hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

天部様と神道における神について

回答数回答 1
有り難し有り難し 7

1.天部様は仏教を守護する神様ですよね
日本の神道における神々と格の違いはあるのでしょうか?

2.氣の練り方でコツなどはありますか?
私は毎日気を練る練習はしているのですが、まだまだよくわかりません。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

天部と八重萬の神々について

もともと日本仏教においては、本地垂迹思想によって日本で信仰された神々を仏教における諸尊に当てはめていったのですが、これは天部というよりも天照大神→大日如来といった仏部、菩薩部への当てはめが多いです。曼荼羅における最外院とよばれる場所にいらっしゃる天部の神々は、元をたどればインドの神々でして、いわゆる十二天(伊舎那天、帝釈天、火天等々)などに代表されます。この曼荼羅の思想は正にインドにおける神々を仏教の中に内包していくものでもあり、日本の神々を本地垂迹によって仏教の世界で抱え込もうとした様と似ているとも言えます。ちなみに格という話ですれば、本地垂迹の考えでは一見すれば日本の神々は仏部、菩薩部に当てはまるので最外院のインドの神々より上に見えますが、、まあそもそも本地垂迹の説には「一切衆生悉有仏性(世の中のあらゆるものは仏の性質がそなわる)」という考え方が根底にありますので、格を気にすることというのは僧侶側では余りないですかね。

気の練り方ですが、これは難しいですよね。自分も座禅していても精神のコントロールの難しさと自分の未熟さをいつも実感します。これは終わりのない行ですので、、、

{{count}}
有り難し
おきもち

片田舎の真言宗智山派寺院の一僧侶です。宜しくおねがいします。
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

持斎様ありがとうございました!

これからも神道、仏道に精進致します。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ