。
ご指摘をいただき、はっと気づかされました。
この一年、たくさんのものを自分の内面に詰め込みすぎていました。
普段は体が丈夫な私ですが、この一年間、一ヶ月に一度、体調を崩しておりました。
いま思えば心身の変調が、まず身体に現れていたのだと思います。
それでも日々の忙しさで手一杯になり、一番見てあげるべきだった自分の心身をないがしろにしていました。
今回のご指摘でそれを痛感し、いまは生活自体を見直しております。
ハインリッヒの法則も参考にさせていただきます。
日常的な小さな不注意を見逃さないようにしながら、安全運転をこころがけハンドルを握る所存です。
ありがとうございました。