納骨はしなくても良い?
私は 今まで、人は亡くなったら骨になり お墓に入るのが普通だと思っていました。
でも、 私の知り合いは 息子を亡くし(20代)
それを未だに受け入れられないのか、毎日 遺骨に ご飯をあげ、タバコを吸わせ、ビールを飲ませ… 家族で食事などに出掛けるときは位牌を持って行きます。
亡くなったのは10年前です。もちろん、毎日手をあわせ、息子を思い ご飯を供える…それは 当たり前のことで 悪いこととは思いません。
ただ、 遺骨を ずっと手元に置いたままで良いのだろうか?と思ってしまいます。
お墓に入れなくてはいけないという決まりなどないので、いつまででも 一緒に置いておけば良いのでしょうか?
どうすることが 良いのでしょうか?
教えていただけませんでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
構いません
人によってはすぐに納骨される方、1周忌を目途に納骨される方、10年以上仏壇に置かれている方、様々な方がいらっしゃいます。
人によって気持ちの整理の仕方も違えば必要な時間、それに対しての考え方なども様々です。
持ち続けるのは駄目だとか、運がどうとか、汚れがどうとか主張する新興宗教ももしかするとあるかもしれませんが、ご家族の気持ちに一つの区切りがついてからで構いません。
それこそ、まだまだ置いておきたいと思っておられるならば一向に構いません。
何よりも尊重されるべきはご家族の心です。
ゆっくりと時間をかけて、ご家族のペースで受け入れていただければと思います。
お骨の後押し。
今晩は。
ご質問読ませて頂きました。
私のお寺のお檀家様は基本的には49日のお参りの際、納骨される方が大半ですが中には奥様を若くして亡くされた方で13回忌も済みましたが今も尚、「お墓に納めてしまうと、何か妻が本当に手の届かない、自分の思いも及ばない遠い処に行ってしまう気がするから。」との理由でお家で御先祖様のお仏壇とは別に祭壇を設けてお骨を日々御供養されていらっしゃる方もおられます。
毎年、ご命日には、その方のお家にお経をあげに行かせて頂いているのですが、行く度に「まだ、納骨せんと傍に居てもらってもええかなぁ。」とお聞きになられます。私もいつも「気持ちが満足されるまで一緒に居て下さい。」とお答えさせて頂いております。
このお方の場合は愛する奥様を若くして亡くされたということ、もっと沢山同じ時間を二人で過ごしたかったというお気持ちが強いからこそ今も納骨出来ずににいらっしゃいます。
お骨とはその人がこの世に生きておった確固たる証です。
その証が傍に居ることでtatasan様のお知り合いの方も息子さんが近く居る様に思える。あたかも一緒に生活しているかの様に思える。
その様にお骨が傍に居る事で生まれる「思える」気持ちが、未だ気持ち立ち直れずにいらっしゃるお方を前へと進める原動力となっているのでしょう…手放しで前に進めた時がお別れです。 隆介 合掌
質問者からのお礼
回答 ありがとうございました。
納骨はしなくても良いのだとお聞きして、安心しました。
亡くなったのは 私にとっても とても大切な人だったので、きちんとしてあげないと…と 心配しておりました。
これで、これからも 家族みんなで 亡くなった方とともに 過ごしていけそうです。
本当にありがとうございました。