社会での人間の価値はそんなに軽いですか
こんにちは。
少し、お話を聞いてもらえればありがたいです。
会社に対する不信感が募ります。
私は世間でいうところの大企業に勤めてます。朝〜次の日の朝まで働く交代勤務の仕事を4年間していました。
希望する部署があり、「頑張れば異動が叶う」、それを信じて4年間身を捧げて来ました。しかし、昨年、自分の希望とは異なる仕事へ配置されましたが、次の異動へ希望を捨てずに目一杯やってきました。体力的にも精神的にも辛く、昨年末、本格的に体調を崩してしまい、アトピー性皮膚炎と不眠症を患ってしまいました。
・「あと半年頑張れば、希望の部署でなくても、負担の少ない部署へ異動できる」
・「自分が休むことで、同じく辛い思いを抱える仲間に負担をかけたくない」
・「元気で周囲を笑わせるキャラを守りたい」
の他、色々な思いで年末から約半年間、元気な自分を演じてましたが、眠れない、身体が痛い、苦しい気持ちで一杯で、限界に至り、6月に休職することを選び、8月末まで休職しました。
7月に人事異動があり、交代勤務ではありませんが更に負担と責任の大きい部署へ異動するよう内示を受けました。
私としては、
・異動期直前であったにしろ、私の状況等
を考慮して、負担の少ない部署へ異動させる配慮がなぜないのか
・共に辛い状況を戦った仲間も含め、なぜ希望が通らず、それに対してなんの説明もないのか
これらが自分の心の中で引っかかってます。
ひとりひとり同じ生きる人間で、感情があり、ロボットじゃありません。たとえ、何千、何万といる社員のひとりだとしても、ひとりの人間として誠意ある対応をするべきだと私は思います。組織として成り立てば、人は使い捨てなのか、その人の意思は尊重しないのか。会社を1人の人間と考えたときに、あまりにも人間として誠意に欠ける対応ではないのかと愛想が尽きました。
組織のあるべき姿という空虚なものに、生きる人間がないがしろにされていいわけがない、組織のための人ではなく、人のための組織だと信じてます。
子供じみたことを言ってるのは重々承知ですが、納得がいかず、仕事に復帰してからも、まったく身が入らず、憂鬱でただ苦しいです。
私は間違っているんでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
資本は資本のために制度を整えます。
こんにちは。とても本質的なご質問と存じます。(ただし、問うべきは「会社の中で」ですね。社会の中を問うているのではありませんね?)
現在は「労働時間は1日8時間」と決められていますが、以前は16時間でした(イギリスの話ですが)。ところが、「それだと、労働者が疲弊してしまって効率が悪い」から「労働時間を減らそう」と決められたのです。これは、労働者のためではなく「労働力を再生産するため」です。
また、様々な技術革新があって、機械が肩代わりしたら能率が上がって…労働者は同じ時間働き、より儲かるようになりました(資本が)。「機械が導入される」というのも労働者に自由を与えるためではなく、より利潤を出すためです。
これは資本制の姿そのものです。「子どもじみた事を言っている」のは、この「資本制そのものを知らない」という事ですね。
ですから、「大企業に入る事=よいこと」という前提自体を疑うのが良いでしょう。あるいは「大企業にはどんなメリットがあり、どんなデメリットがあるのか」を。そのメリットと、今感じておられる嫌な感じ、どちらが生きていく上で大切なのか、あるいはどんなバランスが良いのか。その問題に取り組むべき時期が来たのでしょうね。
なお、今回の回答の参考書は『武器としての資本論』です。
追記
お早うございます。「お礼」欄の書き込み、ありがとうございます。はい、「現在の社会はこうなっている」という理解はするにせよ、「人生全てがそれに乗っており、それが絶対の価値」にする必要はありません。「武器としての」という本のタイトルは、そのためについています。「買える物は○○カード、買えない物は」というコマーシャルがありますが、それは何であるか、考えてみるとよいでしょう。
質問者からのお礼
佐藤良文様、私の不満に付き合って頂きありがとうございます。
「資本制の姿」が現代では是とされる形であることは頭では理解しているつもりで、俯瞰的、中立的に見てそれが多数派、常識であることもわかります。
ただ、腹の底でそれは間違っているんじゃないかなと自分の正義と照らし合わせて思ってしまう。この腹の底に潜んでいた思いが自分の状況が悪くなったことによって、大きくなったのだと気づきました。
ご指摘の通り、今まで気付きながらも直視してこなかった気持ちと向き合う良い機会が来たと捉えます。
まだ復職し間もないので、もう少しこの組織に残って、自分の気持ちをもう一度じっくり確かめようと思います。
ありがとうございました。