主人と息子との向き合い方に悩む
はじめまして。長文です。
一人息子が今春、隣県の大学に入学。コロナで入学式中止、オンライン授業を受ける日々でした。LINEで連絡を取っていましたが、県外移動自粛の期間も重なり、直接会う機会はありませんでした。
8月上旬に大学の担任から私に電話。「教授間で評判の良い学生だったが、最近は課題提出が滞り、実験授業を一度無断欠席。二者面談にも来なかった」とのこと。
息子に確認すると、課題が重なり忙しかった。先生に改めて面談してもらい、謝罪する。と言うので、信頼し、その後解決したと思っていました。
8月中旬と9月中旬は実家に戻り、穏やかに過ごしましたが、ある分野を学ぶために今の大学を辞めたい。と息子から話がありました。私と主人は「そちらの分野は卒業後でも勉強できるので、今は○○の国家資格取得を優先した方がいい」と進言。息子も納得したと思っていました。
9月下旬に後期授業が始まり、息子は隣県のアパートへ戻りました。しかし後期の初日、先生から再び電話。息子が初日ガイダンスをまた無断欠席したとのこと。息子の振る舞いに驚き、悲しく、情けなく、腹立たしくもありました。その日、息子と連絡が取れなくなりました。
翌日警察の方達にアパートの部屋に入ってもらうと、「気持ちが落ち着いたら帰ります。迷惑かけてすみません。○○(息子の名前)」という書き置きが。LINEも深夜には既読になり「心配かけてすみません。安全な場所にいます」と返信が。
さらに翌朝、主人が出勤後、息子は無事実家に帰って来ました。
今回の一連の行動を諭すと共に、親に相談しても無駄だと思わせたことや、理解してあげられなかったことを私から息子に謝りました。息子も謝罪していました。
大学は前期の単位がほぼ取れておらず、休学手続きをして、今後のことをゆっくり考えることにしました。近くに住む私の母や姉も、支えてくれました。
しかし主人は「あいつはみんなをだまし、嘘をついた。友達も作らず、勉強をなまけ、逃げた。俺はあいつに進路を強制したつもりはない。あいつは今後変わらない。人生詰んだ」と私に言います。
私が「息子の人生は終わりじゃない。これからだ」と言うと主人は「君は前向きだね。甘い」と嫌味っぽく返します。夫婦仲は良いのですが、息子の話になると相容れません。
今後息子をどのくらいそっとしておくか、主人とどう向き合えば良いか、悩んでいます
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
先ずは落ち着いてから
拝読させて頂きました。
あなたも息子さんも皆さんも大変ご心労かと思います。お気持ちを心よりお察しします。
人生は詰将棋ではありません。息子さんの人生もあなたの人生もご主人の人生も詰んではいません。
ただだいぶ皆さんがおつかれになってしまって精神的にも追い込まれてしまっているのです。
今は先ずはあなたもご主人も息子さんもゆっくりとお互いのことを思いやりながら休んで下さいね。
今はコロナウイルス感染症の流行により余計に先行きの見えない状況ですし、おそらく世の中の情勢は変わります。
そして必ずこの流行は沈静化する時が参ります。
あわてないで先ずは自分達それぞれの足元を見つめ直してみて落ち着いてみましょう。
その中でゆっくりとこれから先を一歩ずつ進んでいけばいいのです。
たぶん息子さんも自分の未来をあせっているのです。本当にやりたいことややるべきことがまだ自分でも確実ではないのかと思います。
人生周り道も必要ですからね。
ちなみに私は20年以上周り道しました。
先ずは皆さんが落ち着いてこれからもずっと仲良くお互いを尊重しながら人生をお健やかにご成長なさっていかれますようにと心からお祈り申し上げます。
流れに任せて、いつも居心地のいい場所を作ってあげて下さい
息子さんは大学に入る前に気づけたらもっと良かったかも知れませんが、勉強したいことが見つかってよかったのではないでしょうか。コロナ禍でリモートの授業になり、同級生にも会えず、一人で過ごされる中で、自分と向き合い出された考えなのでしょうから、信じて思うようにさせて上がれたらいいと思います。
しばさんが親に相談しても無駄だと思わせたことや、理解してあげられなかったことを息子さんに謝られて事で、息子さんは安心して新しい進路に進めるのではないでしょうか。
ご主人が「あいつはみんなをだまし、嘘をついた。友達も作らず、勉強をなまけ、逃げた。俺はあいつに進路を強制したつもりはない。あいつは今後変わらない。人生詰んだ」と言われたことは、母親は包み、父親は切ると言う役割をしっかり果たされているのではないかと思います。コロナ禍で生活されるだけでも大変で大学に行かせられない家庭もあります。県外の大学に通うために下宿までされて前期の単位をほとんど取れないまま休学ですから、手放しでは喜べません。
でも、しばさんの「息子の人生は終わりじゃない。これからだ」と言われることは同感です。まだ若いのですから、一度の失敗で終わらないと思います。息子さんは教授間で評判の良い学生だった人ですし、学びたい分野が見つかったのですから、それに向かって進むだけです。信じて待つだけではないでしょうか。
ご主人は父親の役割を果たされていることを労い、息子さんとの関係が悪くならないように仲を取り持って上げて下さい。
母は時に、仏さまのように家族を見守り温かく包まなくてはいけない時があります。流れに任せて、いつも居心地のいい場所を作ってあげて下さい。
質問者からのお礼
いただいた言葉すべてに、癒されました。寄り添って下さり、感謝申し上げます。私も、後ろばかり見ている夫、未来を見失っている息子、彼らに寄り添いたいと思いました。願わくば、私も誰かに寄り添いたい、、と思いますが、踏ん張り時なのかもしれません。私達家族が前を向くには、まだまだ時間がかかりそうです。しかし温かい言葉を与えてくださったことで、時に後ろを向き、立ち止まりながらも、少しずつ前を向いて行ける気がしています。そう思えたことを、心から感謝しています。ありがとうございました。