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戦争に対しての恐怖

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2度目の質問をさせていただきます。
最近世界情勢が一気に悪くなってきて戦争が起きてしまわないかとても不安で体調もあまり良くないです。
どこかの国ではもう始まっていて、
昨日はロシアのヘリコプターが領海(?)に侵入してきましたよね。
それにアメリカのトランプ氏がコロナになってしまって症状も悪化してしまったり、
もし亡くなってしまったらと戦争が始まってしまうんではないかとすごく怖いです。

見る夢も戦争を予感させるような不安な夢ばかりで寝ることも辛いです。
なるべくニュースは見ないようにしているつもりなのですがやはり気になってしまって見てしまいます。

あと、最近引き寄せの法則という言葉を知り、
もしかしたらこれも引き寄せてしまっているんではないかとも考えています。

これから先、もし戦争で辛く、苦しい思いをしてしまうのなら死んでしまいたい、この世からいなくなりたいと思ってしいます。
生きていくのがすごく怖いです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

冷静な学びを

こんにちは、初めまして。

不安なお気持ちは分かります。
国際情勢は目まぐるしく変わり、様々な情報に接しているともしものことが起こってしまうのでは。そう心配する気持ちもわかります。

ただ、新聞もそうですが、ネット等にあるニュースは一人の書き手によって作られたものであり、それぞれの立場で書かれています。断片的で偏った情報もあって、受け身の情報収集そのものには一定の誤解が生じます。

こういうときだからこそ落ち着いて冷静になって、受け身ではなく自分で物事を考えていく必要があります。

例えば、ロシアの領空侵犯などは今回が初めてではなく、過去を調べれば少なからず例があります。軍事的な観点では、単機或いは少数の偵察は相手の警備体制を確かめるため、という目的もあるようです。いざとなった時、自衛隊はきちんと対応できるのか、というのを調べる目的ですね。或いは、プレッシャーを与え続けて相手に対して緊張を強いて疲弊させる、という目的もあると聞きました。

だからといって、油断していいということではありませんが、軍事的な視点を勉強していれば冷静に相手国の動きを理解できるでしょう。そう理解できていると、今回の事件=戦争という理屈の飛躍には成りにくいはずです。

また、あなたは「引き寄せの法則」ということを言われいますね。
私は今回はじめて知りましたので、少し調べました。

これは、自分の人生をポジティブに変革していく意味での法則であり、自分の思考の飛躍が即実現するというお話ではなさそうです。

まだ、あなたは10代のようですから、頭は柔らかいし、覚えること勉強する時間も豊富にあるでしょう。心配の気持ちもわかりますが、政治、経済、軍事、歴史等々様々な勉強をすることで、冷静に物事を受け止められるようになると思います。

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