人生に疲れました
初めて質問させていただきます。
私の人生は波乱万丈とは言わないまでも、いささか波が大きいように思います。
学生時代に神経疾患を発症し、大学受験前に学校に行けなくなったり、浪人や休学をしたりしました。その後どうにか寛解し、第一志望の職に就くことができました。
しかし今度はOJTでパワハラを受けて病気が再発し、仕事を休みがちになり休職に至りました。体調を整えて復職し、異動してからは環境にも恵まれました。
順調だったのもつかの間、今度は別の病気が見つかり、日常生活に支障は出ないまでも継続的な治療が必要となりました。薬が効いて症状が治まってきたと思ったら、先日、事故を起こして愛車を失いました。
何だか自分の人生に疲れてしまいました。
周りを見渡しても、同年代の人たちは、相応の苦労はあるのでしょうが、ひとりで病気も事故もしたような人はいません。
本当はふらっと死んでしまいたいですが、仕事に穴をあけるわけにはいかないし、ペットを置いてゆけません。
せめてもう少し、平穏に生きる道はないものでしょうか。
希死念慮
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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人生はまさかの坂
拝読させて頂きました。
そうですね、あなたがおっしゃるように人生をそして毎日をこころ穏やかに過ごしていきたいですよね。私もそう思います。あなたがそう思うお気持ちを心よりお察しします。
私の祖母はよくこんな話をしていました。「人生というのはまさかの坂をのぼることだ。」そう言っておりましたね。そうです人生というのは全く先の見えないものですし、まさかこんなことが起きるのか!まさかこんな目にあうのか!と思うことの連続だということなのかと思います。祖母は明治生まれの人でしたから関東大震災やアジア太平洋戦争で大変な目にあってきた世代ですし、高度経済成長期まで生き延びて多くの子供たちをお寺で育て上げて沢山の親戚や檀家さんや近所の方々ご縁ある方々と必死の思いで生き延びてきた人です。戦争中も必死で働いて田畑を耕し米や野菜を育てて沢山の人々に分け与えながら皆さんと一緒に必死で生き延びました。子供達を育て上げた後に脳の病で手術はなかなかうまくいかずにその半生はずっと布団の中で寝たきり生活でした。とはいえ口が達者だったのと明るい性格だったので沢山の人々と一緒にこころ豊に生き抜いたと思います。おそらくその世代の方々やご先祖様方は大変な苦労の坂を毎日上りながら生き抜いて往ったことかと思います。
単純な比較はできませんが今私達が生きているこの世界もとても大変な世の中ですし、世界ではあります。
とはいえ私達が共にお互いを思いやりながらそれぞれに自分も人も尊重し合い尊敬し合い助け合いながら生きていけば必ずその人生の坂を乗り越えることはできると思います。
今あなたの心は心底疲れ果てているのではいかとも思います。ですから先ずはあなた自身がご自分を労わりたまった疲れを癒して頂いて回復なさって頂きたいと思います。
生きている中ではやはり辛いことも苦しいことも迷いも沢山生じます。そんな中でも先ずは一休みしながら身近なところで腰かけて一息入れていきましょう。
「人の一生は重き荷を負うて遠き道を行くが如し急ぐべからず」ですし、「人間万事塞翁が馬」【にんげん(じんかん)ばんじさいおうがうま】ですね。また「人生なるようになるさ」【ケセラセラ】です。
あなたの未来はこれからもっと開けていきますし、様々な素晴らしいご縁にも恵まれます。現にあなたはもう知らず知らずに沢山の恵みを受けていますからね。
ご質問ありがとうございます。
そうですか、それはまた苦難の連続の人生をこれまで歩んできたのですね。しかし奇跡的に職場環境も良くなり、病も少しは抑えられ、事故でも命を失うまでには至らなかったので、辛い中でも一筋の光があってよかったです。きっとあなたが今まで頑張ってきたからだと思います。
今はゆっくり休んで治療に専念してくださいね。
周りの人と比べる必要はありませんよ。比べないというのはお釈迦様の教えでもあります。
あなたの人生はあなただけにしか歩めないのですから。あなたの見るこの世界はあなたが主人公なのですから。
これからリハビリとかあるのかな?
周りと比べずに、マイペースに少しずつ少しずつ仕事に復帰してくださいね。
あなたのお仕事が回り回ってどこかの誰かの生活を幸せを支えていますからね。
「死にたい」という思いは一時的なものですからそんな時は何か楽しめることをして気分を変えてくださいね。
あなたのこれからの人生を応援しています。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
優しいお言葉に涙が出つつ、生きる希望もわいてきました。
焦らずに、自分の人生を生きていこうと思います。