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愛する家族のために諦めることも大切なのか

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有り難し有り難し 16

まだ暑い日が続きますが少しずつ秋に向かって時間が経っていることを実感します。元妻にLINEでのメッセージを送っても返事はなく既読になるのも4~5日後くらいしか目を通してもらえず、子供達との連絡も以前にも増して少なくなりほとんどなくなってきました。私にとってはとても寂しいことではありますが、3人の生活から私の存在が消え始め、新たな人生を歩みだした証なのかなと思うようにしています。私自身も孤独な生活にも少しずつ慣れることができ、それと同時に私の心にも少し変化が現れてきました。私が家族のためにできることは、今は経済的支援しかないのだと思えるようになってきました。家族に対しての愛情は微塵も変わっていません。子供達との関係性を保ち、電話での連絡をとりたい気持ちは変わらず強いですが、その気持ちを抑えてあげることも、前科のある父親が家族を守ってあげられる方法のひとつなのではないかと思えるようになってきました。私が思うに、私は存在を消して家族を支えてあげることが、一番家族にとって暮らしやすい方法だと思います。人間何事も諦めず頑張ることが大切です。ですが、時には諦めることも大切なのではないかと思います。
私は元妻の思いや意向を知る術がありません。もしかしたら元妻はそれを望んでいるのかもしれません。元妻の思いは弁護士が一番ご存知だと思います。弁護士に委ねることが家族にとって一番いい方向導いてくれるのだと思います。私の気持ちは以前と変わりはありませんが、電話での連絡が家族を苦しめるのであれば、父親として最後に家族を守ってあげられる方法のひとつだと思い、どういう方向に向かうかは分かりませんが諦める心も作っておくことも大切かと思っています。あとは弁護士さんが私と元妻の意向をどうまとめるか次第ですが、どうなっても受け止められるよう心構えをしておきたいと思います。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人間後ろ向きでは歩きにくい、諦観の境地を

拝読させていただきました。

文男さんのお考えの通り、諦めることも一つの悟りであり、家族(奥様)に考える時間を与えることも大切な時期でもありますね。

諦める勇気はとにかく怖いものであります。しかし、戻ってこない過去を足掻いている時間こそが、文男さん自身を執着からの離脱を阻止してしまう要因になってしまいます。

新型コロナが現在、世の中を騒がしているように、誰かしらは元の状態に戻れたらいいのにと思っている人々も多いことでしょう。しかし、戻れないということは「新しい時代を築く」ことこそが、希望というものを作りだす要素でもあります。

奥様も文男さんを信じていたことが強かったことから「まさか」という気持ちの方が勝ってしまっているのではないでしょうか?

前科があろうが、家族が付いてくるときは付いてきます。すべての事は文章からは読み解くことはできませんが「世間体」や「裏切られた感」など、様々な感情が交差している状態ではないでしょうか。

今はとにかく冷静に、焦る気持ちをグッと抑え「時間薬」というものを信じることが無難な方向へと進むと思います。

お子さまがおられ、風邪や体調不良などのときには必ず今まで旦那が近くにいてくれればどうにかしてくれたのに...など色々な困難に直面するときがあるかも知れません。そんな時、少し時間が経過し、気軽に連絡を取り合える関係性を築いていれば、住む場所などことも含め、再出発の気持ち、家族の大切さ、子どものためにお父さんが必要なんだ。と、感じてもらえれば変わる機会があるかも知れません。
これはあくまでも勝手な解釈でもありますことから、深くは捉えないでください。

シングルマザーが増えた現代社会では、ネットも含め、シングルマザーでも生計は立てていける意見などに、奥様の意思が傾かないように願いたいものであります。

男女の関係の別れた大半は、喧嘩なども含め、価値観の違いを妥協や許し合えないといったことから、離別することがしばしばです。
相手とそこまでならない関係で、リセットしておけば、また家族の繋がりという縁は生涯切れるものではありません。お子さまがおられますことから。

今、文男さんが諦めることも大切ではないのかは、大切です。何を諦めるのかは複数あると思いますが「一旦、離別したことを受け入れる」という文男さんの心に諦める勇気を持つことと感じます。

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有り難し
おきもち

祈るこころに佛心が宿る。 変化多き時代を生きる私たちにできること、それは...
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質問者からのお礼

有難いお言葉を頂き嬉しく思います。結局依然としてLINEの既読や返答もなく、状況は変わりません。寂しく辛い気持ちが強くて毎日涙してばかりですが、今は諦めるしかないのだと思います。私は今、仕事をしている時が寂しさが紛れ一番幸せに感じます。会社にも副業の許可を得てがむしゃらに働いて時が経つのを待とうと思います。副業で得たお金を一生懸命貯金して、いつか家族においしいご飯をご馳走してあげたい、そんな夢を見て頑張ろうと思っています。私の中の時計は依然として全く進もうとしませんが、1日1日が過ぎていることは理解できます。時が経ち父親の存在を忘れられてしまう恐怖もありますが、いつの日か話し会えることを夢見て頑張っていきたいと思っています。

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