母が好きになれません
昨年結婚し、今まだお豆ほどの大きさの赤ちゃんがお腹にいます。私には勿体無いくらいに優しい人と結婚して幸せなはずなのに、ずーーっと悩んでることがあります。
一人で家にいて、家事などをしている時、どうしても幼い頃や思春期に母に言われた言葉を思い出して、イライラしたり腹が立ったりしてしまいます。小さいころ、強烈に覚えてるのは「あんた見てるとイライラする!」と言われたこと。また、私が思春期の頃に、前歯が出っ歯気味なのを気にしていたら「どうしてそんなに出ちゃったんだろうね」と言われたこと。学校で虐められて休んだとき、「○○ちゃん(別のクラスで不登校だった子)の真似してるんでしょ?」と言われたこと。そのくせ、旦那さんには「中学校の頃不登校になったけど、自分は優しく見守った」的なことを言っていたこと。大嫌いなピアノを私が意識がなくなるほどに練習させられたこと。
ただの愚痴の様になってしまいました...
彼女も人間ですし完璧ではないでしょうし、言った後に後悔したかもしれません。真面目な普通のお母さんです。毎日お弁当も作ってくれました。母子家庭のなかで、育ててくれました。それなのに母に感謝ができません。そんな自分も大嫌いです。この気持ちを捨てたいです。 この感情はお腹のは赤ちゃんにも悪いと思います。恨みを捨てたいです。
どうか、お言葉を頂戴できないでしょうか。
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観音様の様なお心で。
今晩は。
ご質問読ませて頂きました。
優しいご主人に恵まれ又、現在妊娠中と言うことで楽しみですね(^-^)まだ豆粒程の大きさと言えども、まだ見ぬ我が子が愛しくてたまらないことでしょう(^-^)一足以上早いですが、おめでとうございます!
お母様から過去に言われた言葉が思い出されてイライラするという事ですが、禅の世界では過去は過去、現在は現在、未来は未来とそれぞれが一直線上に存在するのではなく、別々のものと考えられています。ですので現在、貴女の心に過去のお母様に言われたイライラする言葉が思い出されていても、それは所詮過去の出来事、振り返れば返るだけ、そのイライラ、怒りへの拘りは増え続け現在に影響を及ぼすだけです。速やかにその拘りとやらを一刀両断すべきです。貴女の現在は現在の世界でしかないのですから過去の出来事を持ち込む必要などありません。どうしても持ち込んでしまう様であれば、お母様の口が悪い部分を反面教師として自分自身のこれから産まれて来るお子さま、ご主人、友人の方々に優しい、穏やかな言葉を投げ掛ける事が出来る人になる心掛けをされてはどうでしょうか?
観音経という経典の一節に「慈眼視衆生(じげんじしゅじょう)」「福聚海無量(ふくじゅかいむりょう)」と言って「観音様は無限の愛情をお持ちになられ、この世に生きている人々を見守って下さっています。」「その観音様の様に、自分の周りにいる人々に、愛情を注いで下さい。愛と慈しみの心を持っている人は、海のような大きな幸福に包まれることでしょう。」という言葉がございます。この言葉のように今後、貴女が観音様の如く愛情、慈しみの心、出産を機に、産んでくれて有り難う、今まで有り難うの感謝の心を発され、お母様と付き合われていく、又お互いがお互いに愛情、慈しむ心をお持ちになれればイライラ、怒りが沸くことも無く、付け入る隙も無く、心安らかに人生を歩めるのでは…。
産みの痛みを経験され、自分も一人の親になる事で自然と親への感謝の念も生まれてくるはずです。産まれて来られるお子様にいつも愛情たっぷりの慈しみの心、優しい眼、お顔で接してあげることの出来る一家の観音様にならんことを…。元気なお子様を出産されることをお祈り致しております。 隆介 合掌