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うつ病治療中ですが、働く事が怖い

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有り難し有り難し 15

過去に就職先で上司から女性蔑視のパワハラを受け、うつ病になりました。
その後、ろくに治療せずアルバイトをしていましたが、うつが悪化し退職。
現在治療中で、5年経過しましたが、軽度の症状から回復せず焦りがあります。 

パワハラのせいで働く事がとても怖いのに、世間体として無理をしてでも働かなければならない、人の為にならなければならないという強迫観念があります。
実家住まいなのでなんとかなっていますが、うつでしんどくても無理やり家事をさせられたり、心の自由が全くありません。親は女が家事をするのが当然だと思っているので、よけいつらいです。

また、自己肯定感が低いのでお金を使う事にとても抵抗がある為に(価値のない自分がお金を使う事は罪だと感じます)逃げたいと思っても一人暮らしは考えられません。

大学まで行かせてくれた両親には、私なんかに大金を使わせてしまって申し訳ないと考えてしまいます。

働くことを怖がるのは悪なのか、どのように考えれば前向きになれるのか。
お金を使う事への罪悪感を薄める方法はあるのか。
この2点を教えて頂きたいと考えています。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご相談ありがとうございました。
私は僧侶と臨床心理士でございます。
これまで精神科病院や、働く人のカウンセリングをしてきました。

そのなかで思ってきたのが、
「この世界に生きていくことは、うつになる方が当たり前かもしれない」

確かに極論ではありますが、
社会の常識、
仕事の常識、
人間関係によるストレス、
書き始めるときりがないくらい、理不尽なことは山ほどあります。

こうしたことをまともに受け取っていては、
誰でも鬱になる、と思っています。

自己肯定感の低さや罪悪感は、
鬱の症状の一環としてでてきているのかもしれません。

お釈迦様はじめ、仏教の歴史上の偉大な僧侶の方々は、
鬱だったんじゃないかな?
というエピソードが満載です。

そこからどう一歩を踏み出すのか、
恐怖や不安をどう乗り越えるのか、
どう付き合っていくのか、
仏教がヒントになるかもしれません。

ここでは書き尽くせませんが、
ぜひ仏教を学んでみてください(^^)
以下、参考までにm(__)m


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有り難し
おきもち

武田正文【臨床心理士、ユーチューバー】
臨床心理士、公認心理師、スクールカウンセラー お坊さんユーチューバー ...
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無限に与えられていますので

拝読させて頂きました。
あなたの思いを読ませて頂きました。読ませて頂いてあなたが心穏やかに安心してお過ごしして頂きたいなと感じました。
働くことを怖いと思うことは普通のことかと思いますよ、私も大なり小なりそう感じます。自分の知らないところや知らない人と一緒に仕事をしたり、プレッシャーのかかる責任のある仕事をしなければならないと思いと今でもとても嫌な気持ちになります。私もそのようなトラウマがあります。
ですから誰しも大なり小なりそのような思いを抱えていますから決して恥ずかしいことでも悪いことでもありません。
できれば穏やかに落ち着いてお仕事に向かいたいですから自分の気持ちのできる範囲で少しずつできることを伸ばしていければいいと思います。
お金については、確かにお金は生きる為には必要です。とはいえお金は私たちがこの地域や社会や国や世界で生きていくのに利用する道具でしかありません。私達は毎日あらゆるものを頂きながら生きています。それはお金を通して交換して得ているものもあればそれ以外に与えられて頂いているものもあるのです。
全体的にはお金で与えられるものの方が限りがあります。お金で変えられないものや与えられているものは無限にあるのです。ですからお金は有限な限りあるもんですのでそれを私たちが利用することは当然です。何の問題もありませんし、堂々と利用すればいいのです。

私達は無限に与えられている日の光を浴びて成長し、日の光を浴びて育っていった生命を頂いて生きていますからね。私達は無限に与えられながら共に存在しているのです。

どうかおおらかにとらえて下さい。

あなたがあまたのものに恵まれ育まれて、そのご縁の中で皆さんと一緒に健やかに生き抜いていかれますようにと心からあまたのものにお祈りさせて頂きます。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ありがとうございました。
お金についてとてもしっくり来るご回答で心が落ち着きました。感謝しております。

「鬱の症状・うつ病に向き合う」問答一覧

相反する気持ちへの対処法

本年もよろしくお願いいたします。 過去の質問の通り、私は6、7年ほど前からうつ病を患い、寝たきりに近い状態になりつつも何とか社会復帰を願っています。 今自分にできることをやって、今の自分を良くすることを考えるようにしたい。それは間違いなく本心のはずです。 でもどこかで、自分の心はそれを必ずしも良しとしていないように思うのです。 例えば、夜寝ようとしても全然眠れないとき。これでは次の日に用事があれば間違いなく影響してしまうのですが、何かイライラしている。そして、最近あったこととか、うつ病であることすら隠れ蓑にしてイライラに身を任せたり、怠惰をむさぼったりしてしまう。ドカ食い、ゲームやスマホの長時間使用などが止まりません。それでよくなるはずがない。 心のどこかで、変わることを恐れている自分がいるようなのです。 「社会復帰したくない、ずっとこのまま自由に穏やかでいたい、人生の波風を立たせたくない」・・・。 それこそ社会復帰じゃなくても、痩せなきゃいけないのにドカ食いしていたり、お金を節約しなければいけないのに豪遊しようとしたり、正しい道が分かっているのにいろんな理由を付けてそこから外れる行動をとってしまうことが多いです。 あるいは忘れようとした悪い記憶を思い出して、怒りが止まらなかったり、復讐まで行かずとも一泡吹かせることはできなかったのかなどと思ったりもします。 そういう部分も人間にはあるとは思います。うつ病の人が、心のどこかで「治してよくなろう」と思っていないから治療が進まず、後戻りすることすらある。そんな話も聞きます。 でも、「人間大なり小なりそういうものだから」「こういうことはよくある」でもう片づけたくはないのです。 自分としては、相反する気持ちも受け入れて、何とか悪い行動はとらないようにしたい。「正しい」「悪い」の判断が良いかわからないけど、「正しい」道から外れて「悪い」行動をすれば絶対後悔するのはわかっているのです。 相反する想いに折り合いをつけて、自分を壊してしまいかねない思考・言動を避ける。難しいのかもしれないですが、そういう事が少しでも出来るよう、アドバイス等あればご教授いただけますとありがたいです。

有り難し有り難し 3
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期待されるのがしんどい

期待されることがしんどくて仕方ないです。この気持ちはどう考えれば晴れるのでしょうか? 指針になるようなお考えをお聞かせください。 以下、長くて申し訳ないのですが現状です。 ここ最近、鬱病にかかり数ヶ月休職したあと、元の職場に復職しました。 復職後はなんとか体調管理をしながら仕事をこなしていたのですが、この度、異動することが決まり、その件で感じたことです。 異動連絡のあった当初は「閑職に飛ばされるんだろうな」と思い、鬱の療養のことを考えても今より楽な仕事につかせてもらえるのは正直ありがたいなと思ってました。 ですが蓋を開けてみると「花形部署」勤務。今までと全く違う業務内容に花形部署ならではの質と量を求められることになりました。 こんなことをされても鬱病だから無理だと訴えても「優秀だから辞めてほしくない」「だから一番やりがいがあって、かつ、調整が効く部署に配属に決めた」「できる範囲の仕事をやってくれたらいい」と言われるのみ。 周りに相談しても二言目には「優秀だから期待されているんだね」「優秀なんだし、そんなに頑張らずにやればいいんじゃない?」との反応。 だんだん周りに「辛い」と相談しても自分の優秀さや会社に評価をされてるという自慢をしているような雰囲気になって、誰にも相談ができなくなりました。 私は一度もその部署に行きたいとも、出世したいとも言ったことはありません。 今の部署も出世するルートのある部署ではなく、マイペースにやれる部署でした。 それに私は優秀なのではなく、真面目で言われたことを言われたままにコツコツやるタイプなだけです。 ですが、その性格も鬱病で駄目になりました。なのに周りはまだ期待をかけてきます。それに応える必要なんてないはずなのに、応えてもらえなくて悲しむ相手を見て罪悪感がわいて、つい頑張ってこなそうとしてしまいます。 毎晩、どうしたらいいか分からなくなって、悲しさだけがポツポツと湧いてきているような状態です。とても悲しくて、やるせなくて、しんどくて辛いです。 どうかこんな私に、何かお言葉をいただけると幸いです。 よろしくお願いします。

有り難し有り難し 1
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母が鬱かもしれません

鬱かもしれない田舎に暮らす母への適切なフォローと、これからの私の心持ちで漠然と悩んでいます。 60を超えた母がいます。この間、痙攣を起こし、救急搬送されました。検査の結果体に異常なし、心因性ではないかと診断されました。 田舎で父と父方祖父母と暮らし、近いですが別の地区に母方祖父母が2人で暮らしています。高齢な親たちの面倒を、母がひとりで面倒見ているような状態です。 私の姉に子が生まれて里帰りをしたり、母方の祖父母が立て続けにガン手術をしたり、相続周りの話をしても聞く耳を持たない様子だったりと、去年から心が忙しない日々を送っており、時折激しく家族の愚痴(父の兄弟が義父母の面倒をみないことなど)をこぼすこともありました。福祉に明るい姉には、鬱傾向を相談していたようです。 母は以前から、パニック障害のようになり呼吸が苦しく飛び降りてしまいそうな気持ちになることがあったり、プライドが高く自分で全部やろうとするので頼るのが下手だったりします。 父は母が居ないとダメになってしまうのが目に見えてるような人で、責任感はありますが急に気性が荒くなるので話し合いがあまり得意じゃありません。(私たち子どもも昔からうんざりです) 母には精神科受診を勧めました。最近私自身も心が疲弊し精神科受診を体験したので、そのエピソードも交えて。ですが田舎のため、精神科が圧倒的に少なく、適切なカウンセリングが受けられるかもわからず、またどこに行っても誰かしら知り合いがいるため、精神科受診のことを変に噂しそうな田舎独特の空気もあります。母自信もそこをかなり気にしており、都会はいいわねとこぼします。 そばにいて、優しく話を聞いたり、病院選びに付き合ってあげれたらいいなと思いますが、私が都内で働いているため、なかなか難しく。 父に任せるしかありませんが、母を想うより先に自分の不安が苛立ちに変わってしまうような甘ったれな部分もあるため、日々の中で母がさらに落ち込まないか心配です。その辺りも姉と相談しながら、適切な医療にアクセスできるようフォローはしたいと思っていますが…。 元気だった母のこんな姿に、私も少なからずショックがあります。このような時の心持ちのために、何かお言葉をいただけたら、私自身気を強く持てるかもと思い、ご相談しました。 乱文申し訳ございません、よろしくお願いします。

有り難し有り難し 19
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産まれてきたことを謝罪したい

鬱が非常に酷く、特に罪業妄想の症状に悩まされています。 最近は「産まれてきたことをどうにかして償わないと」という妄想が 毎日頭の中を反芻し、それ以外のことが考えられなくなることが多々あります。 仕事をしている間は、まだ気が紛れるのですが、土日は布団の中で時間がすぎるのを願い、 ただ時間が流れるのを待つだけの日々が続いています。 皆は時間が資産だというのが羨ましいです。私にとって寿命は途轍もない負債です。 ただ、いま自殺してはいけないのはわかります。職場や家族、親族に迷惑をかけてしまいますし、 それによってダメージを受ける方や、後処理に手を焼く方々が居るのは十分承知しています。 具体的な質問ですが、仏教では産まれてきたことは罪なのでしょうか? その罪を償うとしたら何をしたらいいのでしょうか? 寿命をまっとうすることが罪への償いなのであれば、苦痛に耐えられる自信がありません。 また、幸福の追求は義務であり、不幸に甘んじることは怠惰なのでしょうか? 今は非常に不幸ですが、それを打破するために動く体力が無く、 それを無理矢理にでも生み出そうとすると、それも不幸に直結します。 最近は産まれてきてごめんなさいという、両親に対する罪悪感で気が狂いそうです。

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鬱状態が5年程続いている

高校を卒業してから今まで5年間、ずっと現在進行形で鬱状態です。 去年の10月から今年の5月まで少しでも体調を良くしたく精神科に通っていましたが、言いたいことをあまり言えず、先生も自分にはあまり合わないと思った為現在は通っていません。 高校を卒業してから専門学校や社員としての生活を無理してやっていました。 友達ともあまり会わなくなってしまい、生活するのがつまらなくなってました。 当たり前のことですが、高校卒業後は人生自体を自分で決めていかなければならないので、正直今でもこれからどうやって楽しんで生きればいいか分からないです。 生き方自体を見失ってます。 今からでも自分自身と生活を変えたいとは思っていますが、5年程の鬱の日々に対して未だに後悔が消えず、全く前向きに行動ができないです。 若い頃の年齢を無駄に過ごしてしまったと思っています。 高校を卒業してから、一年一年も早く過ぎていくと感じていて怖いです。 趣味も幾つかありますが、この鬱のせいで心から楽しむことが出来ません。 楽しい人生にしたいのですが、私はどういう気持ちでこれから生きていけばいいのでしょうか。 出来ればこの後悔を消し、少しでも前向きに生活し自分自身にも自信を持ちたいです。

有り難し有り難し 6
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ