祖母の死
長文になりますがご了承ください。
先月、母方の祖母を亡くしました。
死因は入院先の病院で食事をとっていた際に喉を詰まらせてそのまま心臓が止まってしまったそうです。
入院は今回が初めてではなく過去に何度か熱が出て高齢のため念のため入院という事はありました。
しかし今回は治療も終わっており退院日も決定していて退院日前日の入院先での食事中の出来事だったようです。
100歳を超えていて自分で食事をすることはできなかったので看護師の方に食べさせてもらっていたんだと思います。
自分で食事をしていて喉を詰まらせてしまったのであれば百歩譲ってしょうがなかったのかなって思えるのですが、看護師が食べさせて喉を詰まらせたということが本当に納得できません。
祖母の食事を担当してくれていた方が注意してくれていれば喉に詰まらせる事はなかったのではないかとつい思ってしまいます。
帰省した際に父と2人きりで話す時間があり、父も死因に納得いっていない様子だったのですが、母は病院を責められないと言っていたそうで本人がそう言っている以上、母の気持ちを尊重しようということになりました。
小さいときからとても可愛がってもらっており、一人暮らしのため県外に住んでしまったのと最近だとコロナの影響もありなかなか会いに行けていなかったのですが、必ず祖母の誕生日には親戚一同、施設に集まってお祝いするのが恒例になっていました。
来年の誕生日会をするのをすごく楽しみにしていたので本当に悲しいです。
母は普段から辛い事や悲しい事はあまり表に出さない性格で、私も似ている部分はあるのでそんな私でも悲しみに耐えられず葬儀も涙が止まらなかったのに亡くなった連絡をくれたときも、霊安室に一緒に行ってくれたときも、葬儀中も母の涙を見ることがなく気丈に振る舞っている姿を見て胸が苦しくなり今も思い出すと涙が出てきます。
ずっと泣いてばかりではいけないしいつかは受け入れなくてはいけない事はわかっているのですが、死因に納得いっていないことが余計に引きずってしまいます。
身近な人の死を経験するのは今回が初めてではないですが、立ち直れる気がしません。
夜になると祖母のことを思い出しては泣いての繰り返しです。
どうしたらいいのかもうわかりません。
ご教示いただけますと幸いです。宜しくお願い致します。
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落ち着いてから
拝読させて頂きました。
大切なお祖母様が突然の事故でお亡くなりになられてあなたもご家族の皆さんも大変驚かれたことでしょうし、深い悲しみの中におられることでしょう。そしてその事故について何故どうして?という思いはなかなかぬぐえないかと思います。あなたや皆様のお気持ちを心よりお察しします。
その思いは尽きないことでしょうが今は先ずは心を込めてお祖母様を思いご供養なさって下さいね。
私もお祖母様が仏様に救われます様心を込めてご供養させて頂きます。南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
お祖母様は必ず仏様がお導きなさって下さり、沢山のご縁ある方々やご先祖様がすぐにお迎えなさって下さいます。そして一切の迷いや苦しみから救われて皆さんと一緒に安心して心円満になられて安らかにご成仏なさいます。
そしてお祖母様は多くのご先祖様方と一緒にこれからもあなたやご家族の皆さんをいつもいつも優しく見守っていて下さることでしょう。お祖母様はいつでもこれからもあなたを支え優しく励まして育てて下さいますからね。
悲しい時さみしい時にもどうかお祖母様に手を合わせてあなたの思いをありのままお祖母様にお伝えなさって下さいね。
お祖母様はいつでもあなたの声に耳を傾けあなたのお心に寄り添っていて下さいます。あなたもご家族の皆さんもお祖母様のおかげでこれからも生きていくことができるのです。
一度落ち着いてからその事故についてはご家族の皆さんでしっかりとお向き合いなさってお話なさってみてはいかがでしょう。
先日私のお寺のお檀家さんもそのような事故で突然お亡くなりなりました。その際には医療機関から誠意ある態度で説明とお詫びがあり、その後も合間合間に医療機関で関わった全ての方々がご供養の為にお線香をあげにこられたそうです。いずれにせよお亡くなりになられた方へ真心こめてお勤めなさって頂き、ご遺族の方々へ誠心誠意ご説明や謝罪なさっておられたようです。やはりそのような姿勢は大変必要かと私は思います。
あくまで私の考えですが、先ず皆様の心が少し落ち着いたら一度しっかりとお話なさり医療機関にご連絡なさってもいいかと思います。
争いよりお亡くなりになられた方への誠実な態度やご供養が何より大切ですからね。
あなたもご家族の皆様がこれからもお祖母様やご先祖様方に守られて仲良くお健やかに毎日を生きていかれます様心よりお祈りさせて頂きます。
質問者からのお礼
Kousyo Kuuyo Azuma様
お忙しい中、お読みいただきましてありがとうございます。
優しいお言葉に少し私の気持ちも落ち着いた気がします。
母は争い方が嫌いなので不慮の事故だったとしても事を大きくしたくない気持ちの方が勝つのだと思います。
私も母の気持ちを尊重したいので病院側を責めるという事はしないですが、少し落ち着いたらきちんと祖母の死と向き合い、話す機会を作ろうと思います。
葬儀の際にお坊さんがこの世での人生が終わり今後の道のり、四十九日を迎えるまでの話、最後の修行とお話ししてくださり、まだ四十九日を迎えていないので、祖母は暗闇の中今も彷徨ってしまっていないかとても不安だったのですが
お祖母様は必ず仏様がお導きなさって下さり、沢山のご縁ある方々やご先祖様がすぐにお迎えなさって下さいます。
という言葉に、不安で祖母の事を考えると泣いてしまっていた私の気持ちも少し救われたきがします。
今後は前を向いて寂しくなったら祖母を思い出し心の中で話しかけるようにしてみます。
本当にありがとうございました。