自分の小ささに嫌気がさします
仕事の愚痴を減らしたいですが、どうすればよろしいでしょうか。
私は社会人4年目の営業マンです。前任者が急に退社したこともあり、不相応な担当を2年目から担当してきました。お客様に恵まれたこともあり、3年次に優秀の評価を頂きました。
上記にある通り、2年目から力不足の点を努力で何とかカバーして参りました。また私情(親の看病をしたかった中での遠方転勤、親の死)により、仕事にだけ気を向けさせ邁進して参りました。
そんな中、新人がチームに入りました。新人は欠員がない中での配属なため、融通を聞いてもらえているそうです。私の仕事量は依然多いため、考慮を依頼しましたが、却下を受けました。年次は違うとはいえ、境遇の違いを理由に、私は現在の仕事を受け持ち続けるそうです。
このような境遇や上司の対応から、仕方がない点は多いですが、処遇の差に苛つきを感じております。もちろん、新人には怒りは感じることはなく、製品教育や地域がかぶるため支援も伺ってます。
愚痴をばら撒くと、自分の小ささに嫌気がさします。仕事の嫌なことを抑える方法や愚痴以外のストレス発散方法をご教示お願いいたします。
仕事に苛ついてしまう自分が嫌い。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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【陰口】⇔【陽口】
"愚痴をばら撒くと、自分の小ささに嫌気がさします"
大変良いことに気が付きましたね。
人間の進化の過程でごく新しい脳である大脳新皮質は、言語などを高度な機能を司っており、あなたが悪口を言った時、憎たらしいアイツの事を言っていると理解できます。一方、脳幹などの古い脳は言葉の<主語>を判別することがでず、アイツの話なのかオレの話なのか理解できません。だから、知らず識らずのうちにダメージは自分に蓄積していきます。しかも陰口というものは、基本相手の耳に入らないようにこっそりすることなので、憎きアイツはノーダメージなのに、自分だけがダメージを負うことになります。
逆に、悪口ではなく、相手に感謝したり褒めたりすれば、やっぱり主語のわからない脳は、まるで自分が褒められている気になるわけです。自己肯定感、やる気、元気、勇気が湧いてきます。
"愚痴以外のストレス発散方法"
ということで、とりあえず最初は嘘でもハッタリでもいいので、いつもお世話になっている人たちの事だけではなく、憎たらしい奴らほど褒めて褒めて褒めちぎり、常に感謝の言葉を乱発してやりましょう。この【陽口】(ひなたぐち)はストレスマネジメント以上の思わぬ効果効能がありますので。
愚痴を言う弱さを認めるのはどうでしょうか
とまとさん、看病したかった親御さんがお亡くなりになりお悔やみ申し上げます。遠方転勤で親御さんの看病をしたかったのに出来なかったことは、さぞ心残りのことと思います。
ご自分は大事な家族を差し置いて、お仕事優先で頑張って来られたにも拘わらず、新人のようには融通されず処遇の差に苛たれるのは致し方ないことと思います。しかし、現在の仕事を受け持ったことで認められて、3年次に優秀の評価を頂かれて、家族を犠牲にしてまで頑張られたことが報われたことは本当に良かったです。そのこともあって、ご自分も上司の対応は仕方がない点は多いと感じられながらも愚痴になってしまうのですね。
愚痴を言うことでストレスが発散されるのであれば、それも悪くないように思います。何でも受け入れてしまえば、ご自分の許容範囲を超えてしまい、心が折れてしまうことも考えられます。出来ないことは上司に不満をあらわしたり、NOとはっきり言われることも大切と思います。それに、愚痴を言う弱さを認めることは、他の人が愚痴を言った時に共感出来ます。それは引いてはご自分の枠を広げることに、繋がっていくのではないでしょうか。
遠方通勤でご家族の看病すら、ままならなかった状況を鑑みますと、生活にゆとりがない中で、ストレスを昇華するのは中々難しいように思います。でも、通勤中にストレスを川柳にして笑い飛ばすとか、座ることが可能ならばイラストや文を書いてみるのも、いいのではないでしょうか。もっとゆとりがあればプランターで花や野菜など育てみるとか、庭の小鳥や虫を観察するのはどうでしょうか。
また、若い時は余力がありますから、少々無理をしても病気にならないかもしれませんが、忙しいと身体はお疲れと思います。ゆっくりぬるめのお湯に浸かった後にセルフマッサージされるとリフレッシュ出来ます。特に耳と足の裏には全身のツボがありますから、素人でも楽にマッサージ出来ます。