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生きる気力を失いました

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有り難し有り難し 9

こんにちは。
宜しくお願い致します。

私は、現在タイトル通り「生きる気力」を失くしています。どうやったら、また頑張ろうと思えるかをご相談したいです。

先日、誕生日を迎え20代も最後になりました。ふと、自分はこのまま生きていても意味が無いのではと思いました。そう思うと、無性に虚しくなって死にたくなる様にもなりました。

周りは、家族を作り、友人達に囲まれ、キラキラとした人生を歩んでいる。愛する者、愛してくれる者が居て、その為に頑張って働き暮らしている。僕には、そう見えます。

対して、僕はどうなのか。
愛された事はなく、愛を感じられぬまま今に至り、誰が為に頑張ろうと思える相手も居ない。自分の幸せを目指し、ブラック企業から脱出し、身の回りにもお金を使える様にもなり、美味しい物も多少なりと頂ける様にもなりました。でも、虚しいんです。嬉しくないんです。

ヤバいと思ったのは、来月有休を取得し4連休を作ったのに、何もしたい気が起きない事でした。旅行やしたい事を作れば良いのに、何もやる気が起きなかったんです。

このまま孤独は嫌だと思い、結婚相談所に登録しました。でもあまり上手くいっていません。僕に価値が無いからだと思います。

何をやっても上手くいかない。楽しくない。そして、この苦しい現状を打破出来なくなって、多分心が折れてしまったのかなと思います。

今の僕は、誰からも必要とされず、自分自身すらも喜ばせてやれない、虚無な人間なんです。そう思うと、果てしなく死にたくなります。

この気持ちは断ち切れるのでしょうか?
そして、生きる気力、生きる意味はどうやったら戻るのでしょうか?
お助け頂けたらと思います。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お釈迦様と同じ課題を抱えて生きられている

4連休を何もしない。4日間布団の中から最小限しか出ない生活をダラダラ送る。良いな、夢のようだな、と個人的には無茶苦茶羨ましい限りなのですが……。

タカトラさんはそれではご満足されないのですよね。

誕生日を迎えて、20代最後の年となられた。周囲の人間を見渡すと、家族がいたり、友人たちに囲まれてキラキラした生活を送っている。愛する者がいて、愛される者がいて、そのために働いているようにタカトラさんには見えている。

一方で、タカトラさんご自身は、これまで愛を感じたことが無い。誰かのために頑張りたいと思える相手もいない。自分の幸せを目指して、転職もして、お金にも余裕が出て美味しいものも食べられるようになったけれども、満足できない。虚しさがある。

そうですね。正直、あまり勧誘とかはしたくないのですけれども…私はタカトラさんは仏教を学んだら良いと思っています。

お釈迦様っておられるでしょう。タカトラさんは、お釈迦様が道を求めて出家された、四門出遊の話は聞かれたことはありますか?

お釈迦様はシャカ族の国の王子として生まれました。そこで、何不自由ない生活を送っていたそうです。けれども、そこで生活していてもお釈迦様はその生活を楽しむことができない。そこに満足することができなかったそうです。

物思いに耽るお釈迦様を心配した、国王が外に出かけてきたらどうかと提案されたそうです。そこで、お釈迦様は3度、門から外に出かけようとするのですが、その都度、老人や病人、死者と出会い、遊びに行く気分にはなれずに、引き返したそうです。

そして、4度目に、北の門から外に出ようとした時に、出家した修行者の姿を目にして、その事をきっかけにお釈迦様も出家されたそうです。

タカトラさんの、今の生活に満足できない、楽しみを楽しむことができないで嘆いておられる姿は、どことなく釈尊の苦悩を想起させられます。

お釈迦様のように、家や仕事を捨てて出家しなさいとは申しません。けれども、タカトラさんが感じ取られて、今になわれている課題は、それはお釈迦様の頃から仏教が大切にしてきた課題ですよということをお知らせしたくて、書き込ませていただきました。

タカトラさん、胸の内をお聞かせいただきありがとうございました。

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