納骨していない塔婆の置き場所
家長の一存で納骨していない骨壺が1つあります。その骨壺は2年間、仏壇に置いてあります。
納骨していないのに塔婆はお墓の裏に置いてもいいのでしょうか?
浄土宗です。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
大丈夫ですが
卒塔婆や位牌は、亡くなった個人に想いを馳せるための媒体だと考えてはどうでしょうか。
お骨が無い場所や、「先祖代々」のお墓しかない場合でも、卒塔婆を立てて、名指しで個人を拝むことができます。
なので、お墓にお骨が入ってなくても卒塔婆を立てて良いです。
多くの場合、火葬後に、骨壷は二つ用意されます。
喉仏だけ入った小さな骨壷と、それ以外のお骨が入った骨壷です。
大きい方の骨壷の中身はお墓に納め、喉仏は本山などの別のお寺に納めることが多いです。
お墓に卒塔婆まで立てておいて、お墓に納骨していないのでしょうか?
自宅にあるのは喉仏だけ、という可能性はないでしょうか?
追記
そうだったんですか。
お骨は、遺品の一つにすぎません。爪や髪の毛と同じで、抜け殻です。
義姉さんを想い出して拝むとき、そこに遺骨がなくても良いのです。
尊敬できる人の卒塔婆を拝むと、拝んだ私達の心が清くなります。
日本では亡くなった人はいずれ仏様(尊敬できる人の究極)に成る(成仏)と考えたりします。
仏様の卒塔婆を拝み、尊敬できる人格を見習う気持ちを起こすと、心が清らかになります。
質問者からのお礼
早々の回答をありがとうございました。
丁寧に答えていただき、嬉しく思います。
納骨していない骨壺は義姉のもので、大きな骨壺です。喉ぼとけだけではないです。お寺の方も納骨をすすめてくれたのですが、義父が拒否しました。
義姉以外の亡くなった義曾祖父母と義祖父母の骨壺はお墓に納めているので塔婆もお墓の裏に立てています。
質問の説明が言葉不足で申し訳ありませんでした。
ありがとうございます。
お骨が遺品の一つにすぎないことを知り、もやもやした気持ちではなく穏やかに好きだった義姉を想い清々しい気持ちで拝むことができます。
本当にありがとうございました。